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スキル火事場の馬鹿力はHPが残り3割になったときに攻撃力が5%アップするというものだった。


便利そうだけど、HP残り3割で戦うのとか嫌だな・・・。


ダブルアタックをタイミング合わせて使えるようになってきたので狩がさらにスムーズにいくようになり、写真家ラジェからせしめた毒消し草をベルトにさして、一安心。


何度か戦闘を行い通路を抜けると小さい部屋があった。

服なんかが掛けてあったり、誰かが生活しているかのような雰囲気の部屋だ。

真ん中にある机に明らかに怪しい日記帳が置いてある。


「えーと、どれどれ」


さっそく読んでみる。


私がこの洞窟に隠れ住んでからどのくらいの年月が流れたことだろう。

ユクタスに裏切られてこのような果ての地に住むようになるとは思いもしなかった。

カナリーを奪われ、地位も名誉も失い、反逆者としての汚名をきせられた日々は一言では言い表せられない。

しかし、今日私はついに妖精を利用することで世界の理を動かす力を思いついたのだ。

これが成功すれば私は昔の栄光をとりもどすことができるだろう。

その暁には裏切り者のユクタスに復讐を・・・。


いやーな日記だな・・・。

ネクラすぎる。


かさこそ机の中や戸棚の中を調べたけど何も入ってなかった。


「おいおい、なにやってんだ」


明らかに不信そうなまなざしをうけつつも、その辺をガッサガッサひっくりかえす。


「んー。勇者はやっぱり人の家を家捜しでしょー」


「ドラクエかよ・・・」


服のポケットを調べると50ゴールドが入ってた。やったね。

明らかに後ろからの視線が痛くなってきているけど気にしない、気にしない。


洋服ダンスの中にさらに小さい小箱があった。

お宝の予感。


明けると綺麗な指輪が入っていた。

中に文字が入っている。


カナリー/ハデス 


結婚指輪かな。大事にしまわれている。

よし、もらっていこう。


「おいおい、自分の指に装備しちまったぜ・・・」


「るしふぇさん。それはどうかと・・・・」


キラリーン。ダイヤモンドは永遠の輝きだね。



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