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やっとこさゲームの中です。

目の前が真っ暗になったと思ったら目の前に小さい光の玉がふよふよ漂ってきた。


「ファンタジアの世界へようこそ!」


光の玉はチカッと輝いたかと思うと小さい妖精になった。

あら、けっこう可愛いな。


「どうもー。はじめましてー」


挨拶は大事よね・・・。


「はじめまして!真っ暗な世界でびっくりよね。私は案内役の妖精ルーナです。よろしくね」


あら意外とちゃんと受け答えできるのね。


「よろしくー」


妖精さんはにこっと笑ってくるっとその場で回転した。

可愛いな。ホント。ペットにならないものか・・・。




「さて、まずここではあなたのキャラ作成を行います。お名前はなんにしますか~?」


名前かー。こういうオンラインゲームだと本名はちょっとまずいよね。


「じゃあ、るしふぇ、でお願いします」


「おっけー。ちょっとまってねー。るしふぇは、うん、使えます。」


よかった。前のゲームで使ってた名前が使えて。

他に思いつかないし。



「じゃあ次に種族を選んでね。人間、エルフ、ハーフエルフ、ダークエルフの4種類が現在選べる種族になってます。種族の特徴も言いましょうか?」


「いえ、エルフで!」


特徴なんてよくわからないけど一番かわいいっぽいのはきっとエルフに違いない!

てことでエルフにしてみた。


「最後にキャラの外見を作りますね。ランダムで5回まで作成できるのでいいなと思ったところでストップしてくださいね。ちなみに髪の色と目の色は指定できますが指定されますか?」


「んー、じゃあ髪はピンクで目は薄い青でお願いします」


やっぱピンクよね。可愛いし。


「じゃ~いっくよ~。とー!」


光が固まって弾けたと思うと人が目の前に立ってました。

ピンクの髪に薄い青い目・・・・だけど・・・すごいデブ・・・。


ないでしょ。これホントにエルフなわけ・・。


「無理!次!」


「そ、そうですよね。こんなにひどい外見なのはじめて見ました」


おいおい・・・。


「気を取り直して次、と~」


同じように光ったかと思うとまたしても酷いのが・・。

すらりとした体なのはいいけど、すんごいブサ顔だよ!これならリアルの顔持ってたほうがまし!


「ねえ、これひどいのばっかなんだけど・・。嫌がらせなわけ?あと3回しかないんでしょ?」


半ばキレつつ妖精を睨むと、ビクッとされてしまった。

くぅ、そんなに怖い顔してましたか・・。


「つ、次は最高に力を入れて作らせていただきますので、ごめんなさい><。」


「次失敗したら羽むしるわよ」


プルプル震えてるわ。失礼な。


「で、では、ん~~~~~~~~」


長いな・・・すでに5分は集中してるんだけど。脅しすぎたかな。


「とりゃああああああああ」


今までに無い激しい光がでて目がくらんでしまった。

か、確認できないじゃん・・・。


「成功しました~~~~!これなら絶対文句なしですよ!おっけーおっけー。てことでファンタジアの世界へいってらっしゃ~い!」


「お、おい!私はまだおっけーって言ってないわよ。姿も見てないわよ~~!」


叫び声もむなしく、急に地面がなくなったかと思うと体が落下をはじめたのでした。


お~ち~~~る~~~~~~~~!





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