S1 まずは準備です
S1 まずは準備です
創世暦元年 2月4日
GOD:Luna 惑星:Luna Lee
さてさて、この日誌を書くにあたってまずやらなければならないことがあります。
それはモンスターを仲間にすることです。
これは当然の話なんですけれども、一緒に過ごしてくれるモンスターを捕まえなければこの実況は成り立ちません。
なので、早速そのモンスターを捕まえに行きたいのですが出かける前にちょっと準備が必要です。
なぜかというと、モンスターを仲間にするにはあるアビリティスキルが必要になるからです。
それが『モンスタートレーニング』というスキルなのですが、これはLv1から習得が可能でワールドデータベースの市場で500ELKで購入することができます。
残念ながら初期資金として持たされた500ELKはこのモンスタートレーニングの購入で底をつきます。
もちろん、装備を買うことだってできません。
モンスターをペットにするには友好状態のモンスターを『キャッチ』というボイスコマンドで捕まえなくてはいけません。ただこの世界の中でもはじめから友好状態のモンスターは数が少ないので、基本的にはモンスターと実際に戦って倒すことで屈服させて、低確率で起き上がった友好状態のモンスターを捕らえることになります。
なのでここで装備を買えないことは痛手なんです。
まるで制限プレイのような状況ですよね。少し頭を使えばあらかじめ稼いでからスキルを買えば良いのですが、今となっては手遅れです。
裸一貫でモンスターに立ち向かわなければいけません。
こうなると戦う相手の選び方も重要になってくる訳ですが、残念ながらここでも選択の余地はなくて、お金がないわけですから当然配置できるモンスターの種類も初期配置可能なモンスターに限られます。
ここでの選択が今回主役となるモンスターを決定付けるわけなんですけれども、実は既に決まっています。
一緒に冒険することを夢にまで見たモンスター。
それは丸くって。ふさふさして。目がくりりと大きくて。桃色毛が素敵で。二の足で立って前足をぶらさげて辺りを見渡す仕草がとってもとっても可愛い生物、そうですラヴィです。
初期配置可能なラヴィとシャメロットの二種から何故ラヴィを選んだかというと、可愛くて好きなことはもちろん理由の一つなのですが、単純にお金が無いことと、さらに重要な問題として現在のわたしのステータスではシャメロットを討伐ができないことが理由に挙げられます。
そして最大の理由が、実はこのラヴィというモンスター。実はこの世界でも数少ないはじめから友好状態にある生物なんです。
なのでもう本当に選ばずして辿り着いた選択です。
まずはこのラヴィを仲間にすることを目指してプレイを進めていきたいと思います。
本当にドキドキしますね。上手く勧誘できるでしょうか。
それでは早速ダイブしてきます。
いざ、冒険の世界へしゅっぱーつ!