юDiary 0/3/3 『桃色の葛藤』 God:Pink
юDiary 0/3/3 『桃色の葛藤』 God:Pink
創世暦元年 3月3日
GOD:Pink 惑星:Candy x Candy
お日様さんさん 三三七拍子
リズムに合わせて 小鳥も歌うよ
ピーピーピー ピーピーピー ピーピーピーピーピーピーピー
踊り舞い上がるわたしの心は対空誘導弾ミサイルでも撃ち落せないのだ
幸せいっぱい 胸いっぱい
イルカ島で 今日は何して遊ぼう
そうだ木漏れ日の丘へ行こう
小さな小さな島の中でも ここは好きだ
でも嫌いでもある なぜなら私の天敵がいるからだ
噂をすれば やってきた
桃色怪獣 ラヴィ・山田三世 その人である
モコモコっとした桃色の毛並みに つぶらな瞳はガラス玉のよう
くわえて 兔みたいに長いその両耳は つかんでぎゅっとしたくなる
愛くるしさを前面にふりまくその姿勢は 敵ながらあっぱれ
きっと心の中では この愛くるしさで世界を虜にしてやるラヴィ とか
考えてるに違いない 腹黒い奴なのだ
ラストネームの山田三世は そんな策謀家にふさわしいと思って名付けた
世のおろかな人間達は 敵の愛くるしさにだまされて
ただラヴィちゃんとかラヴィたまとか 親しみを込めて呼びかける
バカだ 本当にバカだ
足元にすりよってくる桃色怪獣 ラヴィ・山田三世
お前の目的はわかっている わたしが騙されるとおもったら大間違いだ
膝元にその毛並みをすり寄せて 安心させておいて 次の瞬間には
よう 百円貸してくれ~ぃ なんて馴れ馴れしく呼びかけてくるに違いない
なんて奴だ 全く油断もスキも無い
木漏れ日の丘がふと静まる 耳奥に響くのは桃色の鳴き声
お前の事は認めない だけど……お前もさびしいのか?
そっと手で毛並みを撫でてやる あったかい
だけどわたしは もう行くから だから近付くな
立ち上がり桃色怪獣に背を向ける
耳奥に響くのはまた桃色の鳴き声
鳴くなよ 気が向いたら……また撫でにきてやる
じゃあね バイバイ 風邪とか引くな




