↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
World Creation Online  作者: Wiz Craft
PR
35/77

 юDiary 0/3/3 『桃色の葛藤』 God:Pink

юDiary 0/3/3 『桃色の葛藤』 God:Pink


 創世暦元年 3月3日

 GOD:Pink 惑星:Candy x Candy



 お日様さんさん 三三七拍子

 リズムに合わせて 小鳥も歌うよ

 ピーピーピー ピーピーピー ピーピーピーピーピーピーピー

 踊り舞い上がるわたしの心は対空誘導弾ミサイルでも撃ち落せないのだ

 幸せいっぱい 胸いっぱい

 イルカ島で 今日は何して遊ぼう

 そうだ木漏れ日の丘へ行こう


 小さな小さな島の中でも ここは好きだ

 でも嫌いでもある なぜなら私の天敵がいるからだ

 噂をすれば やってきた

 桃色怪獣 ラヴィ・山田三世 その人である

 モコモコっとした桃色の毛並みに つぶらな瞳はガラス玉のよう

 くわえて 兔みたいに長いその両耳は つかんでぎゅっとしたくなる

 愛くるしさを前面にふりまくその姿勢は 敵ながらあっぱれ

 きっと心の中では この愛くるしさで世界を虜にしてやるラヴィ とか

 考えてるに違いない 腹黒い奴なのだ

 ラストネームの山田三世は そんな策謀家にふさわしいと思って名付けた

 世のおろかな人間達は 敵の愛くるしさにだまされて

 ただラヴィちゃんとかラヴィたまとか 親しみを込めて呼びかける

 バカだ 本当にバカだ


 足元にすりよってくる桃色怪獣 ラヴィ・山田三世

 お前の目的はわかっている わたしが騙されるとおもったら大間違いだ

 膝元にその毛並みをすり寄せて 安心させておいて 次の瞬間には

 よう 百円貸してくれ~ぃ なんて馴れ馴れしく呼びかけてくるに違いない

 なんて奴だ 全く油断もスキも無い


 木漏れ日の丘がふと静まる 耳奥に響くのは桃色の鳴き声

 お前の事は認めない だけど……お前もさびしいのか?

 そっと手で毛並みを撫でてやる あったかい 


 だけどわたしは もう行くから だから近付くな

 立ち上がり桃色怪獣に背を向ける

 耳奥に響くのはまた桃色の鳴き声


 鳴くなよ 気が向いたら……また撫でにきてやる

 じゃあね バイバイ 風邪とか引くな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。