前世
更新度、【かたつむり】なので気長に待ってください。
図書室で私たちA、S、Y、Rは、
『異世界に転生するとしたら、どんな感じがいい?』
という質問でさまざまな妄想を繰り広げていた。
「あ〜。本当に異世界に行ってみたいなぁ」
「それなー」
「でも、無理だよねー」
「、、、行けるかも」
「「「は?」」」
そういうひとりが見せてきたのは、
【異世界に行けるよん!】
という題名の胡散臭い本だ。
「、、、これ開いてみない?」
「、、、やってみるか!」
「「「!、、、うん!」」」
そうして、私たちはこの本を開く、、、
ことにはならなかった。なぜなら、、、
誰も開けようとしなかったのだ。
「、、、Sが開きなよ」
「いやいや。持ってきたYが開くべきでしょう」
「いや、Aこそ!」
「へっ!?いやRの方が」
ガイガイヤイヤイやっていると、図書委員に
「静かにしなさい!!!」
と、注意されてしまった。
「全員で開くか、、、」
「「「うん、、、」」」
そして、全員に開くことになった。
「よし、いくぞ!」
「「「「せーの!!」」」」
その本を開いた瞬間、
視界が
真っ白になった。
ワンダホオオオオオオオオオオイ!!!!