修行
アルテはもとより体の中にあるマナを利用して発するそうだ。
だが、まとまらずに散らばっている。だからきれいに流しこまないといけないそうだ。
それはとても上手くいった。
あの大木を切るには、風適性から切るのが一番だ。
ちょっとした風は起こせるようになった。
が、今あの大木の前に来たのだが鋭い風がおこせない。
何かコツが見つからないと!!あと一日しかない、、、
「困っているのカ!イメージがダメだ、鋭い風を起こそうとしているナ?
そんなのは想像しにくいネ、だから例えばナイフや槍など身近な物から連想するといいネ!」
先生に言われた通りにしてみるといい感じの鋭い風がいった。
ちょっとずつ切れてきた!!
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あの弟子にしてくれってガキあれ以来来てないな
良かったぜ..
弟子なんて絶対面倒だ
まぁ、一週間たったし一応行くか
出来ないだろうがな、あれを切るには三週間はかかるとたかをきってたんだが.....
なんでだ、おかしい
あの大木が真っ二つに切れていた。
しかも驚いたことに縦真っ二つに切れていた。こいつ相当はバカだ...
「あ、フォエルさん。言ってた通り弟子にしてくれますよね」
ムカつく顔をしてるぜ、今すぐ無理だといってやりたいが、それはプライドが許さない。
仕方がないか
「いいだろう、だがセンスがないと感じたらやめさせるぞ」
「はい、喜んで!! 」
「やった〜〜これで強くなれる」
センスがなかったら縦真っ二つに大木は切れないがな。
「フォエルさん、まずなにからするんですか?
「 アルテの扱いはまぁまあ出来ているから、次はサブスキルだな」
「サブスキルはマナを扱うが、それまでに体力をつけておけ」
て、精神統一のあとは、トレーニングかよ〜〜
あれからずっと運動をさせられている
毎日15kmも走らせられている。もう少しましな方法はないのか、
一ヶ月経った頃についに習得する方向になった。
「一回、風のアルテを使ってみろ」
すごい、今までのより圧倒的に勢いが強くなった。
マナの流れがきれいになったそうだ。
「ていうか、フォエルさんなんかイメチェンしてません!?」
「弟子にはカッコイイ姿を見せなければならないからな」
よく見ると黒髪の高身長イケメンだ。
初めの姿からは想像つかないな。
相変わらず性格は意地悪だけど...
次の日から早速サブスキルの練習が始まった。
初めは詠唱がいるそうだが滑舌が難しいのとなかなか綺麗に発動できない。
だが、自分のスキルの効果はなんとなくわかった。
『空間把握』は言葉のまま壁をつけ抜けて何があるかなどがわかる。
具体的にはみえないがほんわりとは見える。
見える範囲はマナ量が影響するそうだが、結構な範囲見える。
だが、離れれば離れるほどいまいち分からなくなる。
けど、「「この能力には欠点がある」」
それは...... 女子のパンツの色が見れない。
なぜなら、この能力を使うと白黒になるからだ。
期待していたのに.....
次の『空間操作』は思っていたよりももいい能力だった。
空気を操れる。シンプルに聞こえるがとても強い。
まず、気体の割合を変えられる。酸素の濃度を薄くしたりなどとても戦いにおいて有効だ。
他にも風を下向きに吹かせて、重力のようにすることもできる。
これは風のアルテでできるのではないかと思ったが、あるては手からしか出せない。
スキルに関しては視認できるところならどこでも使えるからだ。
空間操作は他にも色々と可能性がある気がする。
最後の『光操術』は光を操れるがまだいまいち使い道がわからない。
「まだ、詠唱をしているのか戦闘においてはそれでは使い辛いぞ」
「はい、いずれ無詠唱にできればいいなとおもっています」
「あと、後で俺の部屋に来い」
「はい」
いつもに比べ、真面目な顔をしていた。