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英雄

目の前は森だ。護衛はこれ以上は付いて来れないそうだ。

一つ手紙を渡された。この先にある家の中にいる人にこれを渡さなければならないそうだ。

そして、修行をつけて

だが、「本当に、ここであってるのか」

目の前にあるのはオンボロのいかにも怪しい家だ。


「ここに来るってことはどういうことかわかってるよな」



後ろからヒゲと髪の伸びきったオッサンだった。それで目の前が見えてるかもわからない。

この殺気の圧は本物だ。

重圧が違う一歩でも動いたら殺されそうだ。


「ユウタ エキシタルと言います、国からの要請でここに来ました。この手紙を貴方に渡しに来ました」


「チッ、あいつからの要請かくそだりぃーな。で、お前本当に時間操作タイムユーザーのスキルなのか」


「はい、そのようです。で、ところで貴方誰ですか?」

それに、未だにここがどこかもわかんない。都市の中心部を抜け、かなり過ぎたし...


「俺のことも知らないのか、 エタル フォエル 能力は時間操作タイムユーザーだ」

え、伝説の英雄じゃん確か強すぎて悪魔デビルと呼ばれてたそうだ。

だが、それにしても酷い英雄談や銅像などもあるがもっとカッコ良く夢を抱かれる存在なのに...


「---おい、お前絶対今軽蔑の目で見ただろ!まあ、そんなことはどうでもいいが

お前に修行を付けるって話なら断る。さっさと家に帰れ」


「何故ですか?」


「お前はその能力の危険性をわかってない、森の外に宿泊場がある。そこに行け」


「無理です、ここで引くわけには行けません。」


「帰れ」

今日はどうやら無理なようだ。また、明日来よう


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


いつも通りに体がなまら無いようにトレーニングをしていたが家の近くで異常反応があった。


「このマナ量はまさかあいつか、」


着いたらまだ、小さな少年だった。

驚いたらまさか俺と同じ能力だった。だがそれならこのマナ量もあり得る。


で、弟子にしてくれっていうのを断ったはずなのだけれど......

あれから1週間がたったのだが、毎日来ている、困るやつだ。

「なら、弟子にしてやるが、条件があるこの大木を10日以内に切ったら良いだろう」

可能ではあるが知識がないやつには絶対に無理だ。


まず、どうしよう?

斧で切ろうかと、初めは考えていたがこの勢いでは絶対に無理だ。

この大木を切るには能力を扱うしかない。

それには技術がいる、そして知識も...

今、僕は二つとも無い。なら、まず王立図書館に行くしかないか、

あそこにはスキルやマナについての知識があるといいのだが


思っていたよりも有益な情報を得られた。能力を活用するにおいて、基本的に一番大切なのはマナ量だ

スキルを使うに至ってもだ。そして、スキル以外にもアルテというものががあることがわかった。

これはマナがあることにより使える。スキルを必殺技と言えばアルテは通常攻撃のようなものだ。

だが、マナの適正により使えるアルテの攻撃が決まる。

例えば、燃火適正があれば炎のアルテが使える。


だが、自分の適正がわからないと考えていたところもう一つ手紙を渡されていたことを思い出した。

『能力 時間操作タイムユーザー

サブスキル 空間把握、光操術、空間操作

アルテ適正 風、炎、光

マナ量 現在時点では測定不可 』

ただ単に鑑定結果だったが、とても有益だ。


アルテの使い方を調べてみたのだが、これについては修行するしかないようだ。

そこで、どうしようかと考えていた所いかにも怪しそうな道場を見つけた。

だが、もしかしたらアルテの使い方について学べるかもしれないと思ったからはいってみたら。


「ハ〜イ! キョウはナニヨウダ。 」


いかにも他の国から来た人のようだった。


「ここではアルテの使い方を教えていますか?」


「アア、ここのイチバンのトクイブンヤだよ」


本当にこの人は教えられるのかな?

テンションは当然のようにおかしいし、服と髪もとても奇抜だ。

まぁ、もう頑張るしかないか!!


「あの、1週間でアルテを取得できますか?」


「2シュウカンで、キホンがデキルくらいだね」


相当気合をいれてやらなくてはならないな


「では、サッソクはじめるヨ! まずスワッテ集中するヨ」


「え、なんか手から火出したりとかしないんですか?」


「そんなんだったらダレも苦労シナイネ!」


・・・あれから3日経ったんだが、 「これ絶対違うだろ!!」

ホントに合っているのか聞いたのだが、集中しろと言われる。

もう4日だと言うのに、でも96時間と思うとなんか長く感じてきた。落ち着いて頑張るか。

3日もこんなことをしていると集中力が落ちるのではなく、完璧に集中出来るようになってきた。


「オゥ、イイカンジになったネ〜〜、なら実戦の方に移るか」

ただ単にへんな部屋につれていかれた。


「ココは超高アルテ空間ダ。

サッキのように集中しているとイズレ、色んな光が見えてクル。それがアルテダ」


また、あの作業か...

だが、これは思っていたよりもとても上手く行った。

この部屋はとても青く輝いていた。

今まで見てきた景色と大違いだ。あまりにも世界が広く感じた。

外に出てみたら、なおさらだ。木は淡い緑で、池は透き通った青に光っていた。

ついに始められる!!

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