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第7話 夜の森って体験ありますか?

(もう少し近づいてみようか)


草木や木が上手く存在して集落からは見えないルートがあるのがわかる。そそくさと移動を開始し50メートルほど距離を縮め改めて集落を確認する。


するとどうだろうか、さっきの位置からは見えなかったが地面に大きな葉っぱを敷いて木の実っぽいのが大量に置いてあるのが見える。


「これで確殺確定♪」


慣れない事をしているので、これくらいで情報収集は終わりにしようと思い集落からは見えないように隠れながらそそくさと退散して、今日見つけた木の上に避難して思案する。


(パッ見た感じ集落には子ゴブリンも併せて30匹くらい居たはず。ってことはさっき追いかけられそうになった集団はゴブリンの勢力の殆どだという事になるが・・・そんな事するか?どこかに遠征に行っている奴らがいるんじゃないか?)


だけどなぁ、アイツらそこまで頭良くないっぽいしなぁ。。。


(明日また観察して、少数で動いている奴らが居たら殲滅。見つかったら逃げるでいいか。)


明日にする理由は、さっきより暗くなってきているからである。異世界初の夜である。


正直メチャメチャ怖い。暗くなったら一歩たりとも地面には下りないと誓う焔であった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



(眠れん!)


俺の今の体制は木の柱部分と太い枝のL字部分に背中を預け、両足を枝に伸ばしている状態である。少し身体を傾けたら真っ暗な地面に落ちるの状態なのだ。いくら下は土の地面といっても今いる場所の高さは6~7メートルはある。重症案件なのだ。


(ツタで身体を固定させるようにしとけばよかった。マジで真っ暗だし何も見えん。)


仕方がない・・・と何も見えないなかペタペタと木を触り位置を確認しながら俺は反対側に体の向きを変え木の枝を跨ぎ木の柱に抱き着くようにした。もちろんこのままではタマタマが痛くなるのは目に見えているので玉を上向きに持ち上げダメージを減らす。


ウトウトして落ちそうになったら恐怖で目が覚め、股とケツが痛くなったら再度身体の姿勢を変えL字に背中を支えて足を伸ばす。もう10回以上繰り返している。キツイ(涙目)。。


明日から戦闘の連続になるかもしれないのに落ち込むぜよ。

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