【エッセイ】1人旅か?2人旅か? どちらを選ぶべきか?
今回もエッセイです。
1人旅か?2人旅か?
どちらがいいのかの考察です。
次回は…2日後
3月7日 (火)の夜に投稿予定です。
◆1人旅のメリット
観光地なり、その場の雰囲気に深く浸れます。
山の雰囲気を感じたり、寺の歴史などに心を通わせることが出来ます。
つまりここでいう雰囲気は、個人独自の雰囲気ですね。
個々人で違うものです。
山を見て、A君は山から見える景色に注目し、B君は草花に注目するようなものです。
人によって視点が異なります。
観光地が「ここを見てくださいっ!」と、看板やネットや広告で自己アピールしているものを見るのではありません。
それに、行くまでにも、景色をみたり、すれ違う人を見て色々考えることが出来ます。
どこの観光地も地続きで存在しているわけで、周りには近所に住んでいる人の生活空間があり、アニメや小説の用に突然場面が飛ぶわけではないですから。
繋がっていると、やはり入ってくる情報に重みがあります。
その際に、周りの景色を見て、「あっ、あんな所に古い看板がっ」とか、「人の服装や雰囲気、街の雰囲気」を見て、気づきの点は多いです。
観光地と周りの土地の結びつきを見ると、観光地の深みがまします。
この観光地が、食料、電力、水道の面でどう成り立っているのか。
働いている人が、どこから来ているのか?
周りの人がこの観光地をどう思っているのか?
雰囲気に影響しますからね。
1人だと、上記のようなことなど、色々考えます。
人は常に何か考えますから、自動的に思います。
自分を掘り下げるという奴です。
2人以上で行くと、ついつい何か話したりして、周りの景色等は印象に残りませんし、雰囲気が濁ります。
似たような感覚は、なるべく心を純粋&空にして、美術館に行くようなものですね。
1人で行って、作品、個々の世界観を描いたものを見て、美的感覚を自問するのです。
日常生活なら、夕食後の、夜の散歩みたいなものです。
読書なら、ノリ重視のエンタメ作品ではなく、文学作品を読む感覚でしょうか。
なので、多くの人には向かないかもしれません。
今時、文学作品を読む人は少ないでしょうし。
twitterでは有名人のtweetを見たり、なろうではランキング作品を見たり、2chまとめで話題になっているものなどを見るなど。
皆が好きなものが見る人が多いでしょうから。
いや、しかししかし。
そういう人こそ、時々リラックスするためには、一人旅はいいのかもしれません。
いつも同じ空間に浸っている人の方が、出た時の開放感は大きいかもしれません。
◆2人旅のメリット
1人旅より、その場の空気に浸れません。
途中の道中でも同じです。
1人で知らない場所の行くのと、2人で行くのでは全然違います。
しかし、その場、観光地や企業が作り出そうとしている空気・演出に乗りやすいです。
「泣き映画」を見て泣くようなものです。
泣かせようとして作ったものを見て、泣く体験ですね。
例を出せば、ディズニーランドに行って、ディズニーの作り出そうとしている、夢の国感に入りやすいということです。一人で行くと、「ふんっ、張りぼてじゃん」と思ってしまうところを、2人だとあまり気にならない感じです。いや、「うぇ~い」という感じで、積極的に空気に乗りにいきますからね。一緒の空気に浸り、一体感・共感を得たいので。それはそれでいいものです。
なろうでいうと、ランキング作品を見て、場の空気を読んで同じような感想を投稿するようなものでしょうか。ネットサービスで言うと、twitterの流行ワードにのったり、2chまとめの炎上コメント欄。基本は同じ空気・同じ価値観に乗って、一体化・共感することが目的だと思われます。祭りの感覚ですね。皆で御輿を一緒に担ぐんです。
気を抜くと人は楽な方に行くので、「熱い」「寒い」のように反射的に反応するだけで、わざわざ立ち止まって、空気を脱して、自分で物事を考えません。それはストレスですから、好む人は少ないはずです。現状のネット空間をみるとよく分かるでしょう。
◇開放感
又、新しい場所に行くと、色々解放されて気持ちが良いです。
馴染みがない空間にいると、何もしがらみがない、ただの個人だと思えますし、色々日常を忘れられます。
頭のスイッチが切り替わります。
この開放感は、1人より2人の方がいいかもしれません。
2人の方が心強いですし、安定感がありますから。
ある程度の安定感がないと、開放感を感じません。
観光地の人ごみの中にポツンで、開放感を感じられるのは、かなり個人空間が強くないと難しいでしょう。
創作などが出来、一人で独自の世界に入り込める人なら問題ないでしょうが……
それが出来なければ、開放感より孤独感の方が強いでしょう。
なので、人がいない観光地なら、一人でも行っても問題ないでしょう。
又、2人で行くと、その他大勢vs2人みたいになり、2人の親密感が増します。
それに、新しい物に対する相手の反応を見るのは新鮮です。
「おおうっ、こういう風に反応するのか?」っと。
なので。
同姓でも、異性でも、恋人でも何でも、子供っぽい人といくと楽しいです。
相手が素直な反応じゃないと、こちらも素を出しにくいので。
やはりそこは相手からの影響は受けます。
子供っぽい、無邪気な表情。
まるで子供のような目をして、子供の用に素直に喜び、ヒョコヒョコ動いて、こっちに近づいてくる時も嬉しそう。
子供の用に我慢しきれず、好奇心丸出しで、何が来るかと、今か今かと待ち受けている雰囲気。
「ふふ~ん♪」って感じの子です。
まともだけど、時々子供っぽい子。
視線を受けるだけでウキウキして、柔らかそうで、打ち解けた感じだけど、ちょっと高圧的で傲慢さが見える感じがいいのではないでしょうか。
こういう雰囲気の人は、少ないかもしれませんが。
◇頭のスイッチの切り替わり
そしてそして~~。
入ってきた情報量&歩きつかれて、ピリリと精神&身体的に疲れます。
そうして程よく疲れてたまったものを、その夜に、心を重ね合わせることで発散すると、とても気持ちが良いのだと思います。
スカッとします。普段と違います。
新しい情報で高揚し、精神的に2人の一体感が増しているからでしょう。
それに、新しい景色を見る&親しい異性といると、何回も頭のスイッチが入れ替わるので、同じものをみても何度も印象が変わります。
新しい景色を見ると、やはり何かを感じます。
ゲームで新しい街に来た時と感覚です。「うおっ」という広がりですね。
親しい異性といると、いくら親しくても男女の価値観の差はあるので、時折刺激が入ります。
自分では思っても、考えても見なかったことを相手が言いだします。
これらの刺激が、頭のスイッチを何度も変えます。
例えば、ホテルのロビーにある「クマの銅像」を見るとします。
最初に一人で見ると、「クマの銅像じゃん」ぐらいにしかみえません。
しかし、異性と話してから、もう一度クマの銅像を見ると、「あれ、なんかクマの銅像が違う」と思えます。
心の状況が変わってるのです。
で、心を重ね合わせた後だったり、翌朝だったり、もう一度クマの銅像を見ると、「あれ、また違う」となります。
周りの景色は何も変わっていないのに、感覚だけ凄く変わるんです。
分かりやすく言うと、子供の時に通っていた小学校に、高校生ぐらいになってから行くと、全然受ける印象が違うようなものです。規模は全然違いますが。
親しい異性がいた方が、この雰囲気の切り替えをやりやすいのでしょう。
親しい同姓だと、どうしても同じような価値観になってしまい、違いが作り出しにくいです。
ビックリするような反応があまりないです。
ですが、同姓だと安心はしますね。
妙な刺激がない分、安定的な心地よさがあります。
とにかく穏やかな旅行がしたいのなら、同姓の方がいいでしょう。
して。
この雰囲気・頭の切り替わりを、親しい異性との旅行だと、速いテンポでやれるので、新鮮な感覚を得られて、心が充電されます。
うん、これ以上に切り替えを早くできるのって、中々ないと思います。
イメージで言うと、早回しで違う画像を見せられている感じです。
似たような経験。
家で小説や漫画を読んだり、アニメや映画を見て雰囲気を切り替えることもできますが。
比較すると、やっぱり、親しい異性との旅行の方が、体力と時間はかかりますが、切り替えは上ですね。
単純に、入ってくる情報量の問題と思いますが。
コンテンツ系は、どうしても要約したものしか入った来ませんから。それゆえ、分かりやすくストレスフリーですが。
◇疑問の解決
ここで、私が常々疑問に思っていた問題が解決しました。
なぜ、政治家とアイドルなど、モラルが求められる人たちが、リスクを負ってまで、愛人&恋人を連れて旅行に行くのか。
35歳とか、50歳とか、良い歳して、家族もいて、ある程度の社会的経験をつんでいるはずの人が、何故かそういうことします。
政治家だったら、基本は利益団体の代表者なので、後ろには支えている選挙基盤の後援会や、家族、業界団体がいるはずです。
そのような人たちからは、金銭以外の信頼を得て、団体の利益、目的を達成するためのモラルある行動を求められているはずなので、自分の欲を満たすためだけの、モラル違反の行動をするのは、凄くハードルが高いはずです。他の協力者は損しかしませんから。
そもそも、自分だけ楽しければ良い人は、企業家にはなっても、政治家になりませんから。
しかし、時々不祥事を起こします。
なので前から不思議に思ってたんです。
何故、危険を負ってまで、愛人&恋人と旅行に行くのか?
一般市民とは違うんだから、見つかったらまずい、自分の職業に影響があることが分かってるだろうに。
政治家の場合は辞任、アイドルの場合は自粛&スポンサーが離れる事例が数多くあります。
つまり、自分の欲を満たすためだけに、大勢の関係者にマイナスの影響が出ます。
でも最近、その気持ちが分かりました。
普段から束縛の強い環境にいる人、ストレスがかかる職業についている人にとっては、親しい異性との旅行というのは、最高にリラックスできるのでしょう。
全く違う環境に行くと、全てを忘れて頭を切り替えられ、のびのび出来ます。
ただの個人になり、全ての束縛から解放されます。
又、色々これまでためてきたものを発散するのに最適なんだと思います。
2人で家やホテルで会ってるだけだと、マンネリしますし。
観光地の壮大な大きさみたいなモノに触れて、精神を刺激するのは、やっぱり違うのでしょう。
職を辞して、自分の周りの人たちを犠牲にしつつ、他の皆に旅行の素晴らしさを広めたという点では、素晴らしい人たちですね。
某東京都知事が意図せず宣伝した、「湯河原の温泉」も凄く気になってきました。
旅行紙やパンフレット、CMでいくら宣伝されても、所詮は利害関係者がする、利益のための宣伝ですからね。
どうしても信頼度は落ち、間に受ける人は少ないです。
しかし、利害関係者でない人に、大きなリスクを負った行動で示されると…かなり説得力があります。
やっぱり違いますね。
◆まとめ
してして~~。
ということで、さくっと1人旅と2人旅をまとめてみました。
なので、又旅行に行ってきます。
1人旅も、2人旅も両方とも良いですね。
といいますか、旅行おすすめです。
中々、違う雰囲気や世界観を味わえます。
空間演出でしょうか。
小説読んだり、書いたりするのが好きな人。
日常とは違う世界や雰囲気に浸りたい人には、相性がいいものだと思います。
旅行好きの作家は多い印象ですし。
終わりです。
次回は…2日後
3月7日 (火)の夜に投稿予定です。




