甘え猫さん(レア)と甘え飼い主くん(ノーマル)
「主くん動かないでください」
「ん?うん…!?」
(猫さん後ろからハグの体制で主くんの背中におでこをぐりぐり)
「えっ、猫さん!?どーしたの」
「どうもしてない。動くな」
「(ウワァ何この生き物甘えてる珍しい可愛い閉じこめたい)」
「うー」
「(絶対眉間にシワ寄せてるすごく見たいでも動くなってあああ生殺し!)」
「主くん手がそわそわうるさい」
「あっ、ごめんね!」
「…撫でるくらい、許す」
「(猫さんの頭が、膝に…!何これ死ぬの、俺…)」
「主くん?」
「(上目遣いかわいすぎかよ)」
「…主くん、やっぱり動かないでください」
「(お腹ぎゅーって、そこはわりとキケンですよおおおおお)」
「…疲れた」
「後輩さんとなんかあったの?」
「いや、うん、ちょっと。」
「結婚する?」
「どうしてそうなった」
「猫さんを養いたい」
「まだまだ私の方が稼いでるから」
「…社会経験の差が憎い…」
「はっはっは…よし、明日も頑張ろう。」
@別の日
「ん」
「主くん、私忙しい」
「猫さんそのまま読書してていいからこっち来て」
「仕方ないなぁ」
「猫さん体温低めだね」
「擦り寄らないでこちょばい」
「方言可愛い!」
「うるさくするなら離して」
「ごめんなさいこのままでお願いします」
「ん」
「あれ、これ判例集?」
「うん」
「猫さんって技術者だよね、何で判例集…」
「ただの興味」
「字が小さくて漢字多くて眠くなりそう」
「ふーん」
「あ、猫さん聞いてないね」
「んー」
「腕の中で集中しちゃうとかむしろ無防備すぎる」
「へー」
「噛み合わない」
「うん」
「…えい」
「目隠し邪魔!読書してていいからって言ったでしょ」
「本なんかに猫さん取られるのはやっぱり嫌だなって」
「我儘だな」
「知ってる。でもうちの中でくらい俺だけ見てて欲しいんだよ。」
「仕方ないなぁ」
そろそろこの子達ちゃんと文章にしてあげようかなーと考え中。まだいいかな。