指輪ネタ
猫さん主くんにぐいっと手をひねられ
「痛つっ…なに、主くん」
「んー」
「…なんで右手ずっと掴んでるの、君一応力強いんだよ?」
「うん」
「あの…ちゃんと返事してもらえますか。」
「染まったね」
「うん?日本語でお願いします」
「指輪。猫さんが最初の指輪は安いのじゃないとつけられないっていうから、妥協したけど、悪く無いかもね。」
「?」
「安い指輪、ずっと嵌めてるから、猫さんの身体が、俺の指輪で青く染まってるね?」
「あぁ、コレか…いや、金属の劣化であって…コーティングがゴールドなだけで胴を含んだ銀のだからね、千円以下の指輪なんて…コーティング剥がれたら酸化銅でドンドン青くなるし」
「俺の指輪に染められた指って…凄くそそるよね。」
「主くん、私の指に夢中になる前に私と会話してもらえますか?」
「猫さんが俺に染まるとか凄くそそるよね」
「主くん!?」
「…薬指のは無くしちゃったの?」
「あ。…えっと…」
「エンゲージはやっぱりちゃんと買おうか。基本は給料の三ヶ月分だよね。」
「待ってエエエエエエエ! ちょ、一般庶民だから高額商品怖い!!」
「ふふ、大丈夫だよ、新卒でも50万くらいは三ヶ月分だから」
「待てエエエエエエエええええええ!? アイ!アム!地方!」
「大丈夫だよ。」
「なにがだ!! いや、地方でも所得高い人はその位あるけども」
「猫さん、学歴は無いけど俺よりキャリアだよね。」
「いえす!私叩き上げキャリアだよ!!」
「猫さんより稼ぐようになったら捕まえてもあい?」
「…昇進興味なかったけど、頑張ろうかな」
「学歴社会だけど大丈夫?」
「高卒現場叩き上げなめるなよ新人!!」
(猫さん叩き上げキャリア月給割と良い。今まで25万以下の月給になったことは無い。)
「技術職の現場主義なんか滅べばいいと思うよ」
「マネジメントとキャリアアップ頑張ろうと思うよ。とりあえずCAD取得するわ。」
「猫さん俺のこと嫌いなの?」
「愛してるけど何か?」