写真と酒
「猫さん、写真撮らせて」
「ん? 何故?」
「いや、彼女できたって言ったら、三次元だと信用してもらえなかったから。」
「主くんの友達って感じだねぇ。私のだけでいいの?ツーショットとかじゃなく?」
「猫さんとツーショットとか、ちょっとまだ早いと思う(照れと恥ずかしさで死ねる)。」
「(あるぇ?この子交際2日目にお高い指輪をペアで買おうとしてたよね、照れポイントが迷子だ)んー、カメラ目線の写真好きじゃないから適当な時に撮っていいよ。」
(猫さんは友人のカメラマンの被写体よくやってます。モデルで展示会されたこともある。)
「それならいくつか持ってるんだけど…じゃあこれとか見せてもいい?」
「(既に盗撮されてたー。)いーよ。でもちょっと確認させて…って、これは消して!日本酒の一升瓶片手のとか!手酌だし!」
「猫さんこの時めちゃくちゃ酔ってたよね」
「そうでもない!記憶も帰宅も問題無かったし!九州女子ナメんな?」
「男友達に膝枕してたよ」「酔ってましたすみません」
「次やったらペナルティね。」
「…どんなものでしょうか?」
「うーん…考えとくね。」
「うわぁ、すごいいい笑顔ー。」