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ワールドゲート  作者: MA
2/11

第2話


『異世界転移門開門しますか?』


まてまてまてまて!!


人間ってこんな予想外に弱いのな。


確かにこんなぺらぺらなシート型液晶なんて聞いたことがないし現代科学では実現不可能だろう。


これはマジなのか?


いやいやいやいや!!


ありえないだろ!!


どこのネット小説だよ!


夏音は頬をつねったり箪笥の角に小指をぶつけたりしている。


痛い…激しく痛い…


痛みを感じてやっとこれが現実におこっていることだと理解する。


マジなんだな?夢じゃないんだな?


夏音は急いで付属のキーボードを引っ張りだしシートにつける。


画面には文字の下にYESの文字とNOの文字が表示されている。

これを選べばいいんだよな?


キーボードを弄るが反応がない…

…まさかタッチパネルか?


画面にタッチすると画面が切り替わる。


なんだこのシート!すげぇぇえ!

何か最新の携帯みたいだ!


画面が切り替わるとそこには名前、種族、年齢、性別、固有スキル、最後にステータス振り分けを決める欄が選択できるようになっていた。



名前はカノンでいいか…

キーボードを使って馴れた手つきで入力していく。


次に種族の選択だ。


見たところ種族はヒューマン、獣人、ドワーフ、エルフ、魔人、竜人、魔物などがある。




種族によって上がりやすいステータスが違うらしい。共通するのはそれぞれ成長の仕方により派生種族にランクアップか…


まずは初期設定で決めるかな…


かなり幅広く種族を選べるようだが魔物って…


これはもっての他だ!魔物に関してはなれる魔物はランダムのようだ。例えばドラゴンなどの上位モンスターになれればいいがスライムになってしまったらと考えると背筋が寒くなる。


しかもわざわざ魔物になって狩られるなんてごめんだ…これは絶対に無し!


んー…ドワーフは器用と力が上がりやすいのだがランクアップしても戦闘には向いてないだろうしこれも却下だな。


あとはヒューマンと獣人それにエルフと魔人に竜人か…


ヒューマンは全体的にステータスが上昇するのか…

しかもランクアップするとどのジョブについても育て方によっては化ける!…が面白味がない。


獣人は力が上がるが魔力が皆無。それはランクアップしてもかわらないのか。もふもふした耳や尻尾は捨てがたいが折角なら魔法も使ってみたいから獣人は無しと…


エルフはイケメン!しかも魔力と遠距離攻撃に特化!…でも防御が低いな…


だが中々面白そうだし保留!


魔人は…どれどれ…


魔力も力も高い。それにボーナスポイントが他種族と比べると2多いだと!?これは捨てがたい!でも育ちが遅いのか…これはネトゲ廃人への挑戦か?

レベ上げが鬼畜なゲームなぞこっちはいくらでもやっとるわ!!保留!!


竜人は防御と魔法防御が特化か…ガチムチにすればタンク前衛になれるな…これはパーティーを組んだ時に重宝されるよな。


散々迷ったすえに種族を魔人にする。




マゾゲーなんていくらでもやった!




マゾゲー上等だ!





種族が決まれば次は年齢だがこれは自分で設定する前に22歳と表示されていて変更することが出来なかった。


理由はわからないが変えられないものは仕方がない。


性別は決めていた通り男にしてと。


あとは固有スキルだけだな。ちなみに固有スキルは2つ選択できるんだが…


「これは多すぎだろ…」


そこにはざっと100個以上はあるだろう固有スキルが表示されていた。


中には『安眠』や『ノーストレス』などこれは必要か?などと思う固有スキルもある。


現代社会であるならば安眠もノーストレスも必要だろう。

むしろあったほうがいいスキルになるとは思うが…


そう!俺は異世界に行くのだ。


それならもっと必要な物があるはず…と探していると


『鑑定眼』と『魔力介入』が目にとまる。


おぉ!鑑定眼の説明を見ればこれはアイテムや人などを鑑定することができる便利スキルだった


魔介入は魔法スキルの効果を2倍、保有魔力2倍、使用魔力を半分、詠唱破棄という固有スキルの癖にチートすぎる固有スキルだ。


他に目欲しい固有スキルもないしこの2つを迷わず選択し確認メッセージの表示にYESを押した。


最後のステータス設定は初期ステータスに10ポイントを振り分けられるのだが確かに力と魔力は20と高いのだが速さと運と魅力が10程度、他の種族を見ていないのでわからないが器用が3と低かったのでバランスをとるため器用に全て振ることにする。


説明文を読むと器用は命中率にも影響があるようなのでこれは必要だと判断した。


キーボードで数値を打ち込み完了っと!


よし!これですべての項目を選択し終えた!


画面の表示にある入界を選択すると妙に立体的なドアが出てくる。


ここまでやらせておいてここまで遊べるごっこゲームじゃないよな?



夏音は疑念を抱きながらそのドアにタッチするとドアが開き目の前が光りに包まれた。


ご意見、ご感想お待ちしております。

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