異世界に来たら最強の魔法使いになっちゃった2 完結編
物語はクライマックスへ
エリーと大魔王ジークの戦いの行方は?
そしてエリーとカイルの恋の行方は?
感動の完結編
是非、ご覧ください!
異世界に来たら最強の魔法使いになっちゃった2
序章
「新たなる戦いの幕開け!」
エリーがこの異世界に来て一週間が過ぎよう としていた。
エリーは今よりもっと強くなる為朝早くから 厳しい修行を自分の部下と共におこなってい た。
「デニスもっと魔法力をこ込める、そんなん じゃジークどころか配下の魔物すら倒せない わよ!」
エリーがデニスに厳し言葉をかける。
「はい、エリー様。」
その言葉にエリー。
「様入らないからもっと込める!」
「はい!」
エリーがデニスと訓練していると後ろからカ イルが来て
「気合い入ってるな、エリー私と手合わせを お願いできないだろうか?」
エリー少し驚いた表情で
「私とですか? わかりましたやりましょう。 宜しくお願いします。」
「こちらこそ、お手柔らかに!」
「デニス、ちょっと休憩してて!」
「はい!」
デニス、二人から少し離れ見ている。
エリーとカイルお互い距離を取り向かい合う。
カイルが先に仕掛ける。
「エリー、こちらからいくぞ! ファイヤー アロー!」
巨大な炎の矢がエリーに迫る。
すかさずエリー防御の呪文を唱える。
「ウオーターウオール!」
エリーの前に巨大な水の壁が現れファイヤー アローを防いでいく。
ファイヤーアローを防がれカイルが
「俺の呪文をあっさりと防ぐとは流石だなエ リー!」
カイルの言葉に笑顔で
「カイルさんそんなことないですよ、相当な 魔法力がこもっていましたよ。」
「そうか、エリーにそう言ってもらえると嬉 しいな!」
今度はエリーが呪文を打つ体制をとった。
「カイルさん、今度は私がいきます!」
それを見てカイル
「よし、こいエリー!」
「いきます、ウオーターアロー!」
巨大な水の矢がカイルに向かっていく。
カイルも防御の呪文で応戦する。
「ファイヤーウオール!」
しかし、エリーの呪文の方が威力が強く押さ れていく。
カイルの表情が歪んでいく。
それを見たエリー慌てて呪文を止める。
呪文が止まったことによりカイル力が抜けそ の場に倒れ込む。
エリー慌ててカイルに近寄る。
「すいませんカイルさん、大丈夫ですか?」
エリーすまなさそうな顔にカイルが
「なんのこれしき大丈夫だ。それにこれぐら いで参っているようじゃジークなど倒せない。 」
カイル笑って答える。
エリー少しホットする。
「しかしエリーにはほんと驚かされるまさか この短期間でこんなに強くなっているとは !」
カイル、エリーに驚く。
でもエリーが
「カイルさん、私の力はこんなもんじゃない ですよ。」
カイル、その言葉を聞きもっと驚く。
「なんとこれ以上だと?エリーの力のそこが 見えない。この力だったらジークを倒せるん じゃないか?」
それを聞きエリーが
「いえカイルさん、ジークの力はこんなもん じゃないです。私たちの想像を超えると思い ます。だからもっと強くならないといけませ ん。」
その言葉を聞きカイルが
「じゃあ私も今以上に頑張らないとな!」
「はい! 頑張りましょう!」
「よしもう一度だエリー!」
カイル、攻撃体制をとる。
「はい、カイルさん。」
エリーも同じように攻撃体制を取ろうとした 時、城門より声が響く。
「敵襲だー。」
その言葉に二人は反応し城門へ向かう。
二人が城門に到着すると門番のクルードが二 人に近寄る。
「カイル様、エリー様大変ですモンスターの 大群が押し寄せてきます。」
二人はその言葉を聞き外に目をやると今まで に見たことのないモンスターの大群が近くま で迫っていた。
カイルは驚いた表情で
「なんとあんな大群とは!」
横で驚いてるカイルをよそにエリーはその大 群に少し違和感を感じていた。
第一章
「モンスター=キールスランド兵」
カイルは門番のクルードに王やクレスに連絡 と共に兵の召集を頼んだ。
クルードはカイルから指示を受けると急ぎそ の場を離れていった。
その後カイルがエリーに
「エリー、味方が来るまで我々で食い止めよ う。」
モンスターの軍勢に疑問をもっているエリー が
「カイルさん待ってください、あのモンスタ ーの軍勢ちょっとおかしくありませんか?」
エリーの疑問の表情にカイルが
「何がおかしいと言うんだ?」
モンスターの軍勢に指差しながら
「あのモンスターの一部、明らかに私達人間 が使う武器を持っているんですよ。」
カイル、エリーが指差す方向にいるモンスタ ーを見るとそこには明らかに人間が使うよう な武器や防具を装備していた。
カイルがハッと気づく。
「エリーまさかあれは!」
驚くカイルにエリーは
「十中八九武器や防具をしている魔物は私達 と同じ人間です。多分魔力で姿を変えられて いるんだと思います。」
カイル落胆しながら何かを見つける。
「あ、それにあの紋章キールスランドのマー ク、なんてこった、これじゃ攻撃できない 。」
自信に満ちた表情でエリーが
「カイルさん大丈夫です。 私に考えがあり ます。」
その時、城からの援軍が来た。
「カイル、エリー無事か?」
「兄さん!」
「クレスさん来てくれたんですね。」
二人が笑顔の表情に
「私達が来たからもう心配ない。」
クレスが魔物の軍勢を見る。
「かなりの数だな、なーに私達がいればあん な数目じゃない。」
余裕の表情を見せるクレスにエリーが
「クレスさん聞いてください、あの武器や防 具をしている魔物あれは私たちと同じ人間で す。なので前の戦闘の時のように武器を持っ ている魔物だけを分断させますので兵を使っ て分けさせてください。 そうしたら後は私 が!」
エリーの話にクレスが
「そうかわかった、兵を使い分断させようカ イルも手伝ってくれ!」
クレスがそう言うとカイルも
「わかった兄さん、エリー、魔物を分断させ た後は任せた。」
「はい!」
エリー笑顔で答える。
三人は言葉を交わした後クレス達はモンスタ ーを分断させていく。
エリーは呪文の詠唱に入った。
エリーは完全にモンスターを分断したのを確 認すると武器を持っている方に魔法を唱える。
「サンダーボルト!」
エリーが呪文を唱えると武器を持っているモ ンスターに稲妻が落ちる。
次の瞬間、稲妻を受けたモンスターが倒れて いく。
エリー、武器を持っているモンスターが全員 倒れたのを確認すると今度は武器を持ってな い方にモンスターに向かって呪文を唱える。
「ファイヤーストーム!」
エリーのファイヤーストームが武器を持って いない魔物を一掃する。
カイルとクレスは魔物を倒したことにホッと してるがエリーの表情がまだ曇っていた。
そのエリーの表情を見てクレスが
「エリー、どうした?」
エリー、周囲を警戒しつつクレスに
「クレスさん、まだ敵が近くにいます。その 証拠に魔物を倒しても姿を変えられた人は元 には戻ってはいません。」
クレス、エリーの話に納得したのか周りを見 る。
エリー周りを警戒していると真っ直ぐ遠くの 方から強い邪悪な気を感じるとその方向に呪 文を打つ体制を取りながら
「あのさー、そこにいるのわかってんだけど ! さっさと出てこないとこっちから攻撃す るよ?」
エリーの言葉に奥に隠れていた魔物は
「ほう、我に気づいておったか。他の奴より か少しは骨のある奴がいるみたいだな! そ れに俺の術を見破るとは中々やるじゃないか !。」
森の奥から敵が出てくる。
出てきた敵にエリーは
「あんたつめが甘いのよ、部下のモンスター にも武器を持たせないとあんなのバレバレよ !」
その言葉に敵は笑いながら
「ははは、なるほどな少々詰めが甘かったよ うだな。我はジーク様配下の四天王土のアー ク、今度は私が相手になろう。」
アークから巨大な魔力が覇ふれ出ていた。
第二章
「対決エリー対土のアーク」
エリーはアークからただならぬ魔力を感じつ つも攻撃体制をとっていた。
エリーは余裕を見せるアークに対し
「へー、あんたは私の事を小娘だからって馬 鹿にしないんだね!」
エリーの質問に対しアークは
「ははは、他のやられた間抜けな四天王と一 緒にされては困る。それにお前から巨大な魔 力をヒシヒシと感じる!」
エリーは少し息を吐き
「なるほどね、確かに今までの二人の四天王 とは少し違うみたいね。私も少し本気を出さ ないといけないみたいね。」
エリーの表情が変わった。。
そしてエリーがクレス達に
「クレスさん、アークは私に任せて下さい。 武器を持っている人達をこの場から連れて下 がって下さい。」
エリーがそう言うと
「わかった、だがエリー気をつけるんだぞ! カイルいくぞ!」
「はい、兄さん。 エリー気をつけて!」
エリーは二人に対しうなずく。
アークはエリーに対し攻撃体制をとった。
「では、こちらから行くぞ! アースクエイ ク!」
アークが呪文を唱えると地面がどんどん割れ ていく。
地面の割れがこっちに近づくとエリーも呪文 を唱える。
「ウイング!」
エリーは間一髪空中に逃れた。
地面が割れてるのを見て
「ヤバ! 一瞬遅れてたら危なかった。」
それを見たアーク。
「ほう、一瞬で俺の魔法を交わしたか! 強 い魔力と共に鋭い感も持っているようだな 。」
エリー攻撃体制をとる。
「今度はこちらから行くわよ、ファイヤーア ロー!」
炎の矢がアークに向かっていく。
アークもすかさず呪文を唱える。
「ダークウオール!」
黒い壁が現れファイヤーアローを防ぐ。
「さすが、前の二人の四天王よりも力がダン チね!」
笑みを浮かべながら
「ふ、お褒めの言葉として受け取っておこう。 お前も中々やるではないか、このアークと互 角に近い力を持っている。」
「ありがとう、でも私の力はこんなもんじゃ ないわよ!」
それを聞いて
「じゃ、次はもっと強い力を込めてやるか !」
アーク、攻撃体制をとり力を込めていく。
「ではいくぞ! アースクラッシュ。」
アークの前に無数の岩出てきてエリーに向か い飛んでいく。
エリー、すかさず呪文を唱える。
「ウインドウオール!」
風の壁がアースクラッシュをすべて防いでい く。
「フ、これも防ぐか! お前の力を少々見誤 っていたようだ。 では、ここからは全力だ !」
アークは全ての力を込めて呪文を放った。
「アースストーム!」
無数の岩の塊が全てを巻き込むかの様な勢い でエリーに向かっていく。
それを見てエリーの表情が本気の顔になった。
エリーが呪文を唱える。
「ウインドストーム!」
エリーのウインドストームがアークのアース ストームを飲み込みこんで襲いかかる。
それを見て驚くアーク、すぐに防御の呪文を 唱える。
「ダークウオール!」
しかし、エリーの呪文の方が強くアークの出 したダークウオールまでも飲み込みアーク自 身も揉み込まれていく。
「まさかこれほどの力を持っていようとはわ しの負けだ!だがまだ四天王は残っている、 最強と言われた風のシルフィードがな。はは は!」
そう言いつつアークは消えていった。
アークが消えたことを確認するとエリーはそ こに座り込んーだ。
そして、アークが消えたと同時に魔物に姿を 変えられていたキールスランドの兵が元の姿 に戻っていた。
エリー、それを見つつホットした表情で
「あー、疲れたマジしんどい。」
エリーは疲れた表情を出しつつも少し笑顔が 見えていた。
その直後、後ろからクレスとカイルがやって 来た。
「エリー、アークは?」
エリー、少し笑みを浮かべながら
「アークは倒しました。」
「さすがはエリーだ!」
エリーは少し考え皆に話した。
「とりあえず傷ついた人を城に運びませんか ?王様にも報告したいし!」
エリーがそう言うと
「わかった、城に戻るとしよう!」
そう言うとクレスは兵に指示をし傷ついた兵 を運ばせた。
その後、エリー達は城へ向かった。
戻る途中エリーは
「もっともっと強くならなくちゃ!」
そう思いを馳せていた。
第三章
「封印されし部屋」
城に戻ったエリー達は早速王の元へ向かった。
そして王に事のあらましを話した。
「何と! キールスランドの兵が魔物に姿を 変えさせられいたと。」
「は、エリーが敵の術を見破らなければ我々 はキールスランドの兵を倒してるところでし た。」
それを聞き王は感謝の意を込めてエリーに深 々と頭を下げ。
「エリー、本当にありがとう感謝する。」
エリー、王の姿を見て
「頭あげてくださいライル王! それに術を 見破ったのはたまたまですよ。」
「いや、たとえそうだとしてもエリーには感 謝しても仕切れん。」
二人が話していると城の兵が入ってきてクレ スに耳打ちする。
それを聞いたクレス、すぐにライル王に報告 する。
「ライル王、目を覚ましたキールスランドの 兵が王に会いたいと申しております。」
それを聞いたライル王、兵士に中に入れるよ う指示する。
指示を受けた兵士、キールスランドの兵を中 に入れライル王の前まで連れてくる。
キールスランドの兵士はライル王の前まで来 ると頭を下げ
「ライル王、私はキールスランドで兵士長を 努めるランカークスと申します。この度のこ と何とお詫びをしたらよいのか!」
頭を下げながら詫びるランカークスにライル 王が
「頭を上げよカークス殿、私は其方達を咎め はせぬ! もしかしたら我々がキールスラン ドのようになってたかもしれぬ!」
ライル王の暖かい言葉に涙を浮かべながら
「何と言う暖かい御言葉感謝いたします。」
カークス、頭を上げるとライル王側にいるエ リーに気付く!
「ライル王、そちらの方は?」
「我が国一の魔法の使い手エリーだ! 先の 戦いでもジーク配下の四天王土のアークを倒 したのだ!」
それを聞き驚くカークス。
「何とあの凄まじい力を持つ土のアークを !」
エリー恥ずかしながら
「王様、カークスさんそんな大したことして ないですよ。 褒めすぎですよ。」
「いやいやエリーよ、私は本当のことを 言ったまで恥ずかしることはない。」
エリー、少し照れた表情で
「私なんてまだまだですよ!」
照れてるエリーに、カークスが
「エリー殿、キールスランドを代表して礼を 申す、ありがとうございます。」
「そんな、頭を上げてください。 私は当た り前のことをしただけですよ!」
ライル王は少し表情を変え話す。
「しかし、敵がそこまでしてくるならこっち も更に気を引き締めなければならないな。」
ライル王の言葉にみんなの表情も変わる。
「クレス我が国もこれ以上の警戒が必要だ。 それにカークス殿、其方も国に戻り警戒を怠 らないように頼む。」
「は!」
「は、ライル王殿!」
「では、さっそく城に戻り警戒にあたります。 」
カークスはライル王に一礼した後自分の国へ 戻っていった。
みんなはライル王へ礼をした後それぞれの部 屋へいった。
その日の夜寝ているエリーに不思議なことが 起こる。
「我の力を求めしものよ!」
エリー、寝ぼけながら
「ん、誰?」
「我の力を求めしものよ!」
エリーが目覚めると、不思議な空間の中に魔 法で封印された魔導書があった。
「我の力を求めしものよ、我に触れてその力 を得よ!」
エリーは少し驚きながら
「本がしゃべっているの? あなた一体誰な の?」
「我に触れよ!」
「わかったよ、さわればいいんでしょう?」
エリーが触れた瞬間封印が解け魔導書が光輝 いた。
エリーは眩しさのあまり目を閉じた。
次の瞬間、エリーが目を開けると自分の部屋 のベットに横になっていた。
エリーはキョトンとしながら
「今のは一体なんだったの? ま、いっか! ちょっとトイレ トイレ!」
部屋を出ると階段から光が溢れてた。
「何あれ?」
エリーは光に引き寄せられるかのように行っ た。
光は階段を降りて一階の何もない壁のところ から出ていた。
エリーが光っている壁に手を触れると光が消 え突如地下への階段が現れた。
「え、なんなのこれ地下?」
驚いたエリーはライル王に会いに行った。
夜中にも関わらずライル王はは起きていた。
そこにはクレスやカイルそれに賢者イガラム がいた。
驚いた表情で来たエリーはライル王に話した。
「か、壁に ひ、光!」
「エリー、少し落ち着け!」
カイルがエリーにコップに入った水を渡した。
「エリー、水飲んで落ち着いて!」
エリーはもらった水を飲み軽く深呼吸する。
そしてゆっくりと話始めた。
「城の壁が光っててそれを触ったら地下への 階段が出てきたんです。」
「なんと、本当かそれは?」
賢者イガラムは何かを思い出した。
「それはもしやこの城に伝わる封印されてい る魔導書がある部屋の入り口では? エリー 殿、案内してほしい!」
エリーは頷くとみんなを連れて入り口に向か うのであった。
第四章
「古の魔導書」
エリーはみんなを連れ階段の前にきた。
ライル王も驚いた表情で
「確かこのような場所に階段なんてなかった はず、それがどうして?」
それを聞いた賢者イガラムが王に
「ライル王よ、私の部屋にある古い書物にこ んなのがありました。 いにしえの魔導書こ の城に眠らん と私も場所まではわかりませ んでした。 おそらくエリー殿の強い魔法力 に反応したんではなかろうかと?」
ライル王はイガラムの言葉に納得した。
「カイルは知ってたか?」
「まさか!」
「とにかく皆で降りてみましょう。 さあエ リー殿!」
エリーは頷くとみんなを連れ階段を降りてい った。
長い階段を降りると道がまっすぐ長く続いて おりその先には大きな扉があった。
エリーが扉に近づくと扉はエリーの魔法力に 反応し開き出した。
「なんと?」
みんなが驚いていると扉の奥から声が聞こえ てきた。
「我の力を求めしものよ!」
エリーがこの声を聞いた瞬間思い出す。
「あ、夢の中で聞いたのと同じ声! あれっ て夢じゃなかったの?」
「我の力を求めしものよ中へ!」
「さあ、エリー殿中へ!」
エリーは頷くとみんなと扉の奥へ入っていっ た。
奥へ行くと中は不思議な空間になっており空 中に一冊の魔導書が魔法で封印されてあった。
「なんだここは?」
「夢で見たのと同じ!」
みんなが驚いてる中、魔導書が話し出す。
「我の力を求めし者よ、古からの封印を解き 我が力を得よ!」
「なんだ、本がしゃべっているのか?」
「どうゆう仕組みになっているんだ?」
周りが騒ぎ始める中魔導書はちょっとイラッ としながら
「ええーい、黙らんか少しは私の話を聞け !」
「あ、怒った!」
みんなが黙り出した途端、魔導書は話始めた。
「私は古より封印されし魔導書、大魔王ジー クが復活した今目覚める時が来た、さあ、我 が封印を解きその力を得よ!」
エリーはふと思い出した。
「もしかして、グレンとの戦いの時に出たあ の本って貴方が力を貸してくれたの?」
「あー、あの時かあの時は其方を試したのだ、 ジークを倒す器があるかどうかをな!」
エリー、ちょっとムッとしながら
「ちょっと、私を実険台したわけ!」
「まあ、いいではないかそのおかげでグレン を倒せたのだから!」
エリーは納得いかない表情でぶつぶつ言って いた。
その横でイガラムは
「其方はあの古より伝わる魔導書なのか?」
「いかにも! 先のジークとの戦いの時も我 の力が使われた。 だがその時は使い手の力 が弱く封印するまでにとどまったがようやく ジークを倒せる程の器が見つかった。」
エリーは魔導書の言葉に驚きながら
「それが私?」
「そうだ、さあ今こそ我が封印を解きその力 を得よ!」
ライル王はエリーに
「さあ、エリー!」
エリーは頷くと手を封印されてる魔導書に手 を伸ばす。
そして、エリーの手が魔導書に触れた途端封 印が解かれた。
「さあ今こそ我が力を!」
そう言うと魔導書はエリーの体の中に吸い込 まれるように入っていった。
その瞬間、エリーの体が光輝き変化が起こっ た。
「何この力? 体の中からどんどん力が湧い てくる。 この力があればジークを倒せるか も!」
「私にもエリーから凄い力を感じる。」
「なんと言う力だ!」
しばらくすると光は消えた。
「この力があれば大魔王ジークとて敵ではな いな!」
「取り敢えずこの部屋から出ましょう。」
みんなは部屋から出て階段を登り城に戻ると 地下への階段が消えた。
「あ、階段が!」
「封印が解かれ役割を果たしたと言うところ か!」
そしてライル王はみんなに
「取り敢えず今は夜だ、皆部屋に戻り休んで くれ!」
みんなライル王の言葉に頷きそれぞれの部屋 に戻っていった。
部屋へ戻ったエリーはベットに横になりなが ら自分の体の変化に驚きつつ思った。
「この力あれば、あー早く試してみたい。」
エリーは興奮を抑えつつ眠りについた。
第五章
「エリーの新しい力」
朝、目覚めるとエリーは考えていた。
「あの力、一体どれほどのもんだろう?。」
エリーが考えていると部屋の外から声がした。
「エリー、朝食の準備ができたから食堂へ行 こう。」
「あカイルさん、すぐに着替えていきます 。」
「そうかわかった、じゃあ食堂で待っている ぞ。」
「は〜い。」
カイルは一足先に食堂へ行った。
エリーもすぐに着替えて食堂う。
そして、エリーが食堂へ入るとみんなの視線 がエリーに向いた。
みんながエリーに驚く中クレスが
「エ、エリーなんだそれは?」
クレスに言われエリーも自身を見てみると体 から光を放っていた。
「え、何これ?」
驚くエリーにカイルは
「エリー、それは魔法力かい?」
「これが魔法力?」
「エリー、軽く深呼吸をしてみてくれ!」
カイルの言葉にエリーは頷き軽く深呼吸する とエリーの周りに出ていた魔法力が消えた。
「あ、消えた。」
カイルは少し考えた。
「エリー、少し魔法力のコントロールを覚え たほうがいいな! いざという時のために !」
「はい!」
「エリー、朝食を終わったら少し訓練しよう !」
朝食を摂りながらクレスが
「しかし、エリーにはほんと驚くことばかり だ!」
そう言うとエリーは照れながら
「そ、そんなことないですよ。」
周りのみんなはクレスの言葉に同意している。
朝食が終わるとエリーはカイルに連れられ訓 練場にいった。
訓練場に着くと向かい合いカイルが
「それではエリーまず魔法力を高めよう!」
「はい!」
エリーが魔法力を高めると体から光を放った。
「あ、光が!」
それを見たカイルが
「やっぱりそうか、エリー前にも話したと思 うがエリーの力は感情によって変わる。 常 に冷静さを保っていれば光を出すことはない だろう。」
エリー納得した顔で
「はい、わかりました。」
「ではエリー、訓練続けよう!」
カイルが攻撃体制をとる。
「私から行くぞ!」
「はい、どうぞ!」
「ファイヤーアロー!」
エリーは腕を出し構える。
「はー!」
エリーはカイルのファイヤーアローを防御の 呪文を唱えず体から出ている魔法力だけでか き消した。
それを見たカイルは驚く。
「エリー凄いな、私の魔法を呪文を唱えず体 から出ている魔法力だけで防ぐなんてなあ! まさかこんなことまでできるようになってい るとは!」
エリーは照れながら
「そんなことないですよ、でももしかしたら 呪文を唱えず防げるんじゃないかと思って !」
その直後エリーの体がふらつく!
カイルはすぐエリーに近寄り体を支える。
「大丈夫エリー?」
「大丈夫です、すいませんカイルさん!」
「どうやら魔法の放出系は消費が激しいらし い使う時は気を付けないといけないな!」
エリー、顔を赤くしながら
「はい、気を付けます。」
「少し休もう、私がこのまま部屋まで連れて いこう。」
エリー恥ずかしながら
「大丈夫です、自分で歩けますよう!」
「いやダメだ、少しは私の言うこと聞きなさ い。」
「はい!」
エリーはお姫様だっこされながら部屋までい った。
少し時を遡ること二日前北のトリスタンでは
四天王の風のシルフィードが城を制圧してい た。
「シルフィード様、王や兵士の姿が見えませ ん!」
部下の言葉を聞いたシルフィード
「フン、腰抜けめ逃げおったな! まあよか ろう。」
その時であった 、シルフィードは遠くの方 で何かを感じた。。
「ん、アークまでもやられたか! 敵もなん かなかやる、アークをも倒しジーク様を退け た力今度はこのシルフィードが試してやる 。」
シルフィードが部下を集める。
「皆の者、今からセントルイスに向かう、準 備をしろ!」
部下の一人がシルフィードに
「シルフィード様この城はどうなされますか ?」
「落ちた城に用はない。」
「は、皆の者出発だ!」
シルフィードは部下を連れセントルイスに向 かうのであった。
第六章
「エリーの初恋!」
「さあエリー、お姫様抱っこだ!」
エリー、カイルにドキドキしながら
「カイルさんいいですよ自分で歩けますよう !」
エリー、カイルに抱き抱えながらもジタバタ する。
エリー、カイルの手から落ちる。
ドスン
落ちた先はエリーのベットの横だった。
「ん〜! なんだ夢か! 凄い夢だったな 。」
エリーの頭からあの光景が離れなかった。
エリー、顔を赤くしながら
「やだ〜、私ったら何考えてるの!」
その時、扉からカイルの声が聞こえてきた。
「エリー私だカイルだ、体調はどうだ?」
エリーはカイルの声に顔を赤くしながら
「カ、カイルさん! も、もう大丈夫です 。」
「そうか、だがあまり無理をしないでくれ 。」
そう言うとカイルは自分の部屋に戻っていっ た。
「なんかカイルさんの顔もそうだけど声も聞 いただけでドキドキする。」
エリーふと気付く
「まさか恋? カイルさんに? はははそん なバカな!」
その時エリーのお腹がなる。
「なんか笑ったらお腹すいちゃった。 食堂 いって何かもらってこようっと!」
エリーは食堂へ向かった。
エリーが食堂へ入ると料理長が気付く。
「これはエリー様、食堂へは何の御用で?」
「料理長様はよしてくださいよ。」
料理長は笑いながら
「はいわかりました、でここへは何の御用で ?」
「すいません、寝ていた為お昼何も食べてな いのでお腹すいちゃって、それで少し何かも らえないかなとおもって?」
「そうでしたか、しかしあいにくパンしか残 ってないのですがパンでよければ用意します よ。」
「ではパンをいただけますか?」
「はい、わかりましたすぐ用意いたしますの で席でお持ちください。」
そう言って料理長は厨房へ入っていった。
エリーは席に座って料理長を待っていた。
五分ぐらいたつと厨房から料理長が出てきた。
「はいどうぞ!」
テーブルにパンとコーヒーを置いた。
「ありがとうございます。」
「いえ、ではごゆっくりどうぞ。」
エリーは食べているとまたカイルのことを考 えていた。
「カイルさん!」
遠くからいた料理長がエリーの異変を見て近 寄る。
「エリーさん、それそれなんですか?」
料理長の言葉に自分を見ると体から魔法力が 溢れていた。
エリー慌てて魔法力を抑える。
「あ、すいません!」
エリーは急いで食事を済ませ料理長にお礼を いって食堂を後にした。
エリーは歩きながら
「あーびっくりした! まさか考えてるだけ なのに魔法力が出るなんて。 気を付けない と。」
エリーはその足で訓練場に向かった。
「こんなんじゃダメもっと訓練しないと!」
そう言ってエリーは精神統一を始めた。
その時訓練の為きたカイルがエリーを見つけ 近寄る。
「エリー訓練して平気か? もっと休んだほ うがいいんじゃないか?」
カイルが心配話しかける。
エリーはカイルの声を聞くなり顔が赤くなり 体から魔法力が溢れ出す。
「エリー本当に大丈夫か?」
エリーはカイルに目を合わせないようにしな がら
「カイルさん、大丈夫です。」
エリーはそのまま立ち去っていった。
カイルは心配しながらエリーを見つめる。
「嘘でしょ〜、声を聞いただけで?」
エリーは自分の顔を隠しながら部屋にいった。
その後もうエリーはカイルに会うたび顔を赤 くし魔法力を放っていた。
エリーはカイルに会うたび変化する自分に
「私本当にどうしちゃったの? まさか本当 に!」
クレスは慌てて部屋に戻るエリーを見て気に する。
カイルもエリーの事を気にしつつたびたび部 屋に訪れていた。
やがてクレスは二人の行動を見てるうちにあ ることに気がつく。
「あー、なるほどそう言うことか!」
クレスは苦笑いしながら考えていた。
そしてクレスはエリーの部屋へ向かった。
エリーの部屋をノックするクレス
コンコン
「エリー私だクレスだ、ちょっと話があるん だがいいかな?」
部屋の中にいたエリーはクレスに気付き返事 をする。
「あ、クレスさんどうぞ入ってください。」
エリーはクレスを部屋の中へと招き入れた。
第七章
「エリーの気持ち」
クレスがエリーの部屋へ入ると周りを見なが ら
「さすが女の子の部屋、綺麗にしてある。」
エリー照れながら
「そ、そんなことないですよ汚いですよ! ところでクレスさん何の誤用でしょうか?」
クレスは真面目な表情になりエリーに
「エリーはカイルのことどう思ってる?」
突然のクレスの言葉にエリーは顔を赤くしな がら
「え、どおって?」
「好きか?」
「そ、そんなことないですよ! 何を言って るんですかクレスさんもうやだな〜!」
「そうか、なんか最近のエリーの表情や行動 を見てるとそんな感じがしたんだがな!」
「そうですか、確かにカイルさん素敵だし優 しいですけど好きと言うほどまでは?」
「自分でも知らないうちに好きになっている こともある。 まあ、あいつは恋愛に関して は鈍いから長い目で見てやってくて!」
「は、はあ!」
「話はそれだけだ、じゃまをした。 私は訓 練に行ってくる。」
そ言うとクレスはエリーの部屋を出て訓練場 にいった。
「クレスさんの前ではあんなこと言ったけど 本当は私カイルさんの事どう思ってるんだろ う?」
エリーは考えながら今までのことを思い返し てみた。
「ん〜、確かにカイルさんは優しいしかっこ いいし人のことを大事に思ってくれる。」
エリーの顔が赤くなる。
「あ、やだ〜! でもそう言う気持ちが好き って事なのかな?」
エリーにとって初めての経験だった。
「ちょっと精神統一!」
エリー、精神統一するがたびたびカイルのこ とが頭に浮かぶ。
「あーダメだ、ちょっと魔法練習で気を紛ら わそう!」
そう言ってエリーは自分の部屋を出て訓練場 に向かった。
訓練場に着いたエリーは気を紛らわすかのよ うに的に向かいファイヤーボールを連発して いた。
「ファイヤーボール、ファイヤーボール、フ ァイヤーボール!」
憂さ晴らししているエリーの元にカイルが来 た。
「エリー、もう練習して大丈夫なのか?」
カイルがエリーに声をかけると顔が赤くなり 胸がドキドキし魔法力が溢れ出す。
それを見たカイル
「エリー、本当に大丈夫か? 無理しないで くれ!」
「本当に大丈夫です!」
エリーはカイルに見向きもせずその場を立ち 去り自分の部屋へ戻っていった。
エリーは部屋へ戻り考える。
「何だろうこの気持ち? 私やっぱりカイル さんのこと?」
その時部屋にノックする音が響いた。
カイルがエリーのことが気になり来ていた。
「エリー私だカイルだ、中に入れてくれない か?」
「カ、カイルさん? ちょっと待ってくださ い!」
エリーは慌てて顔を洗い服を整えて心を落ち 着かせていた。
そして、準備が整うとカイルに
「カイルさんどうぞ!」
「それじゃ失礼するよ!」
そう言ってカイルはエリーの部屋へ入ってい った。
「どうしたんですかカイルさん?」
エリーがそういうとカイルは表情を変えて
「どうしたんですかじゃない、あれほど言っ ているのに無理しないでくれ!」
「本当に大丈夫ですよ。」
「私は本当にエリーのことが心配なんだ!」
その言葉にエリーはドキドキしながら
「カイルさん!」
エリーは心の中ので
「カイルさん、こんなにも私の事心配してく れてるんだ、それに私のこの気持ちやっぱり !」
エリーは心を決めカイルに話し始めた。
「カイルさん私の話を聞いてくれますか?」
エリーの表情が変わると同時に魔法力も消え 真剣な眼差しでカイルを見るエリー。
その表情にカイルもまた真剣な眼差しでエリ ーを見る。
「私、カイルさんのことが好きです!」
突然にエリーの告白に戸惑うカイル。
「え、エリー何を言って?」
話を続けるエリー。
「私、こんな経験初めてで誰かを好きになっ たことなくてだからカイルさんの優しさに触 れてくうちにどんどん好きになってたみたい でその気持ちをずっと気づいてませんでした。 」
「エリー!」
「これから大事な戦いがありますしだからず ーっとこんな気持ちのままにしたくなかった ので!」
「エリー、私は!」
「カイルさん今は答えはいいです。けどジー クを倒した後答えを聞かせてください。」
「わかったエリー!」
その時エリーの頭に何かが閃いた。
「あ、カイルさんこれから時間ありますか ?」
「時間はあるがどうしたんだエリー?」
「今、新しい必殺技を思いついたので練習に 付き合ってくれませんか?」
「ああ、いいとも!」
エリーの表情から迷いのようなものが消え いつもの顔に戻っていた。
第八章
「新しい必殺技」
「で、エリー新しい必殺技とは?」
「私、思ったんですけど同じ系統の魔法でそ れぞれ違う魔法を放ちそれを合わせれば強力 な魔法になるんじゃないかと思ったんです 。」
真剣な表情で聞くカイル。
「う〜ん、なるほど。確かにそれは考えたこ となかったな!」
「でしょ、さっそく試してみましょう!」
「よし、わかったやろう。」
エリーとカイルはそれぞれ同じ的に向けて魔 法の詠唱に入った。
「ファイヤーハリケーン!」
「ファイヤーストーム!」
エリーとカイルが放った魔法は途中で合わさ り変化していく。
ストームの威力がハリケーンに加わることに よってより巨大な竜巻に変わっていった。
竜巻は的を破壊し城壁まで壊そうとしていた。
二人は慌てて魔法を止める。
「あー、危なかった。 城壁まで壊れるんじ ゃないかと思った。」
「全くだ、それにしても凄い威力だ! だが、 これがあれば残りの四天王やジークを倒せる んじゃないか?」
「そうだカイルさん、他の系統の魔法もやっ てみましょう、それと系統違いの魔法も!」
「そうだな、よしやってみよう!」
二人は日が暮れるまで新しい必要殺技を試 していた。
「ハア、ハアなんとか形にはなりましたねカ イルさん。」
「そうだな、でもまだまだだ。 これから毎 日特訓だ!」
「はい!」
エリーは息を切らしながらその場に座り込ん だ。
「日も落ちてきた、今日はここまでにしよう !」
「なんかお腹も空いてきちゃいました。」
「そうだな、食事にしよう!」
二人は食堂に向かった。
そして、二人は食堂で話しながら食べた後そ れぞれの部屋に戻っていった。
エリー、自分の部屋へ入りベットに座ると今 日あったことを思い出していた。
「今日は色々あったな〜! カイルさんに告 白したり一諸に特訓したり!」
思い出してるうちにエリーは自身の変化に気 づいた。
「あれ、魔法力が溢れてない!」
カイルに告白したことによりエリーの体に変 化があらわれ魔法力が安定していたのだ。
「よしこれなら! でもこれを維持できるよ うにしなきゃ!」
エリーは新たな成長を心に決めとこにつくの であった。
翌日からもエリーとカイルの特訓が続いた。
カイルの提案により今日は城から離れた森で 行っている。
あまりにも必殺技の威力がすごいからである。
特訓していくうちに次第に息も合うようにな り手応えを感じていた。
「よし、いい感じだこれならいける。」
「ハアハア、そうですね!」
「少し休憩しよう!」
「はい!」
二人は芝生に座り休憩した
そして座りながら作戦を練っていた。
「そうですね、そのタイミングだったらいけ ますね。」
「そうだな、これで行こう!」
二人で話していると部下のデニスが慌てた表 情で二人の元へやってきた。
「大変です、カイルさんエリーさん!」
「どうしたデニス?」
「北のトリスタンが墜ちました。」
「何だって、トリスタンが?」
苦悶の表情を浮かべるカイル。
「カイルさん、トリスタンって?」
「あゝ我がセントルイスに次ぐ高い攻撃力と 防御力を誇る国だ。」
「落としたのってまさかジーク?」
「いえ、名はシルフィードと名乗っていたそ うです。」
「シルフィード、最後の四天王!」
「まさかトリスタンが落ちるとは、そのシル フィード相当の実力だな!」
エリーが落胆する二人の表情を見ると
「大丈夫ですよ二人とも! ここには私がい るんですよ。 それに新しい必殺技があれば シルフィードなんて目じゃないです。!」
それを聞くとカイル笑いながら
「ハハハ、そうだなこっちにはエリーがいる し新しい必殺技もあるシルフィードといえど も敵じゃないな!」
三人が笑っていると突然声が聞こえてきた。
「ほう、この私を簡単に倒せると?」
「誰?」
三人は声のした方向に顔を向けると突如空間 が歪みその中から部下を引き連れたシルフィ ードが姿を現した。
カイルが驚いた表情で
「まさかお前がシルフィード?」
「いかにも、私が大魔王ジーク様の配下で四 天王の最強の風のシルフィードだ!」
エリーは、シルフィードからとてつもない力 を感じた。
「風のシルフィード!」
エリーの魔法力が溢れ出す。
その魔法力を見てシルフィードが!
「そうかお前か! 三人の四天王を倒しジー ク様まで引き下がらせたのは? フン、面白 い今度は私が相手をしてやろう!」
シルフィードも魔法力を解放させエリーに向 かい攻撃体制をとるのだった。
第九章
「最後の四天王」
エリーもシルフィードに向けて攻撃体制をと るとシルフィードの部下が
「こんな小娘ごときシルフィード様が相手を する事ありません、ここは我らにお任せを !」
そう言うと後ろから部下が出てきた。
「小娘、貴様ごときシルフィード様と戦おう など100年早いわ! 我らで十分、相手し てやるからかかってくるがいい!」
シルフィードの部下が身構えると城の方から 援軍を引き連れたクレスとガラムがやってき た。
「クレスさん、ガラムさん!」
するとクレスが
「お前らこそエリーと戦うなんて100年早 い! 」
「その通り、貴様たちなど我々で十分だ!」
シルフィードの部下が表情を変え
「何だとこしゃくな!」
「エリー、こんな雑魚我々に任せてシルフィ ードを頼む!」
「わかりました。」
「貴様ら、我らを侮辱したことを後悔させて やる!」
「フン、貴様らこそ我らにやられることを不 運に思うんだな!」
「グヌヌ、言わせておけば〜! 八つ裂きに してくれる! 行くぞ!」
シルフィードの部下がクレスたちに襲いかか る。
「くるぞ隊列を乱さず連携を忘れるな!」
「はい!」
クレスたちの部隊とシルフィードの部下がぶ つかり合う。
それを見たシルフィード
「ではこちらも始めるとしようか!」
「カイルさん、ここは私に任せてください 。」
「わかった、だが無理はするな!」
エリー、カイルに頷く。
「こちらから行くぞ! ストリームブレイカ ー!」
シルフィードが両手を組むとそこから竜巻き ができエリーを襲う。
「はー!」
エリー、これを魔法力を放出しながら片手で シルフィードの技を防ぐ。
シルフィードは少し驚きながら
「ほほう、私の技を片手で防ぐか! なるほ ど伊達に三人の四天王を倒したことだけはあ るか!」
エリーが魔法力を込めながら
「今度はこっちから行くわよ!」
「ファイヤーストーム!」
炎の渦がシルフィードを襲う。
「なかなかの魔法力だだが、はー!」
シルフィードもエリー同様片手で魔法を防ぐ。
エリーも驚いた表情で
「まさか片手で防ぐとは、さすが四天王最強 といったところかしら!」
シルフィード、、笑みを浮かべながら
「フン、褒め言葉として受けっとておこう !」
それを見ていたカイルは少し不安を覚えた。
「ではいくぞ! ライトニングバスター!」
黒い閃光がエリーに向かっていく。
「さっきの魔法より威力が強い、魔法使わな いとダメかな? ウオターウオール!」
エリー、水の壁を出し防いでいく。
エリー、魔法を防ぎながら
「ちょっとあれ試してみよう。」
エリー、シルフィードの魔法を防ぎながら魔 法力を高めていく。
そしてエリーはそのままシルフィードの魔法 を跳ね返す。
「ハアー!」
シルフィード、驚きながら
「何と、この技も防ぎ尚且つ跳ね返すとは !」
シルフィード急ぎ防御呪文を唱える。
「ダークウオール!」
エリーが跳ね返した呪文はダークウオールに より防がれる。
シルフィード表情を変え
「これほどのことが出来るとはしょうしょう 甘く見ていたのかもしれん。もはや手加減は せん!」
それを見てエリーも
「こっちも手加減しないんだから!」
両者、同時に魔法を放つ!
「ファイヤーボール!」
「ライトニングバスター!」
両方の魔法が両者の中央でぶつかり合い均衡 しあう。
更に力を込める両者。
「はー!」
次の瞬間ぶつかり合った魔法がが中央で爆発 し両者吹き飛ぶ。
「何ー!」
「うわー!」
「エリー!」
吹き飛んだエリーにカイルが近寄る。
「大丈夫かエリー?」
エリー、少し笑みを浮かべながら
「カイルさん、ちょっとダメージ貰いました けどまだまだ大丈夫です。」
「そうかならいいが、だがシルフィードは四 天王最強だけあってなかなか手強い。 私は あれを試してみるのもいいと思っているのだ が?」
「あれですか?」
エリーは少し考えながら決断するのであった。
第十章
「炸裂二人の必殺技」
「わかりました、やりましょうカイルさん! しかし問題が一つ、あの技は二人が同時に魔 法を放たなくちゃいけないので詠唱中片方が 狙われたら終わりです。」
カイルが顔を歪ませながら
「確かに、どうすればいいか?」
二人が悩んでいるとそこにクレスとガラムが 現れた。
「エリーにカイル、私たちが時間を作ろう 。」
「クレスさん、ガラムさん? シルフィード の部下は?」
驚いた表情で見るエリーにガラムは
「エリー殿、我々に任せてくれといったであ ろう、ご覧の通りシルフィードの部下は!」
ガラムは指差す方向を見るとシルフィードの 部下が倒れていた。
エリーは笑みを浮かべながら
「クレスさん、ガラムさん凄いです、シルフ ィードの部下を倒すなんて!」
クレスは笑いながら
「あんなのは敵じゃない。 それでエリー、 我々は時間稼ぎをすればいいのだな?」
「はい、私とカイルさん同時に魔法放ちそれ が合わさった瞬間合図を送るので!」
クレスが何かを思い出す。
「要は、この間のジークとの戦いにの時にや ったあれだな!」
エリーの考えがわかったと見て
「はい、そうです。 お願いできますか?」
クレスはガラムに目で合図を送ると
「任せてくれ!」
そしてそれぞれ配置につく。
起き上がりながらそれを見るシルフィード
「何をやる気だ? あいつらはどうした?」
周りを見るシルフィード、そして驚きながら
「何と、私の部下を全員倒したと言うのか ?」
エリーとカイルは魔法力を増大させながら詠 唱していく。
シルフィード、激怒しながら
「もう許せん、全力を持ってトドメを刺して くれるわ!」
シルフィード最大の魔力で魔法を放つ。
「ライトニングバスター!」
最大魔力のライトニングバスターがエリー達 を襲う。
だがその間にクレスとガラムが立ちはだかる。
それを見たシルフィード
「ん? 何をする気だ?」
クレス、ガラムに合図しながら
「行きますぞ、ガラム殿!」
「ここ得た!」
迫ってくるライトニングバスターに剣を向け
「オーラブレード!」
二人の剣がオーラを纏いライトニングバスタ ーを止めた。
それを見たシルフィード更に怒りをあらわに しながら!
「何〜! チンケな技で私の魔法を止めると は!」
そして、詠唱が終わりエリーとカイルが同時 に魔法を放つ。
「ファイヤーストーム!」
「ファイヤーハリケーン!」
二人の放った魔法が途中で合わさり形を変え 巨大な渦を巻く竜巻に姿を変える。
それを見たシルフィード
「何だあれは?」
「ファイヤーストームハリケーン! これが 私たちの必殺技よ!」
エリーがクレス達に合図を出す。
「今です、クレスさんガラムさん。」
二人は頷く。
「オーラブレード最大パワー!」
「はー!」
掛け声と共にシルフィードのライトニングバ スターを切り裂いた。
「何、ライトニングバスターを切り裂くだと ?」
クレスとガラムはライトニングバスターを切 り裂いたと同時に左右に分かれた。
エリーとカイルは二人が左右に分かれた同時 に更に力を込めファイヤーストームハリケー ンを解き放つ。
放たれたファイヤーストームハリケーンはま っすぐシルフィードに向かっていく。
シルフィードは即座に防御魔法を唱える。
「ダークウオール!」
ファイヤーストームハリケーンはダークウオ ールによって止められるがエリー達の魔法の 方が力が強いため徐々に押され始める。
「この私が押されてるだと!」
シルフィード怒りが最高点まで高まる。
「四天王最強のこの私を舐めるなよ!」
シルフィードがものすごいパワーで魔法を押 し返す。
「凄い力!」
「エリー、諦めるな!」
徐々に魔法がエリー達に迫っていく。
「エリー、フルパワーだ!」
「はい!」
二人同時に
「はー!」
二人のフルパワーが押されていた魔法をいっ きに押し返す。
「この私を上回るパワーだと?」
シルフィードは防いで入るがエリー達の力が 自身のパワーを上回っている為押されていき ついには飲み込まれ始めていた。
「フ、ここまでのパワーを持っていたとは私 の完敗だ。 だが、ジーク様の力はこんなも のではない。 せいぜい油断しないことだ。 ハハハー!」
そう言ってシルフィードは完全に飲み込まれ 消えていった。
第十一章
「対決大魔王ジーク」
シルフィードを倒したエリー達はしばしそこ に座り込んでいた。
「何とかシルフィードを倒せたな!」
「ええ、私もこれほどの力だとはと思いませ んでした。ちょっと油断してました。」
「しかし、大魔王ジークこれ以上に力となる と更に気を引き締めないといけないな。」
「とにかく城に戻り体を休めよう、王への報 告もあるし!」
「はい。」
エリー達をは城へと戻って行った。
その頃浮遊城では大魔王ジークが怒りをあら わにしていた。
「まさかシルフィードまで倒されるとは! 奴らを少々甘く見ていたわ。 かくらる上は このジーク自ら乗り込み私に刃向かうゴミど もを一人残らず消してくれるわ!」
その頃、城に戻ったエリー達は王の間で意外 な人物達を目にしていた。
「ライル王、これは一体?」
驚くエリー達にライル王は
「エリーよ、シルフィードを倒したそうだな な礼を言う。 ところでこれを見てくれ各国 が大魔王ジーク討伐のために加勢に来てくれ たのだ!」
エリーが周りを見ると見慣れた顔の人もいた。
「あ、カークスさんお久しぶりです。」
カークスもエリーに気付き
「やや、これはエリー殿お久しぶりです。今 回一諸に戦えることに光栄に存じます。」
二人が話していると近寄ってくるもの達がい た。
「カークス殿、このお方は?」
「おお〜、これはブレン殿にテラー殿! こ ちらはセントヘレス一の魔法の使いエリー殿 だ。 既にジーク配下の四天王もこのエリー 殿が倒したのだ!」
二人は驚きながら
「何とあのジーク配下の四天王を一人で?」
二人がエリーに驚いているとエリーはカーク スに近づき二人のことを尋ねた。
「カークスさん、こちらの方々は?」
「これは失礼、エリー殿紹介致す、こちらヨ ークランドの兵士長を務めるブレン殿、でこ ちらの方はトリスタンで兵士長を務めるテラ ー殿です。」
エリー、何かを思い出しながら
「確かトリスタンはシルフィードによって 落ちましたと聞きましたが?」
エリーの話に対しテラーは
「確かに城は落ちました。 だがシルフィー ドが城に攻めてくる前に我が王の命令で国民 や城のものを避難させていました。」
「そうだったんですね。」
「それほどシルフィードの力が強かったので す。 王もそれを感じいち早く決断し我々に 命令しました。」
二人が話しているとライル王が
「皆の者、今日は各々疲れたであろう十分に 休んでほしい。」
ライル王の言葉にそれぞれの部屋にいった。
エリーも自分の部屋に戻りベットに横になり ながら
「は〜、今日は疲れた。 でも残るは大魔王 ジークのみ。 頑張らないと!」
エリーは疲れていたのか2日ほど眠っていた。
その次の日にエリーは起きた。
そして、朝食を済ませ王の間へ行くと皆が集 まっていた。
王の間へ入ってきたエリーにライル王は気付 きエリーに
「エリー大丈夫か? 2日程眠っていたよう だが?」
心配する王にエリーは
「ご心配おかけしました。 2日程休んだお かげでこの通り全開になりました。」
周りのみんなもほっとする。
その時であった。遠くよリとてつもない邪気 を持ったものが近づいてくるのをエリーは感 じた。
エリーの異変に感じたクレスは
「エリー、どうした。」
エリーは顔色変えながら
「こちらにとんでもなく恐ろしい邪気を持っ たものが近づいてきます。 おそらく大魔王 ジークかと!」
ライル王をは皆に
「皆の者、いよいよ大魔王ジークとの決戦の 時はきた。 力を合わせ必ずジークを倒し平 和を手にするのだ。」
王の言葉に皆は
「おー!」
そして、皆城の外へ行きジークを迎え撃つ準 備に入る。
皆が準備しているとエリー達の前の空間が歪 み大魔王ジークとかなりの数の配下の魔物が 現れた。
「久しぶりだなエリーよ、決着をつけにきた ぞ。」
「大魔王ジーク!」
以前のジークとは明らかに違う力をエリーは 感じていた。
「これが本来のジークの力!」
ジークは笑みを浮かべながら
「フフ、その通り。 これこそが本来の私の 力よ覚悟するが良い、私に歯向かう虫ケラど もよ!」
クレスは各国の兵士長に
「大魔王ジークは我々が皆の者は配下の魔物 を頼みます。」
クレスの言葉に
「わかりました。十分にお気をつけて!」
そういうと配下の魔物に向かっていった。
エリーはジークに対し攻撃を仕掛ける。
「先手必勝ファイヤーストーム!」
炎の渦がジークに向かっていく。
ジークはイラつきながら
「私を舐めているのか! はー!」
ジークはエリーの魔法を気合いだけでかき消 した。
エリーは驚きながら
「まさか私の魔法を気合いだけでかき消され た。」
エリーはジークの強大な力に焦りを感じてい た。
第十二章
「恐るべき大魔王の実力」
ジークはエリーに
「まさかこの程度で終わりではなかろう? もっと私を楽しませてくれ。 出なければ私 がきた意味がないからなハハハー。」
「言いたいこと言ってくれるわねー。 絶対 後悔させてやるんだから!」
ジーク、笑みを浮かべながら
「フ、面白いやってみるがいい。 決果は見 えてるがな。」
エリー、膨れながら
「ムカー、絶対倒してやる。」
イラつくエリーにクレスが
「エリー落ち着け、敵の策にハマってどうす る? そうやってエリーの消耗を狙ってるん だ!」
クレスの言葉にエリーは冷静さを取り戻す。
「ふー、危ない危ない。」
「しかしどうする? ジークの力は私達が思 っていた以上に強大だぞ!」
意を決してカイルが
「兄さん、エリーならばこちらはシルフィー ドを倒したあの技で行こう。」
「あれか!」
「あれですね、わかりました。」
「ではみんな、配置に着こう。
「おー!」
みんながそれぞれ配置につきエリーとカイル は詠唱に入る。
それを見たジークは
「ん、あの配置は? あれは確かこの前使っ てた作戦か、小癪な真似を! ならやってみ るがいい。」
ジークは仁王立ちしたまま待っている。
「何、撃ってこないのか? まあいい、行く ぞエリー!」
「はい!」
二人が同時に呪文を放つ。
「ファイヤーストーム!」
「ファイヤーハリケーン!」
二人の魔法が途中で合わさり巨大な渦を巻く 竜巻に変わる。
「ファイヤーストームハリケーン!」
ファイヤーストームハリケーンがジークを襲 う。
ジークは少し笑みを浮かべ
「ほう、少しはまともな攻撃が来たか。だが この程度の力。 はー!」
ジークはエリーとカイルの必殺技を何と片手 で防いだ。
それを見たエリー達は
「そんなバカな私達の必殺技が!」
ジークは笑いながら
「ハハハ、この程度の技が必殺技か! この 程度の力で私を倒そうなどかたわらいたいわ !」
「お遊びはここまでだ、食らうがいい。」
「ダークストリーム!」
黒い渦がエリー達を襲う。
「ファイヤーウオール!」
エリーも防戦するがジークの力はとてつもな く強く押されていく。
危ないと見てカイルも防ぎにかかる。 「エリー大丈夫か?、はー!」
カイルの力も合わさりかろうじて防ぐことが できた。
「ありがとうございます、カイルさん。」
「何とかといったところか!」
少し驚きながら
「何と、この攻撃を防ぐか? しぶとい奴ら だ!」
「エリー、もう一回あの技だ!」
エリーは表情を歪ませながら
「しかしカイルさん、あの技はさっき防がれ たばかりで?」
「いや今度は技の系統を変える。 私は稲妻 系でエリーは水系で行こう!」
「わかりました!」
二人は再び体型を取り詠唱に入る
ジークは笑いながら
「ハハハ、またその技か? 何度やっても同 じこと!」
二人再び呪文を唱える。
「アクアストーム!」
「サンダーハリケーン!」
2つの魔法が合わさり形を変える。
「アクアサンダーストームハリケーン!」
二人の魔法がジークに向かっていく。
「ほう、さっきよりかは少しはマシかな! だが、 はー!」
ジークはまたエリー達の魔法を片手で防ごう とする。
今度は魔法は消えずジークに手で止まってい る。
「やるじゃないかしかしこの程度魔法!」
ジーク、魔法を押し返していく。
それを見てカイルが
「エリー、フルパワーだ!」
「はい! はー!」
二人のパワーがジークを上回り押し返してい く。
驚くジーク!
「何だと、虫ケラどもがこの程度の力通用せ んと言ったろ! はー!」
ジークは更に押し返していく。
「なんて力なの! このままじゃ持たない !」
「とどめだ、はー!」
ジークが更に力を込めると魔法はエリー達の 方に向かい飛んでいき遂にはくらい吹き飛ば されてしまう。
しかし、エリーは必死に立ちあがろうとする。
「まだよ!」
ジークは笑いながら
「ハハハ、まだ我に歯向かうか愚か者め! 周りを見てみるがいい!」
そう言われて周りを見てみるとエリー以外の 人は全て倒れていた。
「そんなバカな?」
「フフ、諦めろ。 楽にとどめを刺してやる。 」
「諦めるもんか、ファイヤーストーム!」
エリーは反撃するが魔法の威力は弱くなって いた。
「しぶとい奴だ、これでとどめだ。 はー!」
なすすべなく吹き飛ばされるエリー。
「エ、エリー!」
カイルの言葉にも反応がない。
エリーの意識は途切れてしまっていた。
ジークの笑い声が高らかに響き渡る。
第十三章
「秘められしエリーの力」
意識のないエリーに話しかけるものがいた。
「エリー、目を覚ますのじゃエリー!」
「誰、誰なの?」
エリーが目を覚ますとそこは意識の中の世界 だった。
「え、何ここ? 私もしかして死んじゃった ?」
「何をバカなことを言っておるのじゃ?」
エリーが声の方向を見ると一冊の本が浮かん でいた。
「あー、貴方は!」
「相変わらずやかましいのう!」
エリーは魔導書にイラッとしながら
「ちょっと何なのよ、全然ジークに歯が立た ないじゃないの!」
「当たり前じゃ、まだ真の力を解放しておら んのだから!」
「えー、ちょっとなんなのよそれ? ちゃん と最後までやりなさいよ使えないわね!」
魔導書、ちょっとイラつきながたら
「ム、何じゃその態度は。今から眠っている 力の呼び起こし方を教えようとしたのに!」
エリー、態度を変え頭を下げながら
「すいません、よろしくお願いします。」
「わかれば良いのじゃ、全く!」
「早くお願いします。」
「せっかちじゃのう、良いか目を覚ましたら こういうのじゃ、我の中に眠っている力よ今 こそ目覚めよ◯◯◯と!」
次の瞬間目の前が光り輝いた。
目を覚ますとエリーは倒れたままだった。
エリーは必死に立とうとする。
それを見てジークは驚きながら
「何とあれほどのダメージを受けたのにもか かわらずまだ立ち上がる力があるというのか ?」
立ち上がるとエリーは魔導書から教わった言 葉を言い始める。
「我の中に眠っている力よ今こそ目覚めよ アンテ!」
その直後、エリーの中からジークを上回る魔 法力が溢れ出る。
ジークは瞬きしながら
「何だあの力は? 瀕死の奴になぜあのよう な力が!」
エリーの溢れ出した魔法力は周りの倒れてる 人にも変化が起きていた。
何と魔法力を浴びた人たちが次々と起き上が ってきた。
「何だこれは? 傷が回復し力が湧いてくる。 」
周りを見るクレス、するとエリーの体から溢 れ出す魔法力を見る。
カイルもそれに気づきクレスと共にエリーに 近寄る
「エリーこの力は?」
「これは私の中に眠っていた新の力! さっ き意識がない時、魔導書からの言葉を聞きま した。」
驚きながらクレスが
「それがこの力か! それにこの回復力凄い !」
ジークは焦った表情で
「まさか、ありえんありえんぞあの力は! あの瀕死の状態から起き上がるなど!。」
エリーはクレス達に
「クレスさん、カイルさんジークは今度こそ 私が倒します。 他の人たち協力して配下の 魔物をお願いします。」
「わかった、エリーも気をつけて!」
エリーは頷きジークの方を見る。
「おのれ、今度こそ葬ってくれるわ!」
「ダークストリーム!」
エリーに向かって放つが何と片手で防いでい く。
焦るジークは何度も魔法を放つ。
「くそ、こんなバカなことがおきてたまるか くたばれー、くたばれ!」
エリーはその魔法もことごとく防いでいく。
それを見ているクレスとカイル
「凄い、なんて力だ。 あのジークを圧倒し ている。 カイル俺たちもエリーに負けてら れないな!」
「はい、兄さん!」
クレス達も皆と連携をとりジークの配下の魔 物を次々と倒していく。
倒されていく魔物を見ながら
「馬鹿な、こんな馬鹿なことがあってたまる か!」
少しずつ絶望していくジークにエリーは
「ジークどうやらここまでのようね、貴方は もう終わりよ。」
エリーの言葉に激怒しながら
「何をバカな、我は大魔王ジークこの世の支 配者だ! くたばれ!」
ジークは最後の力を振り絞り魔法をエリーに 向け放つ。
エリーも魔法を撃つ体制をとる。
「ジークこれで最後よ。」
「ホーリーストーム!」
エリーの放つ光の渦がジークの魔法にぶつか りそのまま飲み込んでいきジークの方へ向か っていく!
ジークは最後の悪掻きで魔法を押し返そうと する。
「我は大魔王ジーク! こんな虫ケラどもに 負けてなるものかー!」
魔法はかろうじてジークの手前で止まってい る。
「さようならジーク! はー!」
エリーはフルパワーでジークにとどめを刺そ うとする。
やがてジークはエリーのフルパワーの魔法に 耐えきれなくなり光の渦にの煮込み始める。
「まさかこの大魔王ジークがこんな虫ケラど もにやられようとは思いもしなかったわ。 しかし、私は大魔王いつの日か必ず蘇り必ず 滅ぼしてくれようぞ! ハハハー!」
そう言いながらジークは光の渦の中へ消えて いった。
「全て終わった。」
エリーはふっと息を吐き胸を撫で下ろすのだ った。
終章
「大円団、そして!」
戦いが終わったエリーにクレスやカイル、そ して各国の兵士長が近寄る。
「エリーやったな! ついにあの大魔王ジー クを倒した。」
「見事だエリー!」
「お見事ですエリー殿、さすがは世界一の魔 法の使い手!」
エリーは顔を赤くしながら
「ガラムさん、世界一は言い過ぎですよ!」
「いやいやエリー殿、ここにいる誰もがそれ を認めていますぞ。」
エリーが周りを見るとみんな納得した表情を していた。
「エリー、魔法の師である私も納得している のだ。 それに十分に私をも超えている。」
「そんなカイルさん褒めすぎですよ。」
照れるエリーを見ながらみんなが笑う。
「そうだみなさん、ライル王に報告ににいき ませんか?」
エリーの言葉にクレスも
「そうだな、ジークを倒したことを王に報告 しよう!」
みんなは揃って城へ向かった。
城へ戻るとライル王が暖かく迎えてくれた。
「皆の者よく戻ってきた。」
クレスが笑顔でライル王に
「ライル王、ついにエリーがやってくれまし た。あの大魔王ジークを倒したのです。」
ライル王は喜びをあらわにしながら
「誠か? あの大魔王を? エリーよくやっ てくれた。 やはり私の目に狂いはなかった。 」
喜ぶライル王に
「ええ、ほんとにエリーはすごかったです 。」
周りの人達はエリーに向けて拍手を送る。
「エリー、改めて皆を代表して礼を言う。」
ライル王の礼に合わせ周りの人達もエリーに 礼をした。
頭を上げるとライル王は表情を変えエリーに 尋ねる。
「で、エリーこれからのことなのだがどうす るつもりでいる? 元の世界に帰るか?」
ライル王の問いにエリーは
「ライル王、私はこの世界に残ろうかと思い ます。元の世界への戻り方などわかりません し、それに例え戻れたとしても元の世界では 私は既に死んでいますから!」
エリーの答えにライル王は少し表情を曇らせ
「それは済まなかった。 悪いことを聞いた。 」
落ち込むライル王にエリーは笑顔で
「ライル王、気にしないでください。私、こ っちの世界も気に入っているんですよ。 そ れにこれからの目標もあるんです。」
「それは何だ?」
「これからまたジークみたいなのが出てくる かもしれません。 だからこれからは魔法の 鍛錬しながら他の人達の魔法の実力をあげれ たらなと思っています。 まあ、私なんかの 力が役に立つかわかりませんけど!」
エリーの決意の言葉に
「そうかエリー、私からもよろしく頼む。是 非、みんなの力になってくれ!」
エリーは笑顔で答える。
「はい!」
その後、エリーの前にカイルが来る。
「エリー、この間の答えなんだが?」
カイルの問いにエリーは思い出す。
「は、はい!」
「私もエリーの事が好きだ! だから私と結 婚して欲しい!」
エリー、突然のカイルの告白にドキドキしな がら
「こんな私でよければよろしくお願いします。 」
「そうか、結婚してくれるかありがとう。 必ずエリーを幸せにしてみせる。」
ライル王は二人のやりとりを聞いて
「これは何と! こんな良き日にまたも嬉し い事が起ころうとは! 私も二人を祝福する ぞ。」
周りからは祝福の言葉と拍手が湧き起こる。
「二人ともおめでとう!」
二人とも笑顔で答えると
「みんな、ありがとう!」
「みなさんありがとうございます!」
こうしてジークを倒したエリーはこの世界で カイルと結婚し幸せに暮らしました。
完
物語はいよいよ完結です!
是非、たくさんの人に読んでもらえたらと思います。
コメントやいいねをいただければ幸いです!




