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モテる香水  作者: 榎本
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第1話:運命の香水

ドラえもんのモテモテールにインスパイヤーをうけまして

書き始めました

運命の香水

「モテモテール」の登場と主人公ユウの出会いの瞬間を描いています。


---


### **第1話:運命の香水**


「これが噂の……『モテモテール』か。」


ユウは小さなアンティーク調の瓶を手に取り、目を輝かせた。

大学帰りに偶然立ち寄った裏路地の雑貨店で見つけた、なんとも怪しげな香水。

店主の老婦人が言うには、この香水を一振りするだけで、女性が自然と好意を抱くようになるという。


「まぁ、ただの冗談だろうけど……試してみても損はないか。」


ユウは冗談半分で購入を決意。瓶は高価そうに見えたが、思いのほか安価だった。


翌朝。

何気なく手首にひと吹きして、いつも通りの大学へ向かう。


---


「ユウくん、おはよう!」


教室に入ると、クラスメイトの**カレン**が笑顔で近づいてきた。

いつもはただの友人という距離感だった彼女が、今日はどこか違う。

髪の毛をやや整え、普段より少し華やかな雰囲気をまとっている。


「お、おはよう……なんか、いつもより気合入ってる?」

「そうかな? 今日ユウくんに会えるのが楽しみで、なんだか張り切っちゃったかも!」


ユウは内心驚いた。

こんなにストレートな好意を向けられるのは初めてのことだ。

だが、それだけでは終わらない。


講義中。後ろの席から別の女子、**リサ**がそっとノートを差し出してきた。


「ユウくん、これ使う? 昨日分のノート、すごくわかりやすくまとめてあるよ。」

「あ、ありがとう。助かるよ。」


普段、他人と関わることを避けるようなタイプのリサが、自ら声をかけてくるのも異常だった。


「なんだこれ……?」


昼休みになり、ユウは一人でベンチに座って考え込んでいた。

カレン、リサだけでなく、講義中にも数名の女子が積極的に話しかけてきたのだ。

彼女たちの視線は明らかに特別なものを含んでいた。


「もしかして……あの香水のせい?」


彼は半信半疑だったが、それ以外に理由が思いつかない。


---


放課後、ユウが駅へ向かう途中、カレンが追いかけてきた。


「ユウくん、ちょっと寄り道しない? ちょうど近くに美味しいカフェがあるんだ。」

「寄り道か……まぁ、いいけど。」


そのままカフェに入り、二人で軽くお茶をすることになった。

カレンは終始笑顔で、ユウに話題を振りながら楽しそうにしている。


「ユウくんって、本当に話しやすいよね。もっと一緒にいたいな。」


何気ない一言が、どこか真剣な響きを持っていた。

その言葉に、ユウの胸が少し高鳴る。


(もしかしたら、これからの毎日が……少し面白くなるかもな。)


そう思いながら、ユウはカレンの笑顔を見つめ返した。


---


これが彼の「特別な日常」の始まりだった。


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