表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/66

蘇る言葉

「こっちこっち〜ヒナタぁー!」

「はやいってぇー、メグロくん〜!」

小学校に入学していないような幼い男の子と女の子がキャッキャとはしゃいでいる公園を通り過ぎようとした私は思わず脚を止め、公園に視線を向けた。


ヒナタ、ヒナタヒナタ、日向……


日向、ひな姉……


カツキのお墓参り、行かないと。


カツキのご両親とお姉さんに鉢合わせたら、どうしよう。

私って……つくづく罪な女性(ヤツ)で、こうしてのうのうと生きている(ヤツ)を彼のご両親とお姉さんは許せずに悶々とした日々を送っているんだろうと考えると……


眼から涙が流れて、頬を伝い、アスファルトに(しずく)が落ち、小さな黒いシミが出来た。


——また、カツキに会いに来てやってよ。リナちゃん。


カツキの姉である日向さんが、私を包み込むように抱き寄せ、背中を触れていた掌で背中を摩りながら言ってくれた言葉が、蘇ってきて膝から崩れ落ちた私だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ