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心酔というか依存に近しい気が

放課後になり、一人で下校かぁ、と項垂れながら教室を抜けて廊下を歩く俺。


数人で群れた女子生徒が賑やかにすれ違っていく。振り向かず歩み続けた。

蜜牧先輩に嫌われるようなことしたかな、とそんなネガティブな考えが脳内を埋め尽くしていく。


周囲の笑い声が俺に向けられた嘲笑に聴こえ、耳を塞ぎたくなる。


校舎を抜け、帰路につく。


帰宅し、リビングに足を踏み入れた俺を迎えたのは父だった。

「ただいま……父さん、久しぶりだね」

「おおうっおかえり、ミーヤ!身長伸びたなぁ、顔付きも良くなってんなぁ〜羨ましいなぁ!」

ダイニングチェアに深々と腰掛けた父が片手を挙げて、人懐っこい笑みを浮かべ、返した。

「まあ、うん……どうしたの、今日は?」

「再婚しようと思ってだな……んで、今日はミーヤ達の母親となる(かのじょ)を紹介しようと思って久々に顔を出したんだ。急で悪りぃな、俺の都合で勝手に決めっちってよぉ」

「再婚なんてしないって言ってたのに……んで今になって。再婚なんてしねぇってゴネてただろ、情けなく以前まで」

「ゴネてたか……間違っちゃいねぇが忘れてねぇのかよ、全く。(あいつ)に似てんだよ、紹介したい再婚相手(かのじょ)がさ……もうじき来るから着替えてきてくれよ、ミーヤ」

「……っ。わかった、よ……」

そう言い残し、リビングを出て、自室に向かった。


勝手すぎだろ、ほんと……父さんはいつもそうやって——



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