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話していると疲れる

「ただいまぁ」

玄関扉を開け、帰宅した俺を迎えたのは下着姿の妹だった。

「おかえりぃ~って嬉しそうだね。チキンでも買い食いしてきた?一人だけズルぅーいっ!」

満面の笑みを浮かべ、返したと思えば頬を膨らませ拗ねる妹。

「ちっちげぇよっ!てかっ、そんな格好で彷徨くなよっ!」

「口もとをぎらぎらぁ~っててっかてかさせながらごまかせられると思ってんの?見慣れた下着姿に欲情してるみたいな感じだしちゃってぇ~エッチぃーなぁ」

口もとと頬を緩ませニマニマとした笑みを浮かべながらからかってきた妹。

「うっ......そう感じんなら服着とけって!」

年頃の男子なんだから、そうなるのは仕方ないだろうがっ!

「はいはぁ~いぃ、着ますよぅ。夕飯出来てるから、手洗いうがいしてきなよぅ~」

スリッパも履かずに裸足でペタペタと足音を鳴らしながらリビングへと姿を消した妹。

俺は靴を脱ぎ、洗面所に向かった。

「綾ちゃんが一日中不機嫌でさぁ──」

「俺は何もやってねぇぞ。やらかしたのはお前だろ、絶対」

「なんでそうなんのぅー、可笑しくないっ?」

「......」


「黙んないでよっ!」

無言だった俺に扉から顔だけ見せ、叫んできた妹。

「さぁ、食べるかぁー」

「棒読みやめてぇ~傷つくからぁぁー」


ダイニングチェアに腰を下ろし、夕飯を食べ始めた俺と妹。

「食欲ないのか?」

「泣かせておいてよく言うよ......綾ちゃんにはしないくせに」

「あれで泣くって可笑しくないか?」

「おかしくない......」




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