巻き添え
ブオオオーーーン!!!
それぞれ自分達が行く車に乗りながら作戦内容をもう一度確認し自分達の武器の整備を改め調整していたのだが
「ねえねえ一夜っち、これみてみて!」
「え?なんだ?」
「この前リリスとメルティと静穂と4人でいったパンケーキのお店そしてこのパンケーキ可愛いくない?」
「え?ああ、まあそうかな?」
ミラから突然4人と一緒に撮った写真を見せられパンケーキにデコレーションされたウサギの形を見せられ困っていた。
「もう一夜っちノリ悪いな〜そこは4人とも可愛いな〜って言ってくれなきゃ」
「え?そこなの!」
俺はってきりパンケーキの方かとばかり思っていたんだが
「ちょっとわたしにも見せないよ!」
「あ!」
愛夢はミラのスマホを分捕り自分が見たいだけに無理矢理な行動をした。
「ふーん、けど夜だしあんまりミラ(・・)達が(・)可愛い所なんてよく見えないんだけどな〜」
愛夢はあたかもケンカを売るような発言をしてワザとミラに挑発した。
「な、なんですって〜〜あんたね〜〜」
「それよりも一兄〜〜これみてよこれ!」
「ちっ!」
ミラが切れるよりも早く愛夢は自分のスマホを一夜に見せていた。
「え?な、なんだ?てか何で一兄なんだ?」
「え〜だって愛瑠が一兄の事気にかけてるって事は私も一兄の事嫌う訳にはいかないじゃんだから仲良くしようって決めたわけ」
なんなんだよその理由愛瑠が俺の事を気にかけてるからって自分からアピールしてくるのはおかしいだろ!
「それよりもほら!私と愛瑠のツーショット写真可愛いくない?」
「えーと、そのまあ2人とも可愛いよ服もなかなか2人に寄り添ってる感じがしてとてもトレンディな感じがする。」
「………」
「………」
「あれ?」
今度は何も間違った事は言っていないはずなのに何故愛夢はだんまりになってしまった。
「お兄さんって意外と女たらしだね」
「は?」
「一兄〜そこはこのジュースに載っているマスコットキャラが可愛いねって言う所だよもう〜〜」
「今度は!そっちかよ!てかお前らの意図がよくわかんねえよ!」
こいつらは一体俺にどうしてほしいのか写真を見せては褒め違いの場所を指摘されてしまう意外に面倒くさい…
「どれどれ?」
「ちょ!」
今度はミラが愛夢のスマホを奪いじっくりと観察しながら愛夢がミラにいった言葉をそのままそっくりと返した。
「あれれ?これ夜でよく見えないな〜特にこの愛夢が飲んでるジュースのマスコットがただのミイラにしかみえないんだけど〜ちょーウケるしぃ〜〜あははは」
「えーーーそうかな?〜〜そんな事無いと思うんだけどな〜〜〜」
「そんな事あるよ〜よくみてみ〜自分の不細工なか・お」
「………」
「………」
「おいおい2人ともその辺にしとけ……」
くいくい
俺の隣に座っていた愛瑠が急に服を引っ張ってきた。
「どうした愛瑠?お前もあいつらを止めてくれよ」
「無駄だよお兄さんこの2人にとってはこれが仲のいい証拠なんだから」
「仲のいいってこれがか?」
今にも喧嘩しそうな雰囲気なんだけど愛瑠さん本当に大丈夫なのか?
「(サ!)」
「(サ!)」
カチャ!
カチャ!
2人は懐に入れていた銃を瞬時に取り出し銃口をお互い顔の近くまで突きつけていた。
「ま、待て!待て!待て!やめろ2人とも!」
俺はこんな危うい状況で止めずにはいられなかった。
「やっぱりここでアンタを殺せば少なくともこの嫌な気分は晴れるんじゃないからしらね?ちびっ子?」
「はあ?それはこっちのセリフよあんたこそここで死ねば私達3人だけで任務を早く終わらせる事ができてこの嫌な気分も晴れるんだと思うだけどな〜単細胞?」
2人はより銃口を押し付けいつ引いて殺してもいいって言うぐらいの仲の悪さを表していた。
「おいおいもうすぐ任務が始まるんだぞ!喧嘩はやめろって!愛瑠も何か言って…」
「お兄さんこのゲーム一緒にやろ?」
「やってる場合か!お前も一緒に止めろって!」
愛瑠はゆっくりした言葉でマイペースに俺を一緒にゲームするように誘っていたが今はそんな事してる場合ではなく一緒に喧嘩を止めるようにツッコンだ。
「なんで俺がこいつらの運搬を任されたんだ。頼むから静かに運転させてくれよ〜〜」
俺達の運搬を任されて運転をしている男の人はアイリス達の組織の中でもより信頼されている人なのだが…
「頼む〜何も問題を起こしてくれるなよ〜」
バン!
「ひーーー!!」
運転している男は嫌な事つまり騒動が起きる事に関してはかなりのビビリらしいてか銃口突きつけての喧嘩騒動を見れば誰でもビビると思う。
「おい!何撃ってんだ!こんな狭い中で撃つな!やめろ!ミラ!愛夢!」
バン!
バン!
「へー感が鋭いじゃん〜〜何とか腕を掴んで弾を回避してるみたいだけど〜〜」
バン!
「そっちこそワザと弾を外してんじゃないの〜〜?弾全然当たんないんだけどーー?」
バン!
2人の取っ組み合いは見事に相手の腕を掴みながら弾丸を上手く外してはいるのだが…
「おいやめろって…」
チャキ!
「おい!」
バン!
「うわ!」
ドサ!
たまに弾丸がこちらに向けてくる事もあるが愛瑠のおかげで弾が撃ち込まれる前に俺を引っ張って弾丸を晒してくれた。
「さ、サンキュー愛瑠…てかお前もいい止めて…」
「嫌だ面倒さい」
「さいですか……」
「この!」
「くそ!」
バン!
バン!
2人の喧嘩は止まるどころかエスカレートしていきあちこちに弾丸によって車に穴が空いてる場所が数カ所できてしまい運転席の方でも何とかズレてはいるがギリギリ危ない所に穴が空いていた。そして俺と車を運転している運転手はたまらずこう叫んだ。
「頼むからもうやめてくれ!」
「頼むからもうやめてくれ!」




