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組織の名

入院していた俺は今とてつもない状況に追われていた。


「離れてください!リリスさん!このお粥は私が食べさせるのです!」


「メルティさんこそ!さっきお水を一夜さんに飲ませてあげたじゃないですか!今度は私が一夜さんに食べさせてあげるんです!」


「ふ、2人とも別に俺自分で食べられるからそんな引っ張り合わなくても…」


「一夜さんは黙ってて!」

「ご主人様は黙ってて!」


なんでこんな事になったんだ…いいからゆっくり休ませてくれないかな〜〜


「大変ですね一夜さんも」


「……そういう静穂さんは何をやっているのですか?」


「はい?膝枕ですが?」


「そのうそんな事をされると余計にこの状況がもっとややこしくなるんじゃ…」


「何を言っているんですか、これは私からの(お礼ですよ)」


静穂は顔を俺の真上まで近づかせドキッとするような対面になっていたそれを見たメルティとリリスは…


「何をやっているんですか!静穂さん!」


「そうですよ!ルール違反ですよ!」


2人はお粥を真上に投げ膝枕をしていた静穂を懸命に引き剥がそうとしていた。


ガララララ


「入るわよ一夜身体の具合はどうって…何やってんの?」


バシャーーン


「あっつつつつつうーーーいいいー!!!」


メルティとリリスが投げたお粥は見事俺の顔面に直撃し大火傷しながらココリスの方へ行き倒れてしまった。


「いたたたって顔もあつううう」


むにゅう


「え?むにゅう?」


俺は何かそれほど柔らかくはないものを手で触れていた。それは俺の下敷きになっていたココリスの胸だった。


「え、えーとこれはその〜不可抗力っていうか…」


「この〜人がせっかくお見舞いにきたのにアンタってやつはーー!!」


「いや、そのだから!」


「変態!ロリコン!」


「誤解なんだってばーーー!!!」


バシン!


そして俺はお粥を食らったダメージとココリスから食らったビンタのダメージを喰らい今度は顔の治療も行った。

グィーーーン


やっぱりここのホテルって大きいよな未だになれない…それにしても…


俺はエレベーターに乗りながら窓の景色を見てふと思った事があった。


「やっぱり何度見てもそうだよな…これはアイリス達に聞かないとわからないかもしれない今まで何で気にしなかったんだろ」


エレベーターが下の階まで付きそのままアイリス達の教室へと向かおうとした時園葉さんに呼び止められた。


「おーい一夜君!」


「あ、園葉さんお久しぶりです。」


「本当に久しぶりね元気にしてた?」


「えーと、まあ一応…」


「まあその様子だとうちの訓練所を管理している菜々ちゃんにやたらと迷惑をかけちやったみたいだけどあなた達が生きてて本当に良かったわ」


「!どうしてそれを?」


「それにいつのまにかリリスちゃんや静穂ちゃんそれに違う組織のココリスちゃんまで仲良くなっちゃってわたし本当に嬉しいわーー」


「そ、それもどうして!」


園葉さんは何故か俺達が喋っていない事をほとんど知っていた。この人只の総務の人にしては少し知りすぎじゃあいないか?


「それはねぇだって粗方報告書が届いてるのも殆ど菜々ちゃんが書いてくれた通りに私は喋ってただけだから」


あの人は!本当に何を考えてるんだ少しは濁った感じで書くことができないのか!


「ほ、他に何か書いてたりしますか?」


「うーんそうねまあ継ぎ足すとすれば…」


ゴクリ!


「菜々ちゃんには禁止処分を下したところってことかしらね」


「え?それだけ?」


「ええそれだけよ他にここに書いてない事があるのかしら?」


「ああいやいやなんでもないですよもっと凄い事書いてるのかと思って…」


危ない危ない危うくボヤが出るところだった。どうやら技についての報告とかは書いてくれてないみたいだなそこが1番怪しかったんだがまあ書いてくれないのなら俺が心配する事は今は無さそうかな?


「そ・れ・よ・りも!入院してた時リリスちゃん達がお見舞いにきてたらしいじゃない!どうだった?やっぱり女の子に囲まれるってすんごい幸せだったんじゃないの?」


「幸せか……」


俺は入院している間の事を思い出していた。


「うっ!今思い出しても飛んだ入院生活でしたよ本当に!二度とあいつらに看病されたくないって思うぐらい女の子の看病は怖いと思ったよ…」


俺は目線を逸らしもう何も聞かないでとそっぽを向いた。


「あははは…その感じ本当に幸せそうな感じじゃ無さそうね…あ、そう言えばアイリスちゃんから粗方話は聞いてるんだけどこれからちょっとしんどい任務に出てもらう事になるかもしれないから頑張ってね」


「しんどい任務?」


俺は何のことかサッパリわからなかった。とりあえず園葉さんと話を終えアイリス達の教室に向かった。


「えーー私達がいない間に訓練所に行って勝負する所までは許します。しかし勝負をそのまま続行して変な厄介事が起きていた事をあなた達はとりあえず反省しなさい」


「はい…」

「はい…」

「すみません…」

「すまなかった…」

「申し訳ありませんお姉様…」


なんで俺まで謝らせられてるんだ?てか俺悪くなくないか?皆んなのサポートをちゃんとやったのにこの有様ってなんか不服だ。


「けどまあそれなり変化もあったみたいだから良しとするわまさかあの静穂とココリスがね〜」


アイリスが俺にそっと近づき耳元で軽く囁きながらこういった。


「(一夜さん静穂の件お疲れ様です。それにココリスの事も心を開かせくれてありがとうございます。今度何かお礼しますから)フー」


「うわあ!」


「ご主人様〜〜」


「一夜さん〜〜」


「いや、ま、待て2人とも落ち着け!あーーー!!!」


メルティに甘い声で囁きかけながら耳元に息を吹きかけられびっくりしメルティとリリスが少し機嫌を悪くしながら迫ってきて怖い顔で睨んできながら悲惨な姿になってしまった。


「さてと話を変えます。これから私達がする任務について話そうと思うのだけどまずそこで正座をしているココリス」


「あ!はい!お姉様!」


「私達に隠し事をしていますね?」


「え?隠し事?」


「これを見れば分かるかしら?」


アイリスはモニター画面に俺達がビルで倒した大男の姿を出した。しかも頭の中にある脳までも映し出していたのだ。


「こ、これは?」


「ご主人様この黒い大男、私達が訓練所で戦った大男にも似ていますね」


「ああ確かにそうだ…うん?あれ?そういえばココリス大男に関する機密事項があるって言って俺に簡単に説明してくれてたよな?」


「あのバカ!余計な事を!」


「それは本当お兄さん?」


「ああ、けど奴と戦ってる最中だったからそこまで詳しくは言ってくれなかったけどココリスのヤバイ組織が探り回ってるって聞いたような…ってあれ?ココリス顔が怖い俺何かいけない事を言った?」


ココリスは火山が噴火したような勢いで俺に当たってきた。


「っっっったりまえでしょうが!!アンタ私が言ったこと覚えていないの?」


「え?俺ちゃんと間違った事言ってないよな?」


「そーいーうーことじゃあーなーくーてーーー」


「それじゃあいったい何が悪いんだよ?」


「この件は私達の組織でしか動いちゃいけない機密事項なのそれなのにアンタは内緒にしなくちゃならない事をベラベラベラベラと喋っているの。それに対して私は腹を立てさせている事にあなたはお気付きになられているのかしら〜〜〜??」


「あ、そういう事だったのか……は!そう言えばそう言ってた!」


俺はようやく今の状況を理解した。今アイリス達が喋っているのはココリスに黙っていて欲しい事に関しての話を今アイリス達が喋っている。それを俺は何も嘘をつかず本当の事を喋っているのに対しココリスはご立腹になられている事に気付いた。


「す、すまんココリス…」


「すぅーーーーはぁーーーー……まあ今更隠しても仕方ないしね」


ココリスは深呼吸をし怒りを鎮め半ば諦めてしまったのか今隠している情報を俺達に話してくれた。


「今話す事はここにいる皆んなにだけ心の中に留めて置いてくれると助かります。特に一夜あなたに言ってるんだから次からは気をつけなさいよ」


「りょ了解…」


ココリスは満面の笑顔でこちらを見ていたが心の中では凄く怒っているんだと思う。次からちゃんと気をつけようと心掛けた。


「それで私達が発見した黒い大男って結局なんなの?なんか千光が子どもの脳が埋められていたって言ってたけどそれって本当なの?」


「子どもの」


「脳」


俺とメルティはとんでもない事を耳にし開いた口が塞がらなかった。


「はい、その通りです。子どもの脳がその大男に埋め込まれています。」


「ココリスあなたそれを知ってて今まで黙っていた理由を教えてほしいわ。それに何で今までここの組織にだけ知らされていないのかも話して頂戴。」


「はい。私がお姉様方に黙っていた理由それもここの組織に知らされていない理由は最も明白な答えにたどり着けます。この組織には裏切りが存在する事そして決して許されてはいけない訓練所に設置されていた大男に関するシステムプログラムによる内部構造事情の隠蔽理由。このシステム自体はまだ開発段階なのでヒミツにしていても仕方がありませんでした。けれど何より重要なのはここの組織に裏切りが存在していたという事なのです。ここの組織で大男に対する機密事項が話せなかったのはそういう理由があったから今まで話さなかったのが大まかな理由って事です。」


「な!この組織に裏切り!」


「そんなはずは…」


「ぐーーすぴーー」


「こら!寝るな!千光!」


「ふみゃ?」


何でこんな時に寝ていられんだ千光のやつ本当に掴みどころがないやつなんだけど…てかよくミラのやつ起こしたなまあツッコミ担当みたいな所があるからある意味突っ込まずにはおられなかったんだろうきっと…


「いえ不思議な事じゃありませんよなにせ前の私だってこの組織を裏切ろうと考えていたのですからそんな人がいてもなんにも不思議とは思いませんね」


「な!アンタそんな事考えてたわけ!」


「はい…前の私だったらって話ですけど…」


「いやいや、それを平然と言うアンタが恐ろしくて驚いてるんだけどね私は」


前の私なら裏切ってたか…今の静穂は本当に裏切るという概念を捨てたみたいだな。やっぱりあの訓練所で起きた出来事は無駄じゃなかったみたいだ。


「ミラ今はそんな事よりももっと別の事が聞きたいのがあるわよ」


「そんな事って…普通に重要な事だと私は思うんだけど…?」


「子どもの脳について黙っていたっていうのも…この組織に裏切りがいるから話せなかったって事でいいの?」


千光が質問しているところを初めてみた。なんか新鮮感じがして少し驚いた。


「それはまだ私達にもわからない事だからこの組織に関わらずほとんどの組織がヒミツにしている事もあれば黙っている事もあるわ。だから子どもの脳についてわかってる事はほんの一握りでしかないのどうして大男の頭の中に子どもの脳が植え付けられているのかは謎ってわけ。それを私達の組織で分けて自分達で情報を集めながら解決するように切磋琢磨しながら追いかけてるって事だから結局の所私達にもまだなにもわからない事が答えね。」


「ちよっといいか?」


「何かしら?」


「その大男についての話で俺達に秘密にしている事はわかった。それにその子どもの脳がどうして大男の頭の中に入ってる理由がわからないのも理解した。けれどまだわからない事が1つある。」


「ご主人様私今の話の流れでも何を言ってるのかサッパリわかりません。」


「えーーと、静穂かリリス後でメルティに説明してやってくれ」


「え!何かご主人様冷たいです!」


「メルティさんとりあえず落ち着いてください後で私から一夜さんにきつくいっておきますので」


「ううううう、静穂さん〜〜〜」


後ろの方で何かメルティがワンワンと泣いてるが後で謝って何か奢れば機嫌もよくなるだろう今はそれよりも…


「ココリスが言う私達の組織っていったい何の組織なんだ?そもそも組織って俺達の他にもいくつか組織があるのか?」


「え?一夜自分のいる組織の名前も知らないで活動してきたの?」


「え?この組織名前何かあったの?」


「お姉様〜〜?」


「えーとなんていうか言うタイミングがなかったっていうか…」


「はあ〜まあここの組織の名前はまた後にでも聞いて頂戴今は幾つの組織があって私達の組織が何なのか知りたいのよね?」


「ああ」


「それじゃあ話すわねまず組織は全部で40以上の組織があるわ。ここでの組織は7つしかないけれどそれでも多い方って言っても過言じゃないわね」


「じゃあ残りの33の組織は何処にあるんだ?」


「それを教えてしまったら拠点を教えるのと一緒になるわだから私達は数でしか言わない知りたければその組織と仲良くなるかはたまたま一緒に行動した時にでも知るといいわね」


成る程この世界では組織によって支配されているような感じなのか…けどそれならこの世界で今起きている問題はなんなんだ?俺はいったい何を救えばこの世界を救える事になる。いやとりあえずそれは後だ次の質問は…


「それでココリスが言う組織ってのはその39個の組織の何処かに入ってるって事なのか?」


「あ、えーとお兄さんそれは違うのこの子の場合39個の組織とは関係なくもっと特別な組織に入ってるの。」


「え?どう言う事だ?」


「一夜さん私がいったココリスさんは一目置かれている人間って言う言葉を覚えていますか?」


「そういえばそんな事言ってたな…ん?一目置かれている存在…」


俺は静穂の言った一目置かれている存在の言葉に少し違和感を感じた。それは40個のある組織に何処にも所属していない組織しかもココリスの場合はより特別な存在の組織があると俺は答えを見つけだした。


「その顔は何かピーンときた顔ね」


「まさかお前の組織って…なにかイレギュラーな組織なのか?」


「そう!正解よ一夜!私達の組織は4つしか存在しない組織があるのそれを私と同じような人が残り3人いてその3つの組織を従っているの。そして私達4つの組織とは別で私と同じイレギュラーな3人を含めた頂点の組織が存在するの。そしてそんな私達を皆Death humanとも呼ばれていたけど今はこう呼んでいるわ Call of deathってね

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