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生き返ったビルの男

一夜と静穂の信頼が通じ会えた数分後タイムリミットが間近まで迫ってきた時一部始終を自分のモニタールームで見ていた子華嵯峨 菜々はタバコを吸いながら不穏を抱いていた。


「まああの子が人を信じる心を持ったというのはいいことかもしれないけど正直それじゃあつまらないのよねしかもそれだけじゃあ人の器って言うのは測りきれないと思うから…不安だけどここであなた達がどれだけ信じたパフォーマンスを見せてくれるかお手並み拝見といこうじゃないかしら」


カタカタカタカタカタカタ


子華嵯峨 菜々はモニターのキーボードでバーチャルシステムに新たなに機能を入れた。


「さあ〜、ここであなた達が生き残る事ができたらあなた達が言う信じる心の勝利になるわだけど死んでしまったらそれまで…正直このシステムもまだ開発段階だからあまり使いたくなかったけど…ここは開発システムの運用段階になるかもしれないから止むを得ず使わせてもらう形にはなるけどまあなんとかなるわよね」


そんな曖昧な言葉を呟きながらシステム上によって一夜達に再び悪夢が蘇る。


ゴゴゴゴゴゴ!!!!


「え?何ですか?いったい?」


「な、何だ?辺り一面がノイズがかかったりブレたりしている故障か?」


一夜達は地面が揺れ始め周りに変なノイズが走っている事に気づき始めていた。


「な、何んですか!この揺れは!もしかしてスキルの使いすぎで頭がおかしくなったりしてきたのでは…」


「違うわリリスこれはまさか…」


「え?どういう事ですか?ココリスさん?」


「あの女まだ試作段階のシステムを起動させたわねこの辺り一面が揺れたりぼやけるのもそのせいよ」


「それじゃあ私達いったいどうなるんですか!それに試作段階のシステムっていったい?」


「それは…いえそれよりも一夜と合流するのが先よあなたを回復させる為にわざわざ二階の階まで降りたんだから早いとこ登るわよ!」


「あ、はい!一夜さん待ってて下さい直ぐにいきます!」


ココリス達は一夜のいる階まで駆け足でバグり始めたNPCを倒しながら先へすすんだ。


バン!バン!バン!


「な、何ですかこのN・P・Cさん達はなんかボヤけ始めましたよそれにこの地響きはいったい?」


メルティもボヤけたNPCを倒しつつ自分がいるバーチャル空間に異変が起きているのを気づき始めた。


バン!


ばた


「けれど強さは変わらないのですねよし!それじゃあ今度こそ上の階に進みます!」


バン!


ばた


バン!


はた


バン!


メルティは変貌していたNPCを倒しつつ上の階に進もうとしていたのだがまた自分のいる階をウロウロと周り始めてしまった。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!


バン!


「うー」


ばた


バン!


「う!」


ばた


「くそ!NPCがどんどん湧いてきやがるこのままじゃ追い込まれるぞ!」


「一夜さん弾薬を2つ貸してください」


「え?」


「いいからはやく!」


「ああ」


俺は静穂に言われた通り弾薬を2つ渡した。


「trap illusion!」


ガガガガガガガ!!!!


静穂は弾薬を地面に埋め込ませ離れた場所の柱の上からセントリーガンが発射された。


「なるほど!セントリーガンで近づいてくるNPCをなぎ倒していってるってことか!」


「はい、ですが、力はそれほど残っていません後何回私のスキルが使えるかどうか…」


ピーーーピーーーピーーー!


「あ!あ!あ!えー聞こえる?聞こえてたら誰でもいいから返事をしてくれるかしら?」


突然上の方から何処からかわからない場所からアナウンスみたいな声が聞こえた。


「その声は菜々さんか!」


「正解!って聞こえてるわね良かったわとりあえず話ができるみたいで」


「これはどういうことですか菜々さん?こんな不具合私は聞いていません。」


「それはもっともな話ね私自身も驚いてるぐらいだものけどシステム的にはあなた達に害はないわそれは安心してけどこれからNPCの行動はちょっとややこしくなるかもしれないわ」


「あのゾンビみたいなやつらか?なんとかならないのか?」


「それは無理ねこの一応こちらでも対応してあなた達をできるだけその空間から脱出するように書き換えてるところだけどあまり期待はしないでちょうだいあまりにも複雑なエラーだから私も困っているのも時間がくるまで耐えきるかもしくは強敵を倒すかの二択になるわね」


バン!


バン!


タタタタタタタタ!!


「どうゆう事ですか!なんでシステムエラーなんか!」


「黙っててリリス私達の声じゃあの女に聞こえないわとりあえずこのバグったNPCを倒しつつ一夜達の所に急ぐわよ!」


バン!


バン!


「けど時間がくるまで待っていれば脱出できるならこのまま粘れば…」


「そう簡単に行くとは思えないんだけどね!」


バン!


ヒューーーン


それにもう一つ気になった事強敵を倒す事って言ってたけどまさかあれを出現させるつもり!そんなのリリスと一夜がまた…


「そもそも時間制限はとっくに過ぎてるんじゃないのか?」


「ええ、時間は既にオーバーしているわだけどここのエラーシステムではまた30分に振り戻っているのよだから結果的に言えば」


バン!


ガガガガガガガ!!!!


バン!


ドッカーン!!


「こんなに大量のNPC相手に30分も待たないぞ!それに弾やもほぼ少ない!」


くそ!こんな危機的な状況なのに技の発動条件が出てこないなんてこんな場合でも戦いモードには入ってないって事なのか!


「わかりました30分で耐え切るのは不可能です。なら強敵を倒すしかありません。」


「それしかなさそうだな!」


バン!


ばた


ばん!


はだ


ガガガガガガガ!!!


「それで強敵というのは何処にいるのですか?」


「………」


「菜々さん?」


ガシガシガシガシ


妙な音が一夜達の後ろに現れ用としていた。それを子華嵯峨 菜々はモニター越しでみながら落ち着いてと言うよにゆっくりと言葉を発した。


「いい、よく聞いて落ち着きなさい、そのまま、後ろをゆっくり振り返りながら全力で攻撃を交わして逃げなさいでなければ今のあなた達2人には…」


「え?」


「どういう事ですか?」


俺達は言われた通りゆっくりと後ろを振り返った。すると背後にいたのは…


「な、なんでお前がここに…」


「うーーぷしゅーー!!」


「早く!逃げなさい!!」


一夜達が後ろに振り返り大男を見た瞬間大男は落ちていた爆弾を拾いあげアナウンスで流れていた場所に向かって投げ音声機器が壊れ音声が消えた。


「お前はあの時確かに…」


「一夜さん避けて!」


ブン!


バン!


ぴー!ぴー!ガックン!


大男が一夜に向かってぶん殴ろうとした時黒い大男からの背後からリリスが撃った弾丸が命中し大男は膝をつき麻痺した。


「良かった無事だったわね2人ともリリスもよくやって…リリス?」


「ど、どうして…」


しゅーー!!


「再稼働まで後5分」


突然大男から再稼働報告の声が聞こえた。


「一夜さんこれって!」


「ああこいつは…」


「残り4分」


一夜とリリスは黒い大男を見ながら思い出したくもないとある夜でのビルの戦いを思い出した。


「こいつはあの時俺達がビルの爆発で倒したと思っていた大男だ!」

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