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信じる心

「本当に目障りな人ですねあなたは…」


カチャ!


カチャ!


「!これは意外でしたあなたが私に銃口を向けるなんてやはりあなたも私が邪魔だと悟ったということですね」


「いいや違う、この銃口は素直に銃を降ろせという構えだ。」


「まだそんな甘い言葉をいっているのですか?いい加減にして下さいあなたが言っているのは只の傲慢です。あれをしろだのこうした方がいいだのそんな言葉で私が従うとでも思っているのですか?」


「思わないさ、けど静穂お前にはまだ人を信じる心を持っている。さっきのリリスとの銃戦でよくわかったよ」


「リリスさんにも同じことを言われましたが私にはまだ優しい心を持っていると、ですが先の戦いで私はよく分かりました。あの子も私を邪険にしていて信じる心というのも嘘をついていたとそれに卑怯者と呼ばれた私にはもう優しい心は持っていません今は人を信じるよりも私を蔑ろにする者は殺すそれが私の信じる心です。」


「おまえは根本的に勘違いしている。リリスが卑怯者と呼んだのはお前が嘘をついていたって事なんじゃないのか?お前が出した条件でリリスは本当に勝っていた。だがそれをお前は破ったんだ卑怯者と呼ばれても俺は仕方ないと思うだから同情したりなんかしないしお前が言う自分を蔑ろにされると言う言葉も否定する。」


「うっ!」


私は少し戸惑っていた。たしかに彼の言う言葉は正論だ何も間違ってはいない今回リリスさんの事で私が勝手に裏切っていたと錯覚していただけ自分が嘘をついて騙していたのに蔑ろにされたのかどうかも事実ではないけど私は許さなかった。昔私は酷い目に遭わされ残酷を味わされた。だからまだ私はこの山本一夜は信じる事はできない。


「ふぅ」


カチャ


「……どうして銃を直したの?まだ勝負はついていませんよ」


「だな、けど俺を信じてもらって言葉を交わすのにやっぱり銃を出してちゃ話もできないだろ?だから俺は銃を直した。それじゃあ不満か?」


「ええ!不満よ!私はあなたを殺そうとしている!なのにどうして銃を構えずこちらに近づいてくるのですか!」


「………」


「何で応えないんですか!撃ちますよ!動かないで!」


カチャ!


「俺はお前の過去に対して何も救えないし救う事もできなかった。だけど話なら聞いてやれる。下手な同情とかもしない俺はお前の言葉を信じるし裏切らない」


「う、うごかな、いで!」


バン!


ヒューーーン!


スパ!


静穂が撃った最後の弾丸は一夜の頬にそれて外した。一夜は頬にかすり傷を負い血を出しながらも歩みは止めず静穂に近づいていた。


「こ、こっちに、こない…」


バサ!


「だからもう無理はするなそんな風に泣く必要もないし辛かったら俺に全部ぶつければいいそれでも無理なら一緒に考えて解決する方法を探せばいいさ自分を追い詰めなくいいだから人を殺す信じる心は必要がないんだから」


「う、うわあああん!!!!」


チャキ


ガン!


静穂は銃を地面に落とし泣きながら一夜に抱きついた。それを一夜は優しく頭を撫でながら静穂が今まで話した過去の事でまだ話してない辛い出来事を一夜に話し自分の思いをぶつけた。


「ふぅやれやれなんとか上手くいったみたいねひやひやしたわよ一夜のやつ銃で撃たれたからヤバイと思ったけどここで目がぁ〜目がぁ〜って言い続けてる嘘の子を信じて良かったわね」


「あそこでココリスさんが出てしまえば一夜さんと静穂さんのいい話が台無しになってしまいますからねそれに私は嘘をついていませんよ、本当に最初は目が見えなかったんですから」


「まあそんな事よりあの子がちゃんとまた人を信じる事ができそうで良かったわ」


「そ、そんな事って……まあいいですけどしかし本当に一夜さんは不思議な人です。どうしてか心を許せる安心な場所とでも言ったらいいのでしょうか?なにか人を寄せ付ける力を感じ取れる人ですねあの人は」


「まあ、間違っちゃいないかもしれないわね」


「まあ、ココリスさんもいつのまにか一夜さんの事ちゃんと名前で呼んでるみたいですし私達の勝負もこれで終わりですね。」


「はあ!何言ってんのよ!別に私はあいつの事認めたわけじゃないのよ!まあお姉さまにちょっと近付くぐらいなら許してあげてもいいんだけどね」


「うふふ、それを認めてるっていうんですよ」


「う、うるさいわね!ってそれよりもあのメルティって子は何処にいったのこんなに爆撃やら銃声が鳴っていたのに全然近くにいるのを感じ取れないんだけど?」


「さあ?もしかしたらまだ下の階にいるのかもせれませんよけど下はここから落ちていた瓦礫が凄いことになってるからさすがに下の階にはいないんではないでしょうか?」


「それもそうね、それじゃあ一夜達と合流して早いとこ私達の決着をつけるわよ」


「えーー、まだ勝負するんですか?もう弾がありませんよ?」


「弾なら私と一夜で分けてあげるわよほら行くわよ」


「もうスキルの力もほとんど失っているのにこの人は…」


10分前上の階から爆撃によって落ちてきた瓦礫のせいで混乱していたメルティは下の階でまだ迷いながらNPCと戦う方向音痴娘の姿があった。


「ちょっとなんですか!何で上から爆撃音や激しい銃声が聞こえるんですか!それにこのN・P・C?の数も多くて大変なんですけど!いったい何が起きてるんですかーーーーー!!!」

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