互角
「はぁ、はぁ、はぁ、た、助かったよココリスあぶなく殺される所だった。」
「だから言ったでしょあいつには気をつけてなさいって本当に危機一髪だったわよ」
俺たちはエレベーターに乗り上の階へと登っていた。
そしてほんの5階ぐらいの階に止まり俺たちは銃を構えNPCの雑魚を殲滅し安全な場所は避難した。
「やっと安全な所までこれた。」
「はいこれお水」
「お!サンキュー!助かる!」
俺はココリスから水のペットボトルを受け取り一気に飲み干した。
「よし、それじゃあもう一回静穂に会いに行くか!」
「ちょっとあんた!まだ静穂の所に行く気?」
「当たり前だろ俺はまだ静穂に本当の事を言ってない」
「本当の事って、アンタいったいあの子とどんな事を話してたの?てか何か聞けたわけ?」
「一応な…けどそれを言うのは俺からじゃなくあいつ自身の言葉で言うべきだと思う。だから俺は静穂に言わなくちゃいけないんだこれからどうするべきかを」
「全く…せっかく助けた命なのに本当命知らずなんだから」
「お前もしかしてこの空間がおかしいって事に気付いていたのか?」
「当たり前よ私だけじゃなくリリスもそうよ多分メルティもだと思うけどあの子今何処にいるの?全然何処の階を見渡してもいないんだけど」
「……」
もしかしてメルティのやつこの空間でも迷子になってるのか?あいつ第1世界時から治ってなかったんだな少し成長したと思ったのは俺の勘違いだったのかもしれん。
「まあいいわ、それでどうやってあの子と接触する気?今行ってもみすみす死にに行くようなものよ何か策でもあるの?」
「ない」
「あ、あんたね〜〜……何真顔で思いきったことを言ってるの!なかったらどうする事もできないじゃない!それだったらここで時間が来るまで待つかもしくはリリスに任せて何とかしてもらうか…」
「ココリス!」
ガシ!
「な!何よ!」
俺はココリスの両肩を握り目をずっと見ていた。
「ちょ!アンタか、顔ちか…」
俺はココリスに顔を近づけようとしているのをココリスは赤面しながら何かの勘違いをし目を瞑ってワナワナと震えていた。
「ココリス俺と一緒に協力してほしい!そして今戦っているリリスも一緒で何とか隙を作って話す機会を作ってほしいんだ!これはお前とリリスにしできない事ってあれ?ココリス?なんか怒ってる?」
「あ、あんたは……いい加減に…言動と行動には…」
「え?」
「誤解を与えると学習しなさい!バカーーーー!!」
パチン!
「うぎゃあ!」
見事にココリスからパンチを食らってしまい言動と行動はこれから気をつけようと思った。これから静穂を説得する前の心構えを大切にすることを気にとどめながら
バン!
ズキューン!
バン!
静穂は壁に張り付きながらリリスに向かって猛攻撃していた。それをリリスも負けず劣らず反撃をしていた。
「何故!一夜さんに銃弾を撃ったのですか!」
バン!
ズキューン!
「あなたには関係ありませんこれは私とあの人の問題です。文句があるならあの人に問いただして下さい」
バン!
バン!
かん!
「それも、そうですね!ですが今はあなたに聞いているのです!どうしていつも感じな事を話してはくれないのですか!」
「それを…あなたが言うのですか…いいでしょう!なら私自らお話致します!ですが、私に勝てたらの話ですけどね」
「言いましたね、なら!」
リリスは自分のスキルを銃弾に込め静穂の持っている拳銃に弾丸を放ち自分の弾丸を操った。
あなたが拳銃を落としてしまえば私の勝ちです。あなたのスキルが何なのかは知りませんが弾丸を操っての攻撃なんて防ぎようもありませんから。
「リリスさんもしかして自分のスキル(Destroy hacker)で私に勝てるとそう思っていませんか?それは無駄です。」
ヒューーーン
「え!何で私の弾丸が!」
なんとリリスの弾丸が手榴弾に変わってしまい手榴弾を手に持ちながらポンポンと投げていた。
「そ、そんな私の弾丸がどうして手榴弾に!」
「私のスキルですよ言っていませんでしたよね?私のスキル(TRAP illusion)あらゆる物体を爆弾に変えたりセントリーガンに変える事が可能なんです。と言っても私がいる範囲でしかその爆弾や銃を使う事は出来ないんですがまた見える場所なら話は別ですよ。」
く!ある意味私の苦手なタイプですね!私のスキルで相手の機械を細工することはできますがそれを自分の物に変えるとなると話がちがってきますね。
「それじゃああなたの弾丸を手榴弾に変えて私が使うとなるとどうかしら?」
静穂は手榴弾を手に持ちピンを抜きリリスに投げつけた。
やったこれでまた邪魔者を消しとばす事がってあれ?
「どうして、爆発しないの?不発?」
静穂は手榴弾を投げたのだが何故か爆発せずに転がっただけだった。
「く!それなら!」
バン!バン!
静穂は爆発しなかった手榴弾に何発も撃ったがそれでも爆発する事はなくただの石ころのように転がった。
「ど、どうして爆発しないんですか!」
「それはそうですよ静穂さん忘れたのですか?私のスキルこれも静穂さんと同じ原理なんですよ?」
「私と同じ…ま、まさか!あなたも!」
「はい!私のスキルも手に触れて細工させるだけではなく目に見えるものそれも私の見える範囲内であれば爆発も防げますし銃弾もマガジンみたいに変えれることも可能です。ですがあまりにも距離があれば話は別ですがこれはあなたも同じだと判断します。ですからどんなに撃っても私が見える範囲内では爆発は絶対に起こりません。どうですか?これでお互い互角の戦いになりますね。」
「確かに、私はあなたの拳銃を見える範囲で爆弾や銃の機械に変えれる事ができる。しかしあなたもまた私の弾丸や爆弾を細工し不発にする事もできる。これじゃあどうやっても決着なんてつきそうもありませんね」
「はい、ですのでどちらかが折れるまで戦うしかありません。私はあなたの事が少し理解できて嬉しいです。」
「私の事を理解できて嬉しいですか…今頃遅すぎますよ!」
ヒューーーン
「しま!」
「遅いです!」
静穂はいつのまにか持っていた弾丸を火炎手榴弾に変えリリスに投げつきリリスの範囲に入らない場所で爆破させた。
「流石にこれじゃあ逃げ場はありませんね近くには消化器もありませんこれじゃあ燃やされてしまうのも時間の問題です。せめての報いです。炎に目移りしながら死んでください。」
静穂は完全に自分が勝ったと慢心したと思ったその時リリスも既に仕掛けを行なっていた。
「確かに周りには消化器なんてありませんですがあなたが投げた火炎手榴弾には既に細工を施しています。」
「な!そんなことは!火炎榴弾ならともかく炎にまで細工はできないはずです。いったいどうやって!」
「気づきませんでしだがあの時あなたが落とした場所に私の弾薬が転がっていたのです。その弾薬に私のスキルで威力を弱めるようにしあなたの火炎手榴弾とぶつかってしまい威力が弱い炎がでてしまったと言うわけです。しかし話している間辺り一面にばら撒いてよかったです。周りが暗くて本当に幸いでしたよ明かりがある場所なら速攻で気づかれて御陀仏でしたからね」
「本当に目障りです。あなた…」
「本当にそうでしょうか?私はそんな事一度足りとも思った事はありませんっと思うのも一夜さんのおかげですねきっと前なら私もあなた同じ気持ちを抱いていたはずです。それを消しかけようとするあなたには少しお灸をそえないといけませんね」
とは言うのも正直静穂さんとはあまり戦いたくありません明らかに相性が悪いです互角とか言っておきながら本当に恥ずかしいです。ですのでいくつか賭けに出て勝負に出るしかありませんそうするには…
やはりリリスさん私にとっても脅威になる敵でした。しかしここまできたらもはや組織の事なんてどうでもよくなります。まずはリリスさんと一夜さんそしてココリスを倒せるかどうかはわかりませんがそれを終えたら次はアイリスさん組織を壊滅しなくてはなりませんその為にはまず…
相手の目を見えなくする。
相手の目を見えなくする。
2人が睨み合っている中リリスの周りに燃えていた炎が弱まっていき一気に消えた所で最初に勝負をしかけたなのはリリスだった。




