身代わり
私はカカちゃんに裏切られてしまい父親と母親にもらったプレゼントの髪飾りを燃やされ私は友達という裏切りを知ってしまった。そして雨の中私はずぶ濡れで家に帰宅すると父親が何故か慌てた様子をしていた。
「お父さんどうしたの?」
「おお!静穂かよく帰ってってどうしたずぶ濡れじゃないか!何があった!」
「えーとこれはその友達と雨の中外で遊んでたの雨の神さまだっていってあははは」
私はお父さんに心配されないようになんとか誤魔化すことができた。しかしお父さんから衝撃的な事を言われた。
「全くお前ってやつはいやそれよりもすぐに着替えなさいお母さんが倒れて病院に運ばれた。今車を用意するから急いで体を拭き着替えて外でまつんだぞいいね!」
「え!お母さんが!」
私は急いで濡れた体を拭き服に着替えお父さんが用意した車にのり病院に向かった。幸い過労で倒れただけって言われたので私はとてもホットした。お医者さんがお父さんとお話がしたいって事でお母さんの側にいなさいとお父さんに言われ私は病室に残りお父さんは診察室に行った。
「お母さん大丈夫?」
「ええ大丈夫よごめんね心配かけて今度お詫びになんか買ってあげるからね」
「ううんそんな事よりもお母さん早く元気になってね
「静穂……ありがとうそうだ!お母さん静穂にあげたいものがあったのこれお母さんが大切にしているブローチわたしにはもう必要ないから静穂に上げるわ大切に使ってね?」
「いいの!わあ!ありがとう!キレイ〜〜大切にするねお母さん!あ!お母さん喉乾いたよねなんかジュース買ってくるよ!」
「そう?それならこのお金で買ってきてらしゃい」
「うん!」
私はお母さんに貰ったお金でジュースを買った。そこでたまたまお父さん達のいる診察室を通りかかり私は聞いてしまった。
「そんな妻がですか!」
「はい…」
何の話をしてるんだろう?お母さんの話かな?直ぐに治る話かもいつ治るのか知りたいからコッソリ聞いちゃおう!
「はいもって後1年という事です。奥さんは一度がんで入院された事があったと思います。ですがそれが再発し薬や手術をしても治らないという事がわかりました。」
「どうしても治らないのですか?」
「………」
ドサ!
「し!静穂!お前いつから!」
「そ、そんなお母さんが!死ぬなんて!そんなの嘘だ!あなたはヤブ医者だ!お母さんはずっと元気だった!なのに!どうしてお母さんが死なないといけないの!なんで!」
「静穂落ち着きなさい!」
お父さんは私が医者にしがみつきながら何とか治してとせがんでいるのを無理矢理引き剥がし私は泣きながらどうしてお母さんが死なないといけないのとお父さんに懇願した。けれどそんなの無理だって分かってた。再発を起こし治らない病気を治せと無理にいってもそれはただの傲慢にすぎないだから私はお母さんとの1年を楽しく過ごそうと思った。
「ほらやりなさい花果夜やらなければまたあんたをはぶるわよ」
「わ、わかった…」
ザッパーン
「………」
「あははは満足満足さあ花果夜皆んな行きましょうこんなずぶ濡れなやつ放っておいて」
「ご、ごめんねシズちゃん……」
カカちゃんは小さい声でごめんと呟きながら私に水をかけた事を謝り嬢林グループと一緒に女子トイレを出て行った。
「静穂…」
「悟君……」
私が女子トイレから出た時そこには悟君が立っていた。
「お前もしかしていじめられているのか?」
「………」
私は何も言わないまま教室に戻ろうとした。
「何で何も言わないんだよ!俺先生に言うよ!言わなきゃこのままじゃ静穂が可哀想だ!」
「私が……可哀想……」
「ああ!親も呼んでちゃんといじめの事を話さなきやまこのままじゃおまえ…」
「ダメ!親は絶対に呼んじゃダメ!呼んだらお母さんの寿命がまた…」
「え?寿命って?」
「何でもない…それにこれは私とカカちゃんの問題だから…」
「静穂…けど俺やっぱりいや…いや黙っとくよ…」
「ありがとう…悟君…」
私はカカちゃんがまたいじめられないように約束を守り悟君との接点をないようにした。そして1年が経ち私の母は他界した。母が他界してから父の仕事は急激に悪くなり仕事が破産され私達家族は一気に貧乏になった。けれど普通の生活分に暮らせるお金は稼げているため不自由とまではいかないが何とか暮らしていけている。
それからまた2年が経ち私は中学2年生になった。
「静穂ちゃん!」
「菜穂ちゃんどうしたの?」
「あのね?お願いがあるのこの手紙を悟君に渡してほしいんだ」
「どうして私なの?私が渡すとまた嬢林さんが…」
「大丈夫だよ、嬢林さんからはわたしがちゃんといっておいたからだから…ね?お願い!」
「分かったわ、一応これで最後だからね」
「ありがとう!静穂ちゃん!今まで本当にごめんね!私静穂ちゃんの事勘違いしてたかもけどこれで静穂ちゃんが悟君の事好きじゃないってわかったから安心だね」
「うん…」
私は放課後悟君に会う約束をして屋上に来てもらうことにした。
悟君に会うのもお母さんの葬式以来か…悟君にはいろいろと迷惑かけちゃったしそれにいじめの事も黙っててくれたその事も含めてお礼を言わなきゃ
ガチャ
「静穂か?」
「あ、悟君久しぶり元気にしてた?」
「あ、ああ、静穂の方こそ元気にしてたか?」
あれ?なんか悟君ソワソワしてるなんでだろう?
「う、うん、あ、あのね実は」
「俺!静穂の事が好きだ!」
「え?」
私が菜穂ちゃんから手紙を受け取ったのを渡そうとした時悟君からまさかの告白をされた。わたしには何がなんだかわからないまま困惑してたのでどうゆう返事をしたらいいかわからなかった。
「え、えーと」
「ごめん急にこんな事をいって実は俺明日転校する事になってだから今の気持ちをどうしてもお前に伝えたかったんだ。別に返事は今しなくてもいい来年またここに帰ってくることになるからその時に返事をしてくれたらいい少しせこいかもしれないが考えてくれそれじゃあ!」
「あ!待って!」
キーー
バッタン!
この手紙どうすればいいの…
結局わたしは手紙を渡しそびれてしまい彼の告白の返事を来年まで返事する事はできなかった。そしてこの手紙を親友だったカカちゃんに頼み渡すように言ったのだが心なしかOKをもらい渡してもらった。
「静穂ちゃん!ありがとう!悟君に手紙渡してくれたんだね!」
「え?あーうんそうだね」
「それでね今日の放課後に校門の前に呼び出されちゃって私今物凄くドキドキしてるのだからもし私たちが付き合い始めたら祝福してね!」
「え?」
「じゃあまたね!」
「ど、どうしよう…」
実は私に告白したって事を言いそびれてしまい悟君が今日転校するって話も言いそびれてしまった。
「けどこれはカカちゃんが関わることじゃないから大丈夫だよねうん!」
私は自分が痛い目にあえればそれでいいと自分に言い聞かせ学校に向かい無事に1日が過ぎたそして翌日…
「それじゃあお父さん学校にいってきます!」
「ああ気をつけていってくるんだぞ」
「もう分かってるよ」
私が扉に手を付けて開けようとした時知らない黒い服のおじさんたちが目の前に立っていた。
「え?おじさん達誰?」
「あんた達は…静穂この人達お父さんに用事があるみたいだから早く学校に行きなさい」
「え?でも…」
「いいから早く行きなさい」
お父さんは私の背中をを押して無理矢理突き飛ばしたのと同時に鞄の中に何かチャリンの音とした物を入れた。
「それじゃあ行ってきます」
「ああ気をつけていってくるんだぞじゃあな元気でな」
「え?お父さんそれって?」
お父さんは笑顔のまま手を振りながら私を見送った。それがお父さんをみた最後の姿だった。
「お父さん大丈夫かな?学校の先生に相談して今日は早めに早退してもらうようお願いしようかな?」
ドン!
「きゃあ!」
ずさーーーーー
「な、何?」
「おはよう静穂ちゃん?」
「な、菜穂ちゃん」
「ちよっと顔貸してくれるかな?」
私は菜穂と2人きりで駅の下の所に行き悟君が私に告白した事そして昨日振られた事の逆恨みに私を殴ったり蹴ったりして憂さ晴らしをされた。
ドシ!
「うっ!かは!」
「なんで悟君はあんたなんかに!アンタなんかに!」
「な、菜穂ちゃんもうやめて…」
ドシ!
「かは!」
「はぁ、はぁ、はぁ、私の怒りはまだ収まらないわよ花果夜出てきなさい!ほら次はアンタの番よ!」
「え?」
「カカちゃん?」
カカちゃんは何やらワナワナ震えながら私に言いたそうな顔をしていた。
「ほら花果夜あんた悟君の事でこいつに言いたい事があるんじゃないの?」
「……」
「カカちゃん…?」
「……ないで」
「え?」
「カカちゃんって呼ばないで!アンタなんか大っ嫌い!本当は私の方が悟君の事ずっと好きだったのに!なんで悟君はアンタなんかにアンタなんかに告白したのよ!」
「かは!」
今度はカカちゃんが私のお腹に足蹴りを入れ込んだ。
「本当ムカつくのよ!いつもいつも私に持ってないものを持ってなんなの?いつもいつも私の近くにいるだけで私は不幸ばっかり起きたわ!なんで私ばかりがって自分で嘆きまくったわ!親友だから何でも許されと思ったら大間違いなのよ!」
「ち、違うよ、カカちゃん私はカカちゃんがいじめられないように庇って…」
「ああ、まだそんな事いってたんだ静穂ちゃんあれね〜嬢林ちゃんのヤラせなの」
「え?」
「実は嘘ついてたの花果夜ちゃんを使ってアンタを騙してたの悟君からアンタを遠ざけら為の演技だから約束なんて関係無しにこの子はうちのグループにいたって事わかる?」
「そ、それじゃ私のした事って…」
「そう!これは嬢林ちゃんと花果夜ちゃんの演技だったって事いじめるとかいじめないとかそんなの関係無かったのわざと虐められてるフリをしてアンタを騙してたってわけお分かりかしら」
「そんな嘘だよね?カカちゃん?」
私はカカちゃんに嘘だよという言葉を聞きたかった私が信じられるのはもうカカちゃんしかいなかったからだ母親も他界し悟君も転校した。もう私にはカカちゃんしかいなかったのだいくら親友の枠が無くなったからって友達なのには変わらないはずそう私は思っていただけだった。
「死ねばいいのに!」
「!」
パリーン!
それは私の心が完全に割れてしまった音だった。1番信じていた。友達…親友から見放された言葉を発せられ私は呆けていた。
「ふふ、まあ菜穂的には悟君を物にできれば良かったんだけど転校しちゃったしいいか、まあ来年には帰ってくるって言ってたけどもういいや花果夜アンタにあげるわ」
「本当に?もう嘘は言わないわよね?」
「言わない言わないほら!学校遅れるわよそこで傷ついてるあんたも早くしないと遅れるわよってきいちゃいないか」
菜穂はそのまま私を動物を捨てるかのように見捨て走っていった。
「本当に哀れね、アンタなんかと親友にならなきゃ良かった」
カカちゃんいや花果夜もまた動物を捨てるかのように見捨学校に向かった。
私はとても学校に行く気にはなれずそのままお家に帰った。
「あれ?鍵があいてる?お父さんまだ家にいるのかな?」
私は空いた扉を開け中に入るとそこには…
「お、お父さん!!!」
そこには血だらけのお父さんの姿だった。私は必須にお父さんの事を叫んで叫んで叫びながらお父さんと呼んだが全然起きてはくれず私はショックを受けた。
カチャ!
「これって…」
床に落ちていた拳銃をみつけ私は拾った。
「もしかしてこれでお父さんを……そういえばさっきの黒いスーツの人がもしかして…」
私は黒いスーツの人がお父さんを撃ったんだとそう思いはじめていたのだが行方や場所が分からなければ追う事もできないのでわたしは拳銃を鞄に入れ警察と救急車を呼んだ。
救急車で父は病院に運ばれたが既に死亡していたため父のお葬式も近い内にやることになった。そして警察によれば父はどうやら裏仕事をしていて貯金をしていたのだがその貯金が裏仕事での犯罪に繋がる行為だと言う事を知らないらしく父は何も知らないまま黒いスーツの男に殺されてしまったらしい。
私は父から鞄の中に鍵みたいなのを入れられていたのでそれが何かを突き止めら事になったのは私がアイリスさんの組織に入ってからの話になる。
葬式では父が亡くなり私を受け取る話をしていたのだがこんな厄災のある子どもを誰が引き取るのだと話をしていたのを私はこっそり聞いていた。どうやら私は中学を卒業したと同時に施設のある学校に送るつもりらしいとりあえずこのままお金の援助をしてもらいながら残りの中学校生活を送る事になった。
そして葬式が終わりいくつかの日にちが経ち私は完全に正気を失いながら学校にいった。




