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それぞれのスキル

「ちっ!命中したはずなのですが、何故か生きていますね」


「そんな!必ず命中させて倒せるっていったじゃないですか!」


「そうなんだけど、なんかよくわからない固さがあったのよそれも上手く弾丸を防げるような固さが…」


「そんな事ありえるのですか?」


「わからないわ、けど私の力あなた達がいうスキルの力…around hitは遠くにいる敵でも必ず命中するんだけど…」


「だけど?」


「もしかしたら人間じゃないかもしれないわね」


「人間じゃない何かって一体なんなんですか?」


「……」


人間じゃない敵こんなのは初めてかもしれない…いえ…人間だけどもしかしたら私達みたいなオリジナルのスキルを使ってカバーしたのかもしれないだとすると私達の手に負えない相手かもしれないけど


「とりあえずはここから援護するわ、悪いけどメルティは先に車に乗ってお兄さん達と一緒に逃げれる準備をしておいて」


「わかりました!ご主人様の事は私に任せください!それにまだリリスちゃんにも謝れていませんし、絶対に2人を助けましょう!」


2人は黙って頷きながらそれぞれの役割に専念した。


「さて…私が何とか足止めはするけど弾が持つかどうか…」


スナイパーライフルで黒い男が動き出すのを見始めピンポイントな場所まで階段を降りるのを見て弾丸を放った。


バン!


ちゃりん


「悪いけどアンタに恨みはないけど仲間を守る為なのだからそのまま這い蹲って頂戴!」


アイリスはライフルを放ち弾丸を入れ替えながら一夜達の逃げる時間を稼いでいた。


「それじゃあ遠くからのスナイパーライフルで弾を放っているのってアイリスだったのか!」


「はい…アイリスの得意武器はスナイパーライフルです。ですので離れている場所からスコープで見える敵ならば特別な力を使って必ず命中させれます。」


俺達は黒い男から逃げ爆弾が爆発するまでにこのビルを逃げている間遠くからの射撃音アイリスの事について話していた。


「うん?必ず命中させるって、ならアイリスとメルティが銃撃戦をしていた時どうしてアイリスの弾丸とメルティの弾丸で互角の争いをしていたんだ?必ず命中ならメルティはとっくにアイリスの弾丸でやられていたはず…」


俺は話の中で疑問に思っていた事を話した。アイリスのスキルそれはつまり相手が見えているのなら必ず弾丸は命中する。ならメルティはとっくに何発も命中されて倒れているかもしくは頭を貫かれて死んでいる。仲間に対してこんな事を疑問に思うのは不謹慎かも知れないがちょっとした矛盾を感じたので声に出してしまった。


「それはそうですよ、だってアイリスさんのスキルは主に遠距離でのスキル効果が覿面なんです。なので近距離での弾丸でのやり合いですと力が弱まってしまいす。なので運良くて弾丸同士で弾かせるかもしくはもっと近くまでいって命中させるかの二択しかありえませんね」


「そうかスキルでも短所と長所があるんだな…」


「はい因みに私の力にも短所と長所があります。けど今此処で話しても意味がありませんしとりあえずは爆弾の所に行って解除をするかビルから飛び降りる場所を探しましょう!」


「わかった!」


「聞こえますか?お兄さん、リリス」


無線から突然アイリスの声が聞こえた。


「ああ聞こえる。」


「何かありましたかアイリスさん?」


「ええ、残念ながら弾が尽きる前にあの黒い男はあなた達を追って突然射撃範囲から消えました。なのでなんとか逃げ切ってほしいっていうのが私の願いですが、実は爆弾のある位置が確認できました。」


「ほんとうなのか?」


「はい、ですので時間的にはまだ三分ほどあります。しかも位置的にもあなた方が逃げている近くにあります。あなた方の無線で位置を把握していましたのでどうしようかと思いましたが…リリスお願いできますか?」


「アイリスさんがやれというのであれば…」


「時間はどれぐらいかかりますか?」


「2分いえ1分半あればなんとかいけます。」


「わかりました。ではアイリスあなたのいる位置から直ぐそこの曲がり角の廊下を右に行った部屋のデスクの下に大きな爆弾がセットされています。残り2分半ですがいけますか?」


「はい、やります。」


リリスはアイリスの指示通りに動き爆弾のある部屋までいき何かをしようとしていた。


「ど、どういうことだ!おいアイリス!リリスに何をさせようっていうんだ!」


「リリスに爆弾を汚染させてもらうのです。」


「はぁ?いったいどういう…」


「時間がありませんお兄さんそのままリリスの後を追って下さいその間私が説明しますので」


「あ、ああ」


俺はアイリスに言われリリスの後を追いリリスが爆弾を見つけて何かをしようとしていた。


「リリスどうですか?」


「はい…すみません先ほど後五分で爆発すると言ったのですがどうやら10分後みたいだったので五分程余りがありました。ですのでこのまま私の力でこの爆弾を書き換えます。」


「書き換える?リリスお前のスキルって?」


「すみません一夜さん今は集中をさせてください」


「ああ悪い…」


「私が説明しますお兄さん、リリスの力つまりスキルなのですがそれは生命反応を感知する力そしてそれを具現化させる力も含まれいます。」


「生命反応…そういえば!さっきの黒い男に生命反応がどうたらこうとか言ってたような?」


「それは本当ですか!お兄さん!だとするとそいつは人間じゃない可能性が高くなりましたね」


「何故なんだ?」


「リリスの生命反応は主に機械での生命反応を感知できるのです。なので機械の寿命や情報等は触っただけでリリスの頭の中に流れていきます。」


「そうだったのか!それは便利過ぎるんじゃないか!」


「ただこのスキルにも欠点がありまして余りに多い情報は頭の中にインプットはできませんそれを超えてしまうと脳が異変を起こし身体の血脈がとんでもない事になるみたいです。…そのとんでもないことはお兄さんの想像にお任せします。」


「リリスの欠点は偉くきついんだな…そうか!だからコンパクトサイズのパソコンを使って情報をインプットしていたのか!……うん?けどそれじゃあリリスは今いったい何をしているんだ?」


俺はリリスのスキルについては納得した。けど今リリスが行なっている行為は何だと疑問に思った。


「リリスには生命反応を感知する他にも二段差重ねでさっき言った機械のシステムの具現化つまり操作を操れます。これは1つに限りしかできないのでこれもいわゆるデメリットみたいなものですね」


リリスには重複されるスキルがあるみたいだがデメリットがある為あまり自分のスキルを好きになってないとの話だった。


「……できました。時間をなんとか15分にまで書き換える事が成功しました。」


「ご苦労さん、15分は結構でかいぞ!そんなにあるならこのまま逃げきる事もか…」


「一夜さん後ろ!」


「え?」


俺はリリスに大きな声で後ろと言われ後ろを振り向こうした時


バン!


黒い男は俺にチェーンで攻撃しようとした時横の頭から狙撃され横に飛んでいき倒れた。


「あっあぶねー…もしかしてアイリスか?」


「はい、なんとかあなた達の見えるポイントまで移動したのはいいですが見えた瞬間にお兄さんの後ろにチェーンの男がいたので速攻で狙撃させてもらいました。しかし…やはり弾丸は貫かれていません!浅いです!早くそこから下の階段で降りて下さい!」


「いえ!アイリスここから階段までいくのには距離があります!」


「ぐ〜〜うっうっお〜〜」


「起き上がるぞ!」


俺は銃で何とか頭に何発か弾丸を撃ち抜いたが貫通すらせずただただ浅い血しか出なかった。


「くそ!こいつゾンビか何かか!」


黒い男は立ち上がろうとしていたが一旦思考停止したのか動きが止まりチェーンの男から時間と同じような巻き戻るみたいな音がした。


「な、なんだ?こいつ何故動きが…」


俺は近くまで行き何故動かないのか確認した。するとその男はみるみると自分が受けた弾丸のダメージや貫かれていなかった弾丸を身体の中から床にポロポロと落とし始めていた。


「こ、こいつ!回復してやがる。しかもただの回復じゃなく自己再生の時間戻しだ!」


俺は黒い男が回復してる姿をみて自分がやっていたゲームと同じ回復の仕方と似ていたのでそれと同じ類だと思いそう叫んでしまった。


「時間戻しの自己再生?」


「ああ、ただの回復とはちょっと厄介な相手だ今の俺たちじゃ手も足もでないぞ!早くこのビルから出てこいつから離れないと」


俺は何か逃げる手段がないか今いる場所を見回した。


「エレベーター…しかも防御壁式の扉…」


俺がみたエレベーターは珍しい二重扉付きのエレベーターがあった。恐らくこのビルが占領されそうになった時の警備用か何かで作ったのかもしれない、だけど尚の事これはチャンスかもしれない!


「リリスあのエレベーター!動かせる事ができるか!」


「はい、全然大丈夫ですがしかしこの階層に来るまでには時間がかかります。」


「普通にエレベーターを動かすのとお前が動かすのでどっちが早いんだ?」


「私が操作した方が早いですね」


「よし!ならもう一つ頼みたい事がある!」


「何でしょうか?」


俺はリリスにエレベーターに乗った時の作戦をリリスとアイリスに話した。


「わかりましたやってみます。1分半だけ時間を稼いで下さい!」


リリスは黒い男が起き上がったと同時にエレベーターに向かって走っていた。


「さて…それじゃあ俺と遊ぼうか!黒いおじさんよ!」


俺は銃を構え戦闘態勢に入った。するとステータス画面からでっかい赤い文字で戦闘開始という表示が出て自分が使える限られた影の技を発動する事ができた。


「てか!ここで!発動するのかよ!」


「うーーがーーー!!」


「それじゃあ!早速この技からならどうだ!」


俺は表示されていた最初に使える技を黒い男にはなった。

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