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家族の裏切

「悪魔の子…」


俺はその言葉を聞き不思議と違和感を感じた。この話をわざわざ俺に話した理由がもしかしすると俺にその子の事をどうすれば良かったのかをどう判断すべきなのか試しているのではないかと俺は感潜った。


「話を続けますね、その子は悪魔の子と言われ両親から見放されてしまったと絶望感を抱きながら名前も知らない別の家に引き取られる事になったのですがそこから彼女の不幸な生活へと一変したのです。」


「なかなか上玉の娘だなある程度のお金で引き取って良かったぜ!」


「………」


「ああん?おい!聞こえてんのかガキ?」


「………」


「はん!親に捨てられて正気がなくなっちまってるよまあ〜無理もないがな、まあこれから俺たち親子仲良くしようじゃあないか可愛い我が娘…なーんてな!あははははは!」


「………」


「その子はもう無理だと思いこの何もない家からスタートするんだとこれが私の戒めなんだと思いながらそこで3年間一緒に暮らす事になります。」


なんだ…なんかまるでリリスがその子になった気で話してるかのような感じがするんだがにしても


「なんてゲス野郎なんだ…その両親から救ったかと思えば今度は駒扱いかなんなのかよ!俺がその場にいたらぶん殴ってやったのに!」


「………」


「どうかしたか?」


「いえ、少し驚きました。まさかそんな発言が出てくるとは思いもしませんでしたので…」


「なんでだ多分他のやつらが聞いても最低なクズ野郎と思うしそれにその両親も許せないなその子が確かに勝手な行動で子ども達を不幸にさせたかもしれないけどそれでも養子の子どもでも間違ってはないの一言でもかけてやればいいのに、それを悪魔の子って俺はそれを聞いただけでもその両親も引き取ったおっさんと何も変わらないと思ったね」


「………プ!」


「え?」


「あはははは、まさかこの世界とは思えない事を言いましたね」


「な、何がおかしいんだ!」


「いえ、ほとんどの人はこの話を聞いたらまずその子が悪いだの悪魔の子って言われるのは当然だのって言う人が多いです。なのであんまりこの話はしたくなかったのですがアイリスが連れてきた仲間って言われたので少し話をしたくなりました。」


「?アイリス達は俺と同じ反応をしたって事なのか?」


「いいえ、むしろそれを乗り越えて復習してやるって事を思えばいいんじゃないのって言われましたよなのであなたにそんな言葉を言われたのは初めてです。」


「そ、そうか…」


まあこの世界の人間が本当に悪いやつばかりじゃないって事を俺はアイリスを知って思ったからこんな事を言えたんだけど前の世界のあいつらならどんな言葉をかけたんだろうな?


「それじゃあ、その子がどんな不幸な目にあいながらどんな風に終わったのか話します。それを聞いて最終的な言葉を言ってください私はそれであなた達の事を許しますし信用もします。けどもし違った反応が返ってきたら私はここであなたを裏切りって私の力であなたを始末します。いいですか?」


な、なんて事を言いやがるんだこの子は!ただの身勝手じゃないか!しかも力って言ったな、もしかしてスキルの事か?まあどちらにせよリリスに俺のことを信用してもらわなきゃいけないんだなんとしても違う言葉を言わないようにしなければ


「では続きです。三年後その子はある行動へとでます。」


裕福な家から貧しい家へ引き取られた女の子は三年の時が過ぎ言葉の通り貧しい生活を送っていた。


「おら!酒だ酒をとってこい!」


「ひっ!」


「ああん!早くしろってんだろうが!」


新しく父親になった男は酒やギャンブルをしていて私の事は二の次かのように放ったらかしをしていた。


「ご、ごめんなさい…すぐに買ってきます。」


私は急いでて近くにあるお店に行き店員の目を盗みながら1つの酒の瓶を丸ごととっていこうとしたのだが店員に見つかってしまい裏の道で蹴られまくっていた。


「け!2度泥棒なんかすんじゃあねえぞ!ガキが!」


「欲しかったら金を持ってこい!金をな!」


店員の男たちは私をゴミみたいに扱いながら唾を吐き捨て店の中に戻っていた。


「な、何でこんな事に…私はが何をしたって言うの…」


私は涙を流しながら何度も死にたいと死にたいと心に訴えかけていた。


「あ…」


私はたまたま地面置いてあった割れた瓶のかけらを見つけそれを拾い瓶の尖った先を見つめていた。


「これなら直ぐに死ねるかも…」


私はその瓶の端っこの先で首の根元を刺そうと思ったがやはり躊躇ってしまい上手く刺すことはできなかった。


「やっぱり…死にたくないよーーーうっう…」


私は瓶の破片を落としなきじゃくっていた。もう誰も私の事救ってくれないもうあの暖かい家には帰れないと絶望を感じてしまった私はもう生きる望みもないと覚悟をしあの汚い家に帰ろうとした。


「あ…お酒どうしよう…」


私は結局お酒を買う金も無ければ盗む事も出来なかったこんな状態のまま帰ってしまえばまた私は殴られてしまう。もうやだもう殴られたくないと思いながらもどうすればいいかと悩んでいたその時。


「お嬢ちゃん大丈夫?」


名も知れないシスターのお姉さんが声をかけてくれたのだ


「え、えーと」


「なにかあったの?」


「お、お酒がそのほしくて…」


「お酒?あなたの両親がほしがってるの?」


「えーとお義父さんが買ってこいって…」


「そうならこのお金を使いなさい」


「え?でもこれ…」


「いいのよこれはあなたのものそんな状態のあなたを見過ごすわけにもいかないものもし困った事があればいつでもあそこの見える教会にいらっしゃい食べ物ぐらいなら分けてあげれるわ」


私はそのシスターからお金を受け取りお酒を買うことがでにお義父さんに殴られずに済みご機嫌なまままたギャンブルに勤しんで家をでた。その隙に私は教会に行きあのお金をくれたシスターさんに会い食べ物を恵んでもらっていた。


「あなたも何か虐待を受けているのかしら?」


「えーと…そのお義父さんによく言う事を聞かなかったら叩かれるの…それもいっぱい…」


「まあ…それは辛かったでしょうにもし辛かったらいつでもこの教会にきていいからね」


「うん!」


私は嬉しかったやっと私の事を見てくれる優しい場所があるのだと心の中でもう怒鳴られ事もないところに逃げられるのだと安心した。だけど…


「今日もシスターさんいるかな?」


私は教会の中にいつものシスターさんがいるかと探していたらとんでもない場所に迷いこんでしまったのだ。


「あ、あれ?扉が開いてる?」


私は空いてる扉を開き中を覗き込むとそこにはカジノみたいなギャンブルする場所がたくさんあったそれも教会の地下にあり明らかにしてはいけない事をこの教会はやっていたのだ。


「え!お義父さん…」


私は自分の父親もこのギャンブルをやっていたことに驚いた。しかもかなりの賭け金をしていたのか倍の借金を背負いもう掛けられる金額も無くお義父さんは絶対に入ってはいけないという禁断の扉という場所に引きつられていった。


「い、いやだ!俺はまだ死にたくなねぇ!頼むやめてくれ!」


「お客様は既に多額の資金を背負っています。今この場で支払うかそれともあの扉の先で地獄をみるかどちらになさいますか?」


「は!払う払うから!」


「ではお金を出してくださいますか?」


「………」


「お義父さん…」


私はもうお金が無いのを知っていた。なのにどうやって支払うのかと自分の父親を見ていて衝撃的な言葉を聞き私は更に絶望を感じたのだ。


「そ、そうだ!俺には娘がいる!」


「ほう?それで?」


「結構な上玉なんだ俺の娘はいずれ娼婦になる品物だ!だから!それを引き換えにするってのはどうだ!」


「お義父さん…」


私はお義父さんのとんでもない言葉を聞きもう生きる希望を無くした目をしながら父親の哀れな姿を目に焼き付けていた。


「とりあえずその娘を連れてこいこちらでどれぐらいの金額か判断する。明日の夜にもう一度ここに連れてこい逃げればどうなるかわかるな?」


「は、はい必ずや明日の夜には!」


私はもう見ていられなかったので先に家に帰りある覚悟をした。


「おい!今帰ったぞ!って電気もつけずに何座り込んでんだ」


「お義父さんおかえりなさい!今日ね良いものを盗む事ができたんだよ!ちょっとそこに座ってくれる?」


「ああ?別に座らなくても良いだろうなにか金目のものか何か見つけたのか?」


「もう!そこに座ってればすぐにわかるから!座っててば!」


「たく!早くしろよ、ああ、後なお前に話が…」


私は父親が座った後ろに瓶の破片を手にし後ろから首の真ん中に思いっきり刺した。


「な!っ!かっ!」


「お義父さんダメだよ〜私を売ろうとするなんて家族なんだから仲良くしないと」


「あ!っあ!」


父親は上手く喋る事が出来ずずっと声をあらげたままでいた。娘の手を握ろうとしたのだが


「………じゃあねお義父さん…」


「が!」


私は無理やり刺した瓶の破片を引っ張り首の所から物凄い血の量が吹き出し父親は倒れた。


「もう帰る場所もなくなっちゃったな」


私は帰る場所が無くなり途方にくれていた。もうこのまま死のうと道路に出た時車にひかれてしまえば痛みも感じられずに死ねるのかなと思い飛び出したら車は一時停止し私は倒れた。


「なにこの子?」


「さあ?けどまだ生きてるみたいだなどうするアイリス?」


「連れていきましょうこの子の目何か悪夢でも見たような目をしているわ」


私はそのまま気を失い3日間眠り続けていた。目覚めた時そこに座っていたのは水色の髪をした子が座っていた。


「あなたは?」


「私はアイリス、あなたいったいどんな暮らしをしていたの?身体中あちこちに暴行の跡が残っていたわそれに栄養不足、このままだと死んでしまうからとりあえず点滴をうってもらっているからそれでも辛かったらいいなさい」


「なんで優しくしてくれるの?」


「なんで?さあなんでかしらね?けどあなた助けて欲しそう顔をしていたから私は助けたんだけど違ったかしら?」


「わ、私は…」


私は堪らず涙を流し今まで起きた出来事を全てアイリスと言う子にぶつけた。


「そう…」


「私本当にもう死のうかと思っていたのどうせ誰もまた私の事を捨てるんだと思ったからだから車にひかれて死ねばって思って…」


パン!


「え?」


私は何故か頬っぺたを叩かれていた。


「あなたなんなんの?あなたみたいな不幸な人いっぱいいるわよだけど死なないで生きていこうとしている子もいるわ!同情なんかしないし慰める言葉もかけないそれはあなたが弱い心を持っている事を認めてしまうって事になるんだから、もしそれが嫌なら自分で断ち切りなさい!その悪夢を」


「私は…私はただ誰かに優しくして欲しくてなのにううん誰かに認めて欲しかったんだ頑張ったね偉かったねっていって欲しかったんだだからだから…」


私はまた涙を流し自分の心の奥底にためていた憎悪を言葉に出し吐き出した。


「ねえ?あなたもしまだ生きたいと思っているのなら私の所にこない?」


「え?」


「私の所はあなたみたいな不幸をもたらす人物を抹殺するのが仕事なのもしまだその恨みを持ってるな私の所で晴らしてみる気はない?」


私はもう行く所も帰る場所もないならこの憎悪をぶつけられるなら私は…


「うん!私ついていきます!どうか私を使ってください!」


「なら、私の所の組織へようこそ!えーと名前は…」


「リリス…ミルドレッド・リリス」

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