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違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
17章 第7世界 □□□□□□□ Order Reject
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ダークエルフかホーリーエルフ味方はどっち?

俺達はセフィリヤと言われるトマソの従姉妹のホーリーエルフの人に自分の家へ案内され、そこへひとまず宝玉についての話をする事になったのだが…その話しでよりいっそう話がややこしくなってしまう。


「粗茶ですがどうぞ。」


「どうも…」


「うわ〜いあったかいおちゃだずずずず〜ぶーー!!にが〜い!」


「ちょっとガヴリエルさん汚いですよ。」


「だってコレ苦いんだもん。」


「全くお子様の味には慣れない味なんでしょう。大人しくミルクでも飲んで下さい…ズズズズ……」


確かに苦いですね。


「あ〜今千夜姉ちゃん心の中で…はぐ!」


パコン!


千夜はガヴリエルが何か言うのを阻止する為に近くにあったお茶碗をガヴリエルに投げつけ言いかけの言葉を上手く退けさせる。


何てやつだ息を切らしながらそこまでガヴリエルに何かしらの執念みたいなのがあったのか?いくらなんでも茶碗を投げつけるのは洒落にならん。


「いった〜い!!酷いよ!今のガヴじゃなかったら普通の人は地獄行きだよ!」


それは自分自身は平気だから大丈夫と言わんばかりの言い方だ。少しは自分の言葉の発言に注意をはらえよガヴリエル。


「えーとお茶が苦手でしたら、甘いジュースもあるのですが、そちらに致しましょうか?」


「え〜と、あ、はいお願いしていいですか?」


「では直ぐに持ってきますね。」


「おいお前らいい加減にしとけよ。」


お茶で勝手に歪みあいながら取っ組みをする2人をよそに注意しながら、セフィリヤが新しい甘いジュースを持ってきてくれる。


ドロドロ……


「こ、これはその何といいますか…」


「じゅ、ジュース?」


「はいエルフで人気とされるレジェンドオブジュースです。」


「いやネーミングセンス!」


このドロドロジュースで、レジェンドオブジュースって…どう考えてもネーミングセンス以前の問題も気がするが…そもそも飲んでも大丈夫なものなのか?


「あら飲まないんですか?結構美味しいですよ。」


ガヴリエルと千夜は交互に見ながらどうすると言わんばかりの目線を配らせ飲むか飲まないか困惑する。


「そうですか〜かなりの美容肌にもいいジュースなんですけどね。身長しかり部分的にも栄養がいくので、女の子にはとても人気なジュースですよ。」


「飲みます!」

「飲む!」


食いつきやば!そこまでして自身の成長過程が大事か?いやまぁ女子にしか分からない事があるのかもしれんがそんなに気にする所なのか?


ダバー!!

ダバー!!


「うお!!汚ねえ!!」


2人して一気に飲んだジュースを口からダラダラと垂れ流しながら失礼極まりないと言わんばかりの態度であり目の前にいるセフィリヤさんに申し訳ないと感じつつ振り返ると…


「ああ〜やはり人間様のお口には合いませんでしたか、あまりにも欲求心がたかければ味覚が狂うジュースなので、恐らく大丈夫かなと思ったのですが…無理でしたね。」


そんなにこやかな顔をされても、それを飲まされて苦しそうに悶える2人が可哀想に思えてきた。


「まぁ普通のジュースもあるんですがね。」


「最初っからそれを出して!!」

「最初っからそれを出してください!」


何なんだこの緊張感のない会話は…


「えーと話を元に戻しても?」


「いや、話をややこしくしたのはアンタなんですけどね。」


見た目は綺麗なのにやってる事がドスグロすぎて笑えないんだが…


「さていい加減本題に入りましょう。」


新しい本当の美味しいジュースを持ってきてさっきまでの茶番を否定しだすセフィリヤ。


「まず第1にあなた方はここへ来て宝玉を手にする事はできません。それは理解できますね?」


「理解はできたといえば嘘になる。」


「その意見を聞かせても?」


「まずダークエルフとホーリーエルフでの恋愛事情…コレに関しては本当の事なんだろう。じゃなければ村同士が分かれる事にはなってないしな。」


「ええ、まぁ当然当たり前の意見ですね。それで続きを聞かせても?」


「ああ、そして村同士のいたこざがあった。けどそのいたこざには相違があったと俺は思っている。あくまでも俺の見解にすぎないが…誰かがそのエルフ同士になすりつけた可能性がある。」


「それはあり得ませんね。仮にそうだとしてもその2人は破滅へと導く事になるはずです。しかし2人は相思相愛ちゃんと子供(・・)も生まれ孫もいる。そんな幸せな家族のエルフにどのような不幸があったというのですか?」


「不幸ならあるじゃないか。村を追放した…主に男性側のエルフがだけどな。」


「どう言う事ですか一夜さん?それはあまりにも勝手に話をねつぞうされただけじゃないんですか?いくら私でもそこまでは推測できませんでしたよ。」


「……俺達が最初あの村、ダークエルフの村に訪れた時少し違和感を感じたんだ。あの村主に男性がほぼいない…いや何かしら理由があって村から追放したかまたは決まり事で離れさせた可能性があると睨んでいる。」


「ただの勘違いではないんですか?たまたま男性がその時にいなかっただけな可能性もありますよ。」


「その場合もあるな。でもそんな事をエルフの村で住んでるアンタがたまたまなんてはつげんはおかしいんじゃないか?いくら村が分かれているとしてもお互いの情報源はあるはずだ。従姉妹同士のトマソから聞いたとかな。」


「ふむ確かにそうではありますね。合点がいきます。しかしその情報をたまたま伝えられなかった状況があったという可能性もなきにしもあらずなのでは?」


「そう言ったかもしれないはエルフ側では逆効果だぞ。人間や他者族ならまだしもアンタ達みたいなエルフは情報を垣間見る事はないはずだ。」


それにトマソとの親戚同士ならそう言った情報は何かしら魔法とか使ったりして共有しているに違いない。例えそれを邪魔する奴がいるならここの村長かもしくはあちら側の村長…まだどちらも信頼にあたいはしないがあの時はああいってあそこを離れる他なかった。


「まぁ初めてここを訪れた方にそこまでエルフの事を把握されてしまっているのならあまりとやかくはいいません。しかしまだあなたには打開的な言い分としての言葉がありません。エルフだからどうのこうのと言われしても私達側はあなた方に何をどう信用するという値をすればいいのか皆目検討がつかない。それをあなた方はどう説明されますか?」


宝玉が渡せないというていの話しだったのに、信用がどうのこうのと来たか…となれば速攻で話を終わらせる為にその話し合いを持ち出したならこちらとてセコイ言い方をせざるを得ないな。


「説明も何ももうその子が俺達を証明してくれてるんじゃないのか?」


「はい?」


「え?私?」


一夜は自分に親近感が湧くと言っていた女の子の事を指さすとたまたま端っこ側を通り過ぎて遊んでいた子を指さす。


「…………シルフィアが何故説明の証明になるのでしょうか?」


「その子俺の事を親近感が湧くとそう言っていた。そしてアンタはその子の力は心を見透かせる…心の色を読み取れると言っていた。そして無色透明かはたまたその子が気にいるような色が俺の中にあったのかは分からないが懐いていた。それで俺がこの子や他のエルフに対して邪険にしていない事が証明になるんじゃないか?」


あまりにも無謀な説明の仕方だが、今はそれで納得してもらう他ない。と言うよりもまだ他にも疑問は山程あるしな。


「………ふぅ〜まぁその子があなたに関わってしまった事で色々と考えていたプロットが無駄になりましたからね。いいでしょう今はそれで妥協点させていただきます。」


そう言ってセフィリヤは奥へと行き何やらガサゴソと音を立てるのが聞こえ何かを探しているのかそれをこちらへもってこようとする。


コトン……


「コレは?」


パサ


「え!?」


「宝玉ですか?」


「すご〜い!綺麗な色だね!」


「何で宝玉を?」


「ひとまずあなたにはコレを貸し与えます。私達にはこの宝玉を大事にしないといけないのがありますが、実の所これをただ村に置くだけでは意味がないのです。まだ関わりを持つ妖精にもこの宝玉を合わせ持つことで本来の意味がなせるのです。」


「本来の意味?え?この宝玉って何か伝統みたいなのがあるのか?」


「いえ代々伝わる宝玉は昔から納められる形で残ってはいました。しかしこの宝玉自体には何かしら別の何かが秘められているんです。それは私にも分からないですし村長もそれが分かりません。だからコレはあなたに一度たくし妖精の湖に行って確認してもらえませんか?何かしら共通項があるかもしれませんので…」


「それならあなたが確認を取りにいけば…」


「それをしたいのは山々なんですが、ダークエルフの村同様私はここをトマソもその周囲から今は離れられない状況になっているのです。」


「どう言う事だ?」


「妖精とエルフこの村の狭間にある特殊な生物が住み着いています。未だに正体不明な生き物ですが、襲われたら最後路頭に迷い込んで自身の記憶の欠片が破損してしまうという恐ろしい力を持っているんです。エルフの大半はそいつにやられここが自分の故郷だと言う事も忘れるものいたりします。」


「記憶の破損……そいつは関わりたくないな。」


「しかし打開策がないわけではないのですよね?そうじゃないとあなたとトマソさんがここを離れられないというのは納得がつきませんよ。」


「打開策は特にありません。村には宝玉が存在するだけで、そいつを祓う力が入っているんです。なので…」


「そういう事かタイミング的にも村の事も含めて理にかなったな。」


「はいトマソさんはどうかしりませんが私達はまんまと利用されたというわけですね。」


ダークエルフの村の村長から頼まれた仕事で宝玉を取ってくる事それ自体に何かしらの嘘偽りがないようにトマソに敢えて言わせながら、自分の村が敵意じゃない事を証明しようとした。だが、今の話を聞けば互いの村が今まさに危機へと陥れようとしている。それで俺らを利用してどうにか上手くいって宝玉を手に入れられないかと考えたわけだな。


「………ようやく話の本筋が見えてきたか、となればこれまでの話しは…」


「口裏合わせといった所ですね。本当の話を混ぜつつコントロールしたという達の悪い嫌がらせに私達は巻き込まれてしまったという事ですか…」


だがそれなら男性がいない状態はなんなんだ?本当にたまたまなのか?いやそうじゃなければもしかすると…

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