表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
17章 第7世界 □□□□□□□ Order Reject
691/755

ホーリーエルフの村

ホーリーエルフのセフィリヤというお淑やかな女性が門から俺たちを出迎え中へ入れさせてもらい、案内をしてくれる。この中に入れてたのは正直言ってラッキーだ。無駄な争いは避けて話しをして上手く事を収める。まぁ中に入って無理矢理宝玉を取るというのはやはり些か難しい事ではあったな。


「この村はエルフ族中心で活動しているのですか?」


「それは勿論でございます。しかし私達ホーリーエルフでも限界がございますので、外の者から手助け云々していただいてもらっています。私達が余所者(・・・)を案内しているのはそう言った理由も含まれております。」


余所者か…言ってる事は確かに違和感はないが、その言葉に敏感な奴は敵意を抱かれてると思われてもおかしくはないな。


(ガヴリエルさんあのホーリーエルフさんの心を読めませんか?可能であれば私達に対してどう思われてるのか聞きたいのですが…)


(ううんそれ無理っぽいよ。ホーリーエルフさん何故か知らないけど、他人からの心の中を読み込みのを防いでるみたい…なんだろう壁を作ってるのかな?)


それは確かに奇妙ですね。他人から助けてもらっている代わりに自身の心の壁を作っている。それはつまり私達を警戒しているという事でしょうか?いえ単にガヴリエルさんの心読みが誤作動している可能性もなきにしもあらずの可能性もありますので今は何とも言えませんね。


(言っておくけど、ガヴ今の心もちゃんと読めてるから、間違ってもなんでもないからね。)


「みたいですね。となれば…やはりあちらの力が防止しているという事ですかね。」


「お前ら何の話をしているんだ?あまり離れてるとおいてくぞ。」


「すみません今いきます。」


(ガヴリエルさんくれぐれもあのホーリーエルフに注意してくださいね。)


(うん。ちょっとガヴもあの人苦手かも…)


「それでは村の案内をするにあたって少しご注意がございます。この事に関してはくれぐれも口外していただかないようお願い致します。」


「……この村に何か貴重な事でもあるのですか?」


「はい私達の村ではなく、恐らく他の村でも言われてる事だとは思うのですが…一応念のためという形であなた方の心の中にしまっておいてください。」


「そんな大事な事なら尚更村の者達意外の奴には話さない方がいいんじゃ?」


「いいえコレを話す事であなた方はきっと次にここへ来る時細心の注意をはらうと思います。」


いやいったい何の注意をはらうというんだ?


「私達のこのエルフの村はもう一つの村ダークエルフの村と繋がっています。しかし今はもうどちらも介入しない形となっておりそれぞれが関与しない事で自分達の村を守る事が決定されました。」


決定されました?その言い方だとまるで、自分も聞かされていなかったみたいな言い方だな。


「まぁその原因が馬鹿なエルフ同士の恋愛によってそうなってしまったのですけどね。」


ダークエルフの村長さんの言ってた通りだな。やっぱりその辺に関してはまだ根に持ってるってわけか…だとしたら厄介極まりないな。


「そのエルフ同士のせいで私達はダークエルフとホーリーエルフで管理していた宝玉をこちら側で管理する事となり、それでお互いわだかまりなく解決したという形になっていますが…そう簡単に解決はしていないと私はそう思っています。」


ん?何か話の一部分が少し聞いた話と違っている…のか?


「宝玉はこちらが管理しているって事だけはあっているのですか?お互い交代交代で管理しているのではなく?」


「ええ、一方的な押し付け合い…私達はその宝玉を預かる事になってはいるのですが、主な原因はダークエルフがこちらへ全ての責任をなすりつけたというのが原因です。私達は確かにお互いエルフ同士の恋愛でのいたこざがありましたが、宝玉は両者にとって大切な品物…そんなものを一方的に預かる身としては腹がたちませんか?」


……理にはかなっている。ダークエルフのトマソから聞いた話では… ダークエルフがホーリーエルフの奴に恋をしてしまって、ダークエルフ側の宝玉を差し出せばホーリーエルフの子をやろうと条件を差し出してきたと言っていた。……お互いの相違に語弊がある?


「それはお互いに対しての認識違いがあったりしないのですか?例えばそう…聞かされてるだけでそう思いこんでいるとかあったりはしませんか?」


その可能性も十分にあるが、それだとしたら互いの認識違い云々の問題じゃなくどちらかが何かおかしいというのは明白になるはずだ。


「そう思い込んでいる…ですか…いえそれはないと思います。もしそうだとするなら私達いえ私が真っ先に村長に発言を申していますよこの村は私が思っているよりも大嘘つきがいるとね。」


そう答えが返ってくるよな。どちらかに相違の違いがあったとしても、そう言って誤魔化されてしまうのは自明の理…質問内容が今回は甘かったって事になるな。


「すみません言い方が悪かったです。質問内容を変更します。あなた方の中に嘘をつく大罪人または裏切り者がいたりするんじゃないんですか?」


「………」


「お、お姉ちゃん!」


馬鹿、そんな言い方間違いの変え方の質問があるか。そんなの言ったら逆に俺達が敵意に…


「……ふふ、やはり人間の方は面白いですね。以前にもそう言った方がおられて妙な質問をしてきた人がいました。あなたみたいに人の言語の裏側に対して敏感に反応する方でしてね…私としては是非この村に残ってほしかったのですが…どうやら多忙みたいで残ってはくれませんでした。」


何だ突然身の上話か?というより俺達人間を寧ろ歓迎している?敵意がないと見做しているのか?


「話の腰をおろさないでください。このまま中へ入ったのは少しばかり私達には事情があります。その事についてあなたはご存知なはずじゃないんですか?」


おい千夜お前さっきと言ってる事が違うぞアポイントメントどうのこうのの話は何処へ言った。これじゃあ俺がさっき言った強行突破と変わらんだろう。


一夜さんは強行突破っと変わらないと思っているかもしれませんが、ガヴリエルさんの様子を見る限りどうやら私達は囲まれているみたいです。ここで変に退路を塞がれてしまうよりかは一気に相手の隙を伺った方が1番手取り早いです。


お姉ちゃんガヴの意図を汲みとってくれたんだ。でも少しばかりニュアンスの違いが出てるよ〜周りに囲まれてるのは単にガヴ達の事を物珍しそうに見ているガヴと同じ子ども達だよ〜それに気付いて〜


「………成る程あなた達は私の事を害悪か何かで敵意している感じに見えますね。けれど、ホーリーエルフはそんな野蛮な生き物じゃないですよ。というよりもダークエルフの誰かに唆されましたか?」


「!?あなたまさか私達の心を!」


いやそんなあからさまに敵意丸出しな言い方をすれば誰だって気付くだろ。


「え!ガヴ達敵だと思われてたの!」


「………」


前言撤回ここに気づかない馬鹿がいた。


「ふふ、いやでも気付きますよ。寧ろあなた方は私の知ってる方よりも面白い部類に入る方達のようですね。皆さん出てきても構いませんよ〜」


ガサガサガサ

ガサガサガサ

ガサガサガサ


ヒョコ!

ヒョコ!

ヒョコ!


「………エルフの子ども?」


「うわ〜可愛い!!小ちゃくて子どもみたい〜」


自分も子どもだろ?と突っ込む部分はあったりしたのだが、いかんせん自分もまさか子どもが出てくるとは予想外だったため突然の事に度肝を抜かれ困惑する。


「あの子達あなた方が門の前に立っているのを分かっていていつどう声をかけたらいいのか、立ち止まっていたそうなんです。ですからあなた方をお客人として出迎えこのエルフの村へ介入させたのです。」


「ちょっと待って下さいつまりあなたは私達の事を初めっから…」


「ええ、ご存知でしたよ。因みにダークエルフのトマソは私の従姉妹であるので気配を感じれば直ぐでも気付きます。」


「そ、そうだったのですね。」


気付いていたか…ならなんでこの人はあの戯言みたいな話を?何か伏線か何かなのか?


くいくい!


「ん?」


「ねぇお兄ちゃんお兄ちゃんの心、もの凄く綺麗だね。何だか親近感湧いちゃう。」


「心が綺麗?」


「あ〜その子は特殊な力を持っていて人の心の色が分かるんです。無色透明な色その色が視えていたら積極的に関わろうとするのですが、それ以外の色があれば壁を作ってしまう傾向があるんです。」


それだけで親近感が湧かれても俺はどうこの子と接すればいいのか分からん。


「ムムム!駄目ー!!」


パシン!


「ひゃ!」


ガヴリエルは俺に近寄ってきたエルフの子を思いっきり引っ叩き無理矢理引き離す。


「おい何すんだガヴリエル。」


「主様はガヴの主様なんだから勝手に触っちゃ駄目!」


「別にあなたのわけでもないでしょうに、いきなりの独占欲に私驚き隠せませんよ。」


「…………」


「どうかされましたかセフィリヤさん?」


「いえ……あの〜あの妖精っぽい子はあなた方の中までなのでしょうか?」


「ええ、私達の仲間の中で唯一周りに配慮ができるいい子ですよ。しかしたまに素っ頓狂に我儘を言い出すのが難点ですね。」


「………成る程配慮ができると、それはそうですね。ルビーをはたくのも無理がありません。」


「どういう事ですか?」


「いえ何でも、ひとまずあなた方はエルフの宝玉を目的でこちらへきたのですね。」


「誰もそんな事言ってはいないのですが…」


「言わなくても雰囲気だけでわかりますよ。それにルビーや他の子達が普通に接したいと言っていたのもありますが、何よりもトマソ関連なら話は早いです。ひとまず私の家で話しましょう。そこで宝玉の事も含めてあなた方に判断していただきたいなと思っています。」


ここへきてまたもや村での相談か…あまりにも関わってはいけない所に関わってしまったと今更ながら後悔してしまうな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ