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違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
17章 第7世界 □□□□□□□ Order Reject
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ホーリーエルフのある宝玉

俺達はトマソと村長さんに連れられそのまま村の中にある家の方へ案内され、そこである事を話したいのとこちら側も宝玉の事について話したい事がありその場所で話す事になるのだが、何やら村長さんがどうもボケており話が進むのか進まないのか心配の部分がありつつも事の成り行きを見守りながらコレからの事を話していく。


「ほほほ、よくきたの〜旅人達や。まずはご挨拶をしないといけないの〜ワシはこの村の村長じゃ。」


「村長もうそれはさっき済ましたでしょう。それで一夜達をここへ案内したのもう忘れたの?」


「はえ〜?お前さんは誰じゃったかの?まさかお前さんが、旅人の者か?」


「村長〜いい加減にしないと殴るわよ。」


どおどおどおどお


あながち苛立つのもわかるが、本当にキレかねないトマソの様子を側からみていた別のエルフがその動きをどおどおと宥め落ち着かせながらひとまずコレからの事というよりは宝玉について村長に話を聞く。


「え〜と、単刀直入にいいます。俺達ここの村にある、宝玉を求めてここにきました。それが俺達には必要なんで、それをくれる事はできないでしょうか?」


「か、一夜さん本当に直球ですね。少しは前置きみたいなのとかしないんですか?」


「それをしてここの人達は納得をするとは到底思えない。下手な小細工をするよりかは明らかにマシな選択だと俺は思ってる。」


「ほぅ〜いい考えの仕方をしておるの小僧。」


!?


突然村長の発言に驚き、急に人格が変わったかの様な言い方をし、一瞬戸惑ってしまうが…そのまま話しを続ける。


「えーと、突然の発言に驚きもしましたが…何かやばい事でも?」


「んや、寧ろその度胸ワシはかっておる。このエルフの村で1番大切な物を分かっていながら求めるという愚行…あまりにも万死に値するが、そこは目をつぶって置いてやろう。理由はいわなくてもだいたいの事は分かっておる。ダークエルフではあるやつが情報を掻き集めて伝達してくるからの、それで大方事情は察している。他にも宝玉を求めてあちこち駆け回っているという奴等もおるみたいじゃしの。」


驚いたそこまで分かっていたのか…でもそれなら話が早いな愚行だろうがなんだろうが、その宝玉を手に入れれば規制された力の1つは解放される。仲間に負担がかかるのが軽減される事もあってとりあえず一安心…


「じゃがここで渡す事はできかねない事になっておる。」


「何でですか?もしかしてやっぱり気が変わったんじゃ…」


「いいや寧ろお前さんに渡す渡さないという選択肢をしてもこの世界の未来が変わるという事はどうやっても変わらぬみたいじゃ…いや寧ろ渡した方が多少なりともこの世界のダメージが軽減されるかもしれんの。」


「その言い方、何やら未来予測でもしているかの様な言い方ですね。まさか本当に未来が分かっているのですか?」


「ふふ、そうじゃの…僅かな個人の未来が視えるという事だけは伝えておこうかの元7魔神としての役割をもった偽りの人間。」


「……ふふ、これは驚きました。本当に未来が視えておられるのですね。いや本当は過去とかを見据えていたりとかしたりするんじゃないんですか?」


「おい千夜…」


「無礼だぞ!村長に向かってなんという口の聞き方を!」


千夜の言い方に我慢ならなかったのか側にいたダークエルフの女が槍を千夜に矛先を向ける。しかし、それを村長は手を挙げ納めろと合図する。


「すみません失礼な事を言ってしまいました。」


「ほほ、気の強い女は寧ろこちらとしてもコレからの事を任せるのには好都合というものじゃよ。」


「え?どういう事ですか?」


「な〜にお主らにはコレからホーリーエルフのいる村へ行って、ワシらの宝玉を取り返してほしいんじゃよ。」


「どういう事ですか?」


「私から説明しよう。いいですね村長?」


「構わんトマソ話してやれ。」


「私達ダークエルフそしてホーリーエルフでそれぞれの宝玉を管理されている事となっている。だが、ここのダークエルフがホーリーエルフに奴に恋をしてしまってな。こちらの宝玉を差し出せばホーリーエルフの子をやろうと条件を持ってきたんだ。まぁそんなの普通に考えたら拒否する話しなんだが…」


「奪われたという事か…」


「正解。こちらの宝玉を持ち出して村のしきたりをまんまと破っていってな、そいつは勿論の事追放案件であって二度とこの村への出入りは禁止されている。」


「返してくるとなると、何かしらこちらも条件を出すという事でいいんでしょうか?」


「いや、これは勝手にやったその追放したやつらの責任じゃ、条件も何も宝玉を渡すつもりなんてそもそも無かった話しだしな。」


となれば、窃盗してこいって言う話にはなるけれど、俺達がそれをするってかなり面倒な事にならないか?


「代わりにとは言わんがお主らにはその宝玉を一定の期間渡してやってもいいと考えておる。」


「ちょ!村長それはいくらなんでも…」


「ああ普通だったらさせん話じゃが…ワシの予言ではどうやってもこの世界が滅ぶ結果しか見えん。どちらにせよ宝玉をどちらかが管理した事で結果は最悪な方へと向かってしまう。そうさせんように此奴らに一任させたいんじゃ分かっておくれ。」


「……くっ!」


まぁそりゃあ痛い話だよな。エルフのプライドかもしれんが…人間に宝玉を奪還させるなんて寧ろ嫌なはずだろうに、自分達で取り返したいとうのを我慢してようやくこの時かと思いきや俺達が抜擢された。普通に腹正しい話しだよな全く。


「よしなら善は急げだな。そのホーリーエルフの所へ案内してほしい。ここからそう遠くはないんだろ?」


「それはそうだが、一夜何か策とあるのか?」


「策?そんなのあるわけないだろ?」


「いやいや無策でやるってあまりにも無謀じゃないか?やるなら夜に奇襲するとか色々とあるだろう。」


「わざわざ夜に行ってやる必要なんて俺達には時間が惜しいんだ。それに、ここにはそれなりに強い力を持った2人がいるしな。」


「全く一夜さんは…しかしそうやって頼ってもらえるは意外と悪くないですね。」


「あれだけ信用がどうのこうのと言っていたのにか?」


「確かにそうですね。しかし時と場合によりませんか?」


「そりゃあそうだ。なら今はその信用性に頼らせてもらうぞ千夜。」


「分かりました。我が主様。」


普段言わない事を面と向かって言われた事に少しばかり恥ずかしくなってしまう自分がいるが、そこは意思表示の為と思い横へ受け流す。そして俺達はホーリーエルフのいる村へトマソが案内してくれる事となってその場所へと半日もかからずに到着した。


……エルフの村、ソリッドラルレット


「さてこの先がホーリーエルフの村ソリッドラルレットだ。悪いが、ここから先はダークエルフは拒まれている状態なんだ。あんな事を言い出して本当に申し訳ない。お前達が宝玉を求めていたのにも関わらず、何も助け舟を出せないとは面目ない…」


「大丈夫です。コレは勝手に私達の事を無策でやろうとした一夜さんに原因があるので、気にしないで大丈夫ですよ。」


「いや、千夜さんもしかして、根に持っておいでですか?」


「いえ、単にここからどうやってホーリーエルフさん達を納得させるのかなって思っただけですよ。」


顔は笑ってるのに、話し方が笑ってなさすぎじゃないか…完全に怒ってる証拠だな。


「いやお前の力でホーリーエルフに少し脅しをかけてくれればそれでいいんだ。後は素直に渡してくれるかどうか…まぁあまりにも脅迫じみた事にはなるが、今はそんな事を考える余裕はない。」


「はぁ〜そうですね。私も何か場の雰囲気だけで流されてしまった傾向がありますしここはやむを得ずですね。さてガヴリエルさん行く前に私と2人で力の順番をって……ガヴリエルさん?」


「たのも〜〜!」


「何してるんですか!」

「何やってんだ!」


ガヴリエルが側にいなかったのに対しどこに行ったのか周りを確認するとホーリーエルフの門の前に無駄な声かけをする。


「たのぐむむむ!」


「全くあなたと言う人はもっと周りに目を配る事ができないのですか!」


千夜は急いでガヴリエルの口元を塞ぎながらこれ以上余計な事を喋らせない様にするが、そんな事をした所で時すでに遅く門がゆっくりと開いていく。


「やばトマソ急いでここからって、あれ!トマソ!」


フリフリ


何かもういなくなって遠くから手振ってるし、アイツ危険を察知して颯爽にこの場から離れだしたな。


「は〜いどちら様ですか〜」


門から出てきたのは何とも言えない天使の様なエルフの女の子が現れ、俺達はどうすればいいのか言い淀んでしまう。


「え、え〜と、その…」


「あら?ここに人間族と妖精族かしら?まさか観光に来ていらっしゃったのですか?」


「あ、そのはい。その通りです。」


どうしよう予定と違った展開が来てしまって、つい咄嗟に肯定してしまいました。ひとまずアドリブでやっていく他ありません。いいですか、ガヴリエルさん心を読み取れるのなら私達に合わせくださいよ。


「ムグググ!ムーーー!」


「何だか、急な事でビックリしました。けれど、ようこそ私達の村へ歓迎致しますよ。私はこの村の案内役セリフィヤと申します。宜しくお願いしますね。」


「あ、はいどうも…」


あまりにも美しさのエルフに目も当てられず俺は何故か萎縮な感じの挨拶をしてしまう。若干照れ臭かったのもあったというのも理由があるが…


ゲシ!


「痛え!」


「さっさっと入りますよ。結果的にはコレで良かったんです。ちゃんとアポイントメントがあって中へ入って会話をするコレが1番の鉄則です。」


じゃあ何で足を踏まれたんだ。それに何故か不機嫌なのもわけがわからない。いったい何に不満がってるのか…まぁそこを気にしてもアイツの感情がイマイチ分からんから、このまま目的を果たしにいきますかな。

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