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光りの地脈

「フゥ〜〜〜〜」


「やれやれ、また1匹出てきよるとはこの森の守りもまた強化せねばならんかのう…おや?」


ジュコンは後ろで怯えている子どもを見た後大きな爪で重傷していた子どもの方も見たとき


「なかなか、えぐいやられ方をしておるの、姿形はわからんがお主こんないたいけな子どもにまで手をだすとはの…」


「うがーーー!!!」


姿形がわからない大きな影がジュコンを襲うとした時手の形をリンネのように大きな爪で攻撃をしようとしたのだが


「う、うが」


「残念じゃの、お前は妾の地脈のテリトリーの中におるこの時点でお主の負けじゃ、消えるがいい」


「う、う、うがーーーー!!!」


「恨むならあの子どもを襲った自分の行いを恨むんじゃな」


(パチン!)


ジュコンの指鳴らしの音と共に光りの柱で動きを止めていた大きな影をそのまま光の柱が球体へと変化し影を飲み込み光りの力で浄化しながら消えていった。


「さて、おいそこの子どもって、おいどうした!」


「はぁ、はぁ、はぁ、うっ……」


リナは胸元の服を掴みながら息を激しく見出し今にも呼吸が止まって死にそうになっていた。


「り、リンネちゃんを、た、たす、けて…」


「わかっておる、お主は黙っていろ!」


「あ、あり、がと、う…」


リナは安心したのか今にも危ない事には変わらないが気を失い死にそうな状況になっていた。


「全く子どもはあんまり、すかんのじゃが…」


ジュコンは気を失ったリナを不思議な光で纏わせリンネにも光りの籠みたいなのに入れ自分のねぐらへと帰って2人を応急処置をした。


「う、うーん、こ、ここは?」


「お?目が覚めたようじゃの?」


ねぐらで2人を応急処置した後日付は変わり朝になっていた。


「わ、私は…そ!そうだ!リンネ!」


「し!静かにせい!その小娘はまだ傷を癒しておるしばらくしたら治るが今はまだ寝かしてあげておけ」


「え、えーと、き、狐ちゃん?」


「ぷっくくくく、き、狐ちゃんか…良いなその響きも」


ジュコンは腹を抱えて笑いながら大きな声を出さないように笑った。


「おっと、すまんすまん、びっくりさせてしまったの妾はお主達を助けたジュコンじゃありがたく思うのじゃぞ!これでも長く生きておるからの」


「えーと…」


「まだ、子どもにはピンと来ぬか…まあよいそこの小娘の傷が治ったら森の抜け道まで案内してやるそれまでここでゆっくりすればよい」


「あ、あの!もしかして!地脈の森を守るジュコンさんですか!わ、私はその!この森を探検したくて、そ、それで!森に迷ってしまって、リンネを傷つけてしまって、わ、私…」


「……」


リナは混乱しているのか森に会えたジュコンの喜びや森に迷い迷惑をかけてしまったリンネそして必死にその場から逃がそうとしたリンネを傷つけてしまった事への罪悪感、いろいろと板挟みを食らいながら彼女は我慢できず涙を流してしまった。


「よくここまできたのう、歓迎するぞ!ここはワシの森ジュコンの森じゃ!お主達をここに長く居させるわけにはいかんがいろいろと聞きたい事があるなら言うがよい」


「う、う、うわーーーん!!」


リナは泣きながらジュコンの膝へと思いっきり泣きついた。それをジュコンは優しく頭を撫で泣き止むまで彼女の叫きを聞いたのだ。


「ご、ごめんなさい…泣いてしまって…」


「落ち着いたかの?」


「はい、すみません、わ、私そのなんだかってあれ?」


「どうかしたかの?」


「えーと、あれ?痛くない?」


リナは体が弱く病気にかかっていた。それなりに興奮すると胸が痛み呼吸混乱がおこるのだが…


「お主は病気か何かにかかっていたのじゃな?」


「え?あ、はい…私の命ってそんなに長くないんです。この病気が治るのもお医者さんは未知の病気だと言ってこの病気の判明がわかるのも10年以上たたないとわからないっていたんです。だけど…この病気をかかってしまった子どもは5年ぐらいがやっとって言ってました。だから私の命が尽きる前にこの森でリンネと一緒に思い出ができればと思ったんですが!だけどどうして私の病気を?」


「お主の病気はただの黒いキリの汚染じゃ、ワシの光の加護でそれを除去してやったのじゃ、ただかなり進行していたので、ただの光の加護じゃ消せない癖ものじゃったから特別にお主には光りの地脈…つまり妾と同じ光りの地脈のエネルギーを与えておる。」


「そ、それって!私の病気が!治ってるって事!」


リナは病気が治った事に喜んでか外へと飛び出し今まで走る事が許されなかった行為を思いっきり楽しんだ。


「はぁ、はぁ、はぁ、走るのって楽しいよ!」


リナは泣きながらこれまでの事を思い返していた。城の中で勉強しかできなかった事やよく症状が悪化して寝込んでいた時の事それが嘘のように彼女の中でいろいろ晴れていったのだ。


「気はすんだかの?」


「あ、はい!その病気を治していただきありがとうございます!このご恩は一生忘れません!」


「一生か…なぁ、お主はともかくあの子の事について少し話せばならぬ」


「リンネの事ですか?」


「そうじゃあ、あの子の体は正直言って助からんかった。」


「え?」


ジュコンはリンネの体を治しきっていた。もう助かるとリナはその言葉を聞いて安心していたのに何故か裏切られたような感情を抱いていた。


「そ、そんな!さっきは助かるって言ったじゃないですか!」


リナはジュコンの側までいき!ひたすら胸を叩いていた。


「ま、まて!話を最後まで聞かんか!」


ジュコンはリナが叩いてた両腕を掴み無理矢理話を聞かせた。


「よいか、あの子の体は確かに危なかった。しかし応急処置はちゃんとき命に別状はないだが…」


「だが?」


「一時的にだがお前達がここにきた森の出来事や約束事などは記憶が無くなっておる。決して記憶喪失ではないがあの影の攻撃のせいじゃろうなワシも全力で元に戻そうとしたがやはり黒いキリが濃くなっておるせいなのか…じゃからここであった出来事はあの子には悪いがなかった事にしてもらうのが一番じゃの」


「そうですか…約束事も…」


リナはリンネと約束した事それは何があってもずっと一緒にいる事それを忘れてしまうのはとても寂しい事だが自分を忘れられるよりはマシだと思った。


「大丈夫です!またリンネとは新しい約束を作りますので!いろいろとありがとうございました。


「お主は良い子じゃの…さて、あの子の体も時期に回復しきるじゃろうお主達を森の抜け道へと案内してやる。あの子はワシがおぶっていくからお主は身支度して用意したら声をかけるんじゃぞ。」


「あ、はい!」


リナは身支度を済ましジュコンと一緒に森の抜け道の近くへと案内してもらった。


「この辺りでお別れじゃ、この子はお主が森を出た瞬間に近くの木へ降ろしている。場所もすぐわかるじゃろ」


「あ、あの本当にありがとうございました。ジュコン様!また会えると嬉しいです!」


リナがジュコンに向かってお別れをしようとした時ジュコンはまだ話があったのかリナを呼び止めた。


「まて!別れる前にお主に言わなければならない事がある」


「いなわなければならない事?」


「そうじゃ、お主の地脈の技についてじゃ基本地脈技は誰かに教わって習得するものじゃそれは知っておるな?」


「あ、はい…本で読んだ事があるので多少は知っています。」


「なら話は早いお主は既に妾と同じ光りの技を習得しておるだがただの光技ではない悪っしきものを浄化する。地脈の光技がお前に備わっている。そのおかげでお主は病気も治りさらには強い力も手に入れておる。だがこの力は使うには相当な鍛錬が必要じゃ後この技の事についてはなるべく他言無用じゃお主の力を知って狙う輩も出てくるかもしれんからの」


「わ、わかりました…出来るだけ頑張ってみます!」


「よいか!その技は余りにも強力過ぎる出来るだけ技の練習以外では使わんようにするんじゃぞ!然る時が来るまではな…」


「?」


「さあ!もうゆけ!よいかこの事は大人達には内緒じゃぞ!よいな!」


「はーい!ありがとうございました。ジュコン様!私頑張ります!」


リナは走りながらいつかジュコンに恩返しができるよう自分の技に磨きをあげてあっと驚くような人物になろうと心に決めた。そしてリンネにもいつかまた森の中を一緒に探検できる日が来る事を心の中で待ち望んでいた。


「それが…私がジュコン様と会った出来事です。」


「そうだったのか…リンネも昔にまたあの影にやられていたのか…」


一夜はルーリエとリンネの過去を聞きリンネがまた記憶が無いにしてもあの影にやられていた事に怒りを隠しきれなかった。


「ふふふ、昔は私もまだまだ未熟でね…力の制御ができなかったのか…影の影響で黒いキリがゆう事をきかなくなってしまって困っていたんだよ…だからそこの地脈の守護にやられてくれてちょっとばかし、スカッとしたけどね…」


「お主、本当に悪質なやつじゃの」


カーストは嫌な言い方をしながらジュコンにわざわざ嫌味な言い方をし挑発していた。


「妾を怒らせて貴様になんの得があるのじゃ?」


「怒らせる?はて私がいつあなたに怒らせるような事を?」


「白々しい真似を……!」


ジュコンは自分の光のオーラを解き放ち燃えるような光の炎を出していた。


「救世主様!」


「なに?」


一夜はいつのまにかジュコンが攻撃する前に自ら剣を出しカーストへ斬りこもうとしたが上手く黒い剣で守られ一夜の攻撃は防がれてしまった。


「一夜!今のお主じゃ無理じゃ!リナと共に後ろに下がっておれ!」


「くっ!!おおお!!!」


「ちっ!まだそんな力が残っていたのか?いくら回復したとしても技にキレがなければ意味がない、な!」


カーストは黒い剣で一夜の剣をはね返し再び一夜へ斬りこもうとしたが


「な、なに!」


「くぅ、まけ、るか!!」


「こいつ!」


どういうことか一夜も負けず劣らずカーストの斬りこもうしていた黒い剣を受け止めた。


「この!」


「どっどういうことだ!」


剣を剣で受け止めながら何回かの斬撃攻撃をお互い繰り返していた。カーストはそれを受け止めながら逃げ更には攻撃を繰り返しだがやはり受け止められてしまうため後へ飛んだ。


(ど、どういことだ!こいつさっきより!動きが早くなってやがる!雷技だけの専門じゃなかったのか!いくら斬りこもうとしても受けられてしまうこいつ俺の動きについてきているのか?)


「逃すか!」


「ジュコン様これはいったい…」


「………」


(どういう事じゃ一夜にはあれほどのスピードが出る攻撃手段はなかったはず一夜にそれほどの性能の高い技は無いと思っていたが…いったいどこにそんな力が…)


「むぅ!あれは!」


一夜の足から光りの電気みたいなのが走っていた。動けば動くほど電気が血走り光が輝き始める。この妙な光りを見たジュコンは…


「まさかあいつ既に必殺技を習得しておるのか!」


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