ルーリエの過去
「なに〜〜」
光の円の模様で周りにあった影を一時的に吹き飛ばしその円から現れたのは
「ジュコンさん!」
「久しいのう一夜、それとワシの事はジュコンと呼べといいうのに忘れたか?」
「ご、ごめん、その、久しぶりすぎてどうも貫禄がある人にはさん付けで呼んだりするんだ、何故かは知らないけど…」
「まあよい、どうやらここに来たのは正解みたいじゃの?」
「ちっ!地脈の守護者か…」
「お主がたまにちまたにきく、7魔神か?なるほどのう〜」
ジュコンはカーストをよく観察しながらルーリエと俺に回復の地脈技をかけてくれた。
「か、体が…」
「しっかりせい一夜まだ戦いは終わっとらん…あの2人の事は残念じゃが、今はあやつを倒す事だけに集中せいそしてリナよお主もまだその技を上手く使いこなしていないみたいじゃの?」
「も、申し訳ありません!ジュコン様!」
ジュコンはルーリエの事を知っていたのか?それにルーリエもジュコンの事を知っているみたいだ、だけどルーリエはジュコンを様付けで呼んでいる。いったいどうゆう関係なんだ?
「く!メルティ…リンネ…」
俺は覚悟を決める為メルティとリンネの様子を改めて見た。しかしジュコンのあの言い草だともう2人は既に…
「いや、今はあいつを倒す事だけが最優先だ。」
「そのいきじゃな」
「だけどその前に、ルーリエとジュコンはいったいどんな関係なんだ?なんか主従関係みたいな感じだが…」
一夜はメルティとリンネの事はとりあえず後回しにし目線をカーストに向けたが、ジュコンとルーリエの関係も気になってジュコンに話をした。
「おお、そうだったのうワシとリナの関係は…」
「危ないです!ジュコン様!」
「!」
ジュコンがルーリエとの関係を一夜に話そうとした時カーストから影の手裏剣みたいなもので攻撃した。だがジュコンはそれを体に光の透けた玉みたいなのを作り出し自分を纏って影の手裏剣を溶かした。
「ふぅ、危なかったのう」
「やはりその光の加護は厄介だな、そこの姫様も似たような技を使っていたからもしやと思ったがやはり貴様だったのだな」
「なんのことかの?」
「とぼけるな!貴様が使う光の加護は地脈を守る奴にしか使えんそれがそこの姫様には貴様と同じ技を使っている。これはどう見ても貴様の仕業じゃないのか?」
「ルーリエがジュコンと同じ技を使う…」
一夜はジュコンの光纏っている姿を見ながらルーリエの光技光月落を思い出した。それを思い出し納得したのかルーリエの方に顔を向けた。
「そうです…私はジュコン様と同じ技光の加護を受けた地脈技が使えます。」
「やっぱり、そうなのか…」
一夜は先の戦いでルーリエが言った言葉を思い出した。「わたしがこの光の力を手に入れた時そう彼女はおっしゃっていましたから」とおそらく彼女というのはジュコンの事だったのだろうお陰で2人の関係生が少し理解した。
「ジュコン様話してもよろしいでしょうか?」
「まあ、お主がいいのならワシは構わんがの」
「救世主様、私のこの力は昔ジュコン様の森で手に入れました。」
ルーリエが昔ジュコンと会った出来事を話してくれた。
「お!お嬢様どこですか!お嬢様!」
「リナ、そろそろ戻らないと執事さんや警備の人困ってるよ」
「大丈夫です!それよりも早く森の中に入って探検しましょう!リンネ!」
それは10年前の話になる。ルーリエとリンネが幼い頃森を探検したいとルーリエが無理矢理執事さんに無理をいってリンネを連れてジュコンの森へと遠出をした時だった。
「リンネ!置いていきますよ!もう少しで地脈源のある場所までつけます」
「そんな所ないよ〜早く帰らないと本当にお城の人に怒られちゃうよ」
ルーリエとリンネは執事と警備の人目を何とか盗みだし森に入る事ができ、地脈源があるかどうかわからない場所へ探検していた。それも夕方近くまで探していたのだが
「リナ、もう帰ろう〜お腹すいてきちゃったよ〜」
「リンネどうしましょう…」
「え?」
「迷ってしまいました…」
「……リナのバカ!!!」
リナは無我夢中だったのか夕方になるまで自分が森の中で迷ってしまっていることに気づかなかった。
「どうするの!私たち!このままじゃ森の化け物に食われて!」
「なら!こうしましょう!」
リナは手に持っていた探検グッズ鞄から手紙と何処からかハトみたいなのを取り出した。
「な、なんでハトが鞄の中にいるのですか?しかも縄か何かでくくりつけてるなんて、なんて可哀想な事を…」
ハトは何故かリナのせいで体中紐で逃げないように縛りあげていた。
「ふふ実はですね、このハトに迷った時の為に足に手紙をくくりつけて警備の人達に送ればいいのです!待ってくださいね今手紙を書きますから…あれ?手紙が…」
「手紙が?」
「ど、どこかに落としてしまいました!どうしましょう!リンネ!」
「わ、私が聞きたいですよ…」
リナはリンネの体を揺さぶりながら困惑していた。そしてリナの鞄からハサミみたいなのが落ちくくりつけられていたハトの紐を切ってしまい空へと飛んで行ってしまった。
「……」
「……」
「どうするの?リナ?」
「えーと、ま、まだこの探知機があります!これで森の中から抜けられると!」
またリナの鞄から探知機みたいなのを取り出したのだが探知機がいろんな方向に針が指していてどうやっていくのかわからなかった。
「……」
「これ壊れてるんじゃ…」
「えい!」
「あ…」
リナは探知機を思いっきり投げ飛ばしまた鞄の中から違うアイテムを取り出そうとしたがどれも使えないものばかりなのとほとんどオモチャみたいなのを持ってきていたらしい、そして夜が近づいてきて
「し、仕方がありません!次はこのアイテムを……あっ…」
「どうかしましたか?」
「リンネ!手紙!手紙がありました!これでハトの足にくくりつけば!」
「それで、そのハトは?」
「あ…」
万事休す、ハトを逃してしまいもはや帰る手段をなくしたリンネとリナ夜が来てしまい怪物が来るかもしれない森のを歩き回っていた途中
「り、リナ少し休憩しよう…無闇に歩いても疲れるだけだよ〜」
「そ、そうですね…」
リンネの提案で大きな木の下で休憩をし始めた。2人たまたま持っていた水とお菓子を2人仲良く分けて食べていた。
「ごめんねリンネ私のせいで…こんなことになってしまって…」
「ううん、私の方こそリナの事ちゃん止めれなかったし、大丈夫だよ!きっと村に戻れるよ!」
「リンネ…」
お互いちゃんと悪いところを認め合い村に帰れると信じればいつかは帰れるとそう信じていたリナとリンネだがそこに見たことのない化け物が現れリナとリンネを襲いかかろうとしていた。
「ば、化け物…」
「リナ早く逃げて!」
「だ、だけど…」
「早くしないとこのままじゃ私達が化け物に襲われ…」
リンネが怯えていたリナを必死に逃がそうと説得していたその時リンネは化け物に大きな爪で切り裂かれ宙へとんでいき体中血だらけになっていた。
「え…リ、リンネ…」
リナはそれを目の当たりにし声も上げる事ができず涙を流し震えこのまま化け物に襲われしまいそうになっていた。
「やれやれ…こんな所に子どもがいるとははた迷惑じゃの?」
2人の間に現れたのはジュコンの森でうわさになっていた地脈源の主ジュコンが現れリナを助けようとしたのだが…




