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カーストの技の正体

「俺の技の正体に気づいただと?」


「ええ、あなたの攻撃パターンや私たちの攻撃を避けるパターンをみてようやくわかりました。」


俺たちが攻撃している間ルーリエはカーストの技の特徴に気づきだした。攻撃をしても全く気づく事が出来なかった俺たちだがそれをルーリエはどうやって見抜いたんだ?


「では聞かせてもらおうか?お前が気づいた俺のパターンとやらをどう見抜いたのか?」


「私は最初不思議に思いました。ロフトの技は絶対ではありませんが自分では抜け出す事ができないヘルズバインドであなたを縛っていました。しかし何故かあなたはロフトの攻撃をいとも簡単に抜け出す事ができた。それも私たちの攻撃を受ける前に…」


「攻撃を受ける前だと!それじゃあ俺たちが集中攻撃したのって無駄撃ちだったってことか!」


「はい…」


「はははは、たしかにそうかもしれんなだがこうも取れるぞ!そのヘルズバインドの威力が弱まっていて抜けやすくなっていた。そしてお前たちの攻撃で逃げ場を作ってくれたとも考えられる。そもそもお前たちは俺と戦う前に既にボロボロだった。だから技の威力が半減し俺に痛手を与える事ができず逃げ場をつくってしまった。そういう風に考えると納得がいくんじゃないのか?」


「たしかに…実際の所俺たちはダメージを負っていながらもあいつと戦闘していた。それに技の威力も弱まって結局の所あいつに逃げ道を与えてしまったっていう判断も納得だ…だけど…」


そんな単純な考えでいいのか?もっと他に何かあるんじゃないのか?見落とししていたことが…本当に俺たちがダメージの蓄積のせいであいつには攻撃が一切通じなかったと。だけど、何か見落としがあったんじゃ…


「いいえ、それはありえません。それなら何故私の攻撃があなたに通じなかったのですか?私がダメージを負っていたように見えましたか?」


「そういえば、ルーリエは一切ダメージを食らっていなかった。」


「なら、貴様の攻撃が弱かったのだろう、だから俺には効かなかったし余計な逃げ道を作ってしまった。ただそれだけの話じゃないのか?」


「いいえ、私の攻撃は浄化の光であらゆる魔の物を払う力があります。それにその人物に対してのダメージはより倍になります。あなたが魔の物でないはずがありませんからね…だって7(魔)人と名乗ってるくらいですから…」


「ちっ!感のいい娘だな…」


「じゃあ、やっぱりあいつは俺たちの攻撃を避けていたということか?」


「はい、あいつの弱点は光に近い何かの技に弱いはずです…そして恐らくメルティやリンネそしてロフトを先に攻撃したのは光の力が備わっていなかった為先に私よりもあの3人の始末を優先したのでしょう。」


「待ってくれ!光の何かに弱いんだったら俺たちが今光の地脈で黒い汚染を守ってくれているこの力はどうなるんだ!他の3人にもその力が流れているはずだ、なのに何故…」


そう、光の力に弱いはずだったら一夜達が今黒い汚染を守ってくれている宝玉での光の地脈の力はいったいなんだという話になる。


「ふふふ、救世主よまだ気づいていなかったのか?その宝玉はあくまで防ぐ為のものであり、別にお前たちに光の力が流れているわけじゃないんだよ」


「そ、そんなことは…」


「救世主様あくまでも宝玉は地脈の力を回復させ一時的に汚染の力を防ぐ為のものであり、決して力を与えてくれる物ではありません。そう、わたしがこの光の力を手に入れた時そう彼女はおっしゃっていましたから…」


「彼女?」


一夜はルーリエが光の力を身につけていた理由がその彼女と結びつくということを後に知ることになる。


「話しがそれてしまいましたね、そしてもう一つ気づいた事それはメルティさんの攻撃した後です。メルティさんの攻撃であなたは水に包まれ姿が見えなくなります。その時にあなたは私たちに気づかれないようにヘルズバインドの技から抜け出したのでしょう。それも2回もあなたはかわしながら至る所に隠れながら3人に攻撃した。違いますか?」


ルーリエはまるで名探偵のような発想でカーストのこれまでの攻撃の仕方のパターンを読み取って暴露していた。しかし…


「ふふふふ、それがどうした!もしそれが本当だとして俺の行動パターンを読み取っても貴様らには絶対に俺の攻撃パターンを読み取ることは不可能だ!」


「たしかに…ルーリエが奴の行動パターンを読み取ったとしてもそれをどう対処するのかがわからない」


ルーリエがカーストの行動パターンをよみとっても攻撃する時にはこちらでどう対処すればいいかわからないそれに奴の攻撃の正体もまだ当ててもいない…それがわかったとして奴に対抗策はあるのか?


「なら、私に攻撃をすればいいのではないですか?それであなたがどのような技なのか当ててあげますよ。」


「調子に乗るのもいい加減にしろよ、姫様如きの小娘が、そこまでいうのなら!当ててみるがいい!」


カーストは近くにあった柱を利用し姿を消した。この時点では何の攻撃をしてくるのかわからないしどうやってきえたかもわからない、しかしルーリエは…


「救世主様そこを動かないでくださいね?」


「わ、わかった。」


ルーリエは玉座の場所に至る所に目を配らせながら、自分の上に光をてらつかせ、ある一点の場所を狙いを定めながら光の光線で攻撃をした。すると…


「な、なにー!!!ど、どうして俺の居場所が!」


「な、どうして一瞬にしてあんな場所へ移動しできたんだ!」


カーストはいつのまにか、玉座のイスの近くからルーリエの柱の近くにまで移動していた。


「簡単な事ですよこの人は暗闇の中から影で移動してきたんです。」


「影だと?」


ルーリエは光の光線でカーストの動きを封じながら説明していた。


「暗いところ…影…そうか!だからあいつは俺たちに気づかれず移動していたのか!」


「影は光照らす所に現れます。ですので辺り一面に光を照らすことであの人が何処をどういう風に移動しているのがわかるのです。」


「そうか!それでロフトのヘルズバインドも影で上手く抜け出し俺たちの技が当たらなかった訳なのか!」


「はい…ですが…」


「ルーリエ!」


ルーリエは床に手をつきこれまで放っていた光の力が消えていた。


「くくくく、いやぁあぶないところだったぞその浄化の光!やはり目障りだな!そこの小娘から先に始末するべきだったかな?」


「ルーリエ!もう一度さっきの技を放てるか?」


「す、すみません…この技を使うにはエネルギーの消耗が激しいのです。なので少し時間を置かない限りは両方とも放つのは厳しいのです。」


ルーリエが使う周りに照らす光そして動きを封じる光の光線これを2つ使うとなると地脈のエネルギーの消耗が激しいそれももう一回使うには間が開かないと使えないみたいだ。


「どうやらその技には負荷がかかってしまうみたいだなお陰で死なずに済んだよ…あの技を喰らい続けてしまえば俺も消滅しかねないからな?」


(あの技を喰らい続けていたら消滅するのか!だとするとやっぱりあいつの動きを封じて、ルーリエの光の光線だけであいつを消滅する事ができれば…ただいまはもう…)


今残って戦えるのは一夜とルーリエしかいないしかもルーリエに技の負担をさせない為にもあいつの動きを封じる力が必要なのだ。それを一体どうやったら止められるのか…


「さあ、もう気が済んだだろ?このままでも貴様らを影の力で倒す事が可能だがそれだと面白くないのでな、じっくり痛みつけて殺してやるさ!」


(これは今まで戦ってきたやつよりも厄介な相手だしかも周りは暗闇だらけ俺たちが勝てる要素なんてもう何処にもないのか?)


何かあいつの動きを封じることができる技はないのかと考えていた時突然カーストが攻撃仕掛けてる場所に光の円の模様が浮かんできたのだ。


「やれやれ、まさかワシの出番が回ってくることになるとはのう…」


その光の円の模様から現れた姿は一夜の力の規制を一時的に開放してくれた。人物だったのだ。

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