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バルフ戦5(作戦実行)

「あんた、確か…姉さんと一緒にいたやつじゃねえか?」


「そうみたいですね…こんなところで何をしているのですか?」


「見ての通りあの化け物にやられてんだよ、俺もメルティもリンネもロフトも全員あいつにやられた。なんとかして、あいつを倒さなければならないのに…」


「…あなたにはあの怪物を倒す作戦か何かあるのですか?」


「そうだな、倒す方法があるんだったら協力してやってもいいぜ」


「な、なんだって?」


俺は驚いた。何故敵対していた2人が俺に力を貸してくれるのか?何か裏があるのだろうか?


「ですから、私たちが協力してあげるといっているのです」


「何べんもいわせんじゃえぞ小僧!」


「私達の仲間が今は抑えていますがこれも時間の問題です私たちはリンネ様が危ない所へ行くというのでこうやってかけてきたのです。リンネ様を助ければ直ぐにでもここを離れる予定です」


「ちょっといいか!さっきからなんでリンネの事を様って呼んだり、後その姉さん?っていうのもリンネなのか?わかんないけど、どうしてそう呼んでいるんだ?」


俺は2人が何故かリンネの事を敬っている様子を不思議に思った。2人はむしろ俺たちの事をけなしていたはず、そして特に派遣部隊の隊長はリンネの事をよくけなしていた。なのに何故?


「それはもちろん…」


「あったりめえだろうが!」


「………」


2人は顔を見合わせながらこういったのだ


「天使だからです!」

「ヒーロー!だからだ!」


「はい?」


俺は2人の言ってる言葉がよくわからなかった。強いってのはわかる…けどただ強いだけでこの変わりようはおかしいそれに天使ってなんだ!


「私はあの時洗脳されていたのです!何やら黒い塊が私の中を渦巻いて意識はあったものの行動はその黒い何かで動かされていました。けれどリンネ様は私を目覚めさせてくれたのです!こんな救いがありましょうか!ですから私は決めたのです!リンネ様についていくと!」


「俺はまあ、あんたたちの地脈技で散々な目にあったが、特にあの姉さんの技はビビッときたね!今まではどんな仕返しをしようか考えたが、もう何回も食らってたらどうでもよくなって、改心したのさ!今はもう姉さんの配下へとなった!これから正式に姉さんの下に下ろうと考えてるというわけだ!」


「……え?」


俺はこの2人が何言ってんだと心の中で思った。リンネが天使?ヒーロー?あの厄介娘がどんだけ俺を悲惨な目に合わせたと思っているんだ!もう正気の沙汰じゃないね、たしかにリンネの技には助けてくれることもあるが、正直考えたくない…けど今は…


「い、今はそれどころじゃなかった!頼む!リンネの事をそんなに思ってるなら!俺をリンネとメルティのところへ連れていってくれないか!」


「うん?今なんと!リンネ様はどこに!」


「姉さんが近くにいるのか!」


「ああ、あそこの瓦礫の下敷きになっているはずけど、まだ生きている、俺は何としてもあの2人に伝えなくちゃいけない事があるんだ!」


俺は今ある作戦をメルティとリンネに伝えなくてはならないこの作戦が成功すればおそらくあいつに勝てる!


「あなたを連れていくことはいいのですが、もしかしてこの状況を打破できる考えがあるということですか?」


「ああ…」


「………」


俺の事を怪しんでいる。ここまでの事態を何とかできなかったのは俺の責任かもしれないだからリンネが傷ついてることに疑問をかんじたのだろう?本当に俺を連れていったら勝てるのかどうかと…


「……ええ、わかり…」


「おう!いいじゃえねか!俺は坊主の事も信じれるぜ!それならささっと姉さんの所に連れて行ってやるよっと!」


「おわ!」


チンピラの兄貴は俺を抱えながらメルティ達のところへ走っていった。


「ま、待ちなさい!誰も否定などしていません!本当に勝てる勝てるかどうか計算を!」


「そんな悠長な事考えてる暇はねえよ!ささっとやらなければ俺の部下があぶないんだっての!」


「ですから!人の話をって待たんかこら!」


「あ、切れた…」


俺は抱えてもらいながら隊長さんが切れながらこっちに向かっているのを眺めていた。てかつい口に出してしまった。あの人黒い何かに操られてとかいってたけど操られていた時とあんまり変わんなくないか?


「くそ!どんだけ!復活してくるんだこいつらは!」


俺を運んでくれる間チンピラや部隊のみんなはなんとか頑張って踏ん張ってもらっていた。しかしそれも時間の問題だあそこに倒れているロフトも助けないといけない今は無理だがこの作戦がうまくいけば…


「ほら、坊主あとすこしだ!」


「あ!ここで止まってくれ!」


「え?なんでだ?」


「はあ、はあ、はあ、なんて速さなんですかあなたは人を抱えているのにその早さ意味がわかりません…」


俺は瓦礫の下へとメルティとリンネの場所までもう少しのところまで連れていってもらうとしたがその場所へ行く前にメルティとリンネが近くにいたのだ。


「姉さん!」


「リンネ様!」


「うわ!」


俺はかかえられていた状態で下に落とされて2人は無我夢中でリンネのところへ走っていた。


「私が先です!」

「いや俺が!」


2人がもう少しの所でリンネの所まで行こうした瞬間


「うわ!!」

「あへへ!」


落とし穴にはまってしまった。何故こんな所に落とし穴が?とふと思っていたら近くにリンネとメルティの姿がなかった。


「いたた、あれ?確かにメルティとリンネの姿が?いや!あれは!」


どうやら俺は勘違いしていたみたいだあのメルティとリンネの姿は土人形だった。しかもどんどん泥へと変化していくこれは水の力も含まれていなければ出せないコンビ技だ。すると2人は…


「ご主人様!」


「うわ!」


どこからかメルティが俺に思いっきり抱きついてきたのだ。どうやらあの土人形はニセモノみたいだ


「メルティ無事だったのか?」


「はい!リンネも無事ですよ!」


「一夜さん無事でよかったです…本当に」


「リンネも無事でよかった、てかなんであんな土人形なんか作ったんだ?それに落とし穴も…」


「あれはただの囮です。落とし穴はまあ、落ちれば何とか土埋めにできないかと考えたのですが…なんか変な人が落ちていきましたね?」


「誰か〜、出してくれ〜」


「リンネ様!リンネ様!」


「……」


あの2人かわいそすぎるせっかくリンネの為にわざわざここまできたのにその言い方は酷いな…まあ本人が知らないんだし仕方ないか…


「2人とも本当に無事で良かった!それから2人にこれから伝えないといけないことがある」


「?」


「私たちにですか?」


「ああ奴を倒す作戦があるんだ。」


2人は驚いた顔をしていた。俺は2人にこれからバルフを倒す作戦を2人に話した。そして俺たちは作戦を実行し、またそれぞれ別れる事になった。この作戦はあの穴の中に落ちた2人にも協力してもらった。てか、2人ともあの穴に落ちた2人を助けようよ…


「ぼうず!本当にあの化け物のまん前に移動していいんだな?」


「ああ、頼む!だけど大丈夫かな?あの人?」


「心配ねえよ!一応俺の部下も任してたんだ!隊長って言ってんだから、あの場は大丈夫だろうよ!」


俺はチンピラの兄貴に頼んでバルフから少し離れた場所へと運んでもらうよう頼んだ。


「やれやれ私がまさかの囮役ですか…仕方ありません、これもリンネ様の為ここで踏ん張らなければこの戦も終わりませんから、そして私を洗脳状態にした報いここではらしてやりましょう。」


派遣部隊の隊長にはチンピラ兄貴の部下を含めての指揮を頼んだ。誰かが部下に指示を出さなければただ闇雲に消滅するだけ、少しだけの時間稼ぎを派遣隊長に頼んだ。


「私たちがやる事って本当に効くのでしょうか?」


「わかりません…ですが一夜さんが決めたことです今の私たちがどんな攻撃をしても通じないのなら一夜の作戦にかけるしかないでしょう…」


「そうですね!ご主人様を信じなければ!私たちがご主人様と一緒にあいつを倒すんですから!にしても…ふふ…」


「なんですか?急に笑い出して…」


「いえ、リンネも随分とご主人様にご執心だなって」


「な!それはあなたの方がご執心すぎるんですよ!私は至って普通です!」


「はいはい!はやく登りきりますよ!」


「なんか、ムカつきますね…」


メルティとリンネには高い場所へと移動してもらうよう頼んだ。第3王国らへんにはいくつもの岩場がありそれを利用する箇所が多々ある為それを実行したのだ。草原での戦いだときついため岩が多い場所をメルティとリンネには移動してもらったあそこだと隠れる場所もあるので安心ができる。


(聞こえるか?少年よ?)


「この声は派遣隊長か?」


(私は持ち場についた。これからどうする?)


「メルティとリンネはまだ登ってるかんじだな…」


俺の方が先に着くか…けどこのまま作戦を開始しよう。


「そのまま作戦を実行してくれ!俺とメルティとリンネが着く前に時間稼ぎをたのむ!」


(わかった。ではこちらで先に始める、できるだけ早く頼むこちらも、もうほとんど余裕はない、それでは地脈通信を切る)


「てか、あいつ地脈通信なんか使えたんだな、俺はてっきりジュコンさんしか使えないとばかり…」


「知らないのかぼうず?あれはアイテムショップで普通にうってんだぜ?」


「え?そうなの?」


もうわけわかんない、この世界でのルールや何やらが…けど技に関しては俺だけ規制がかかって仲間の技とかについても。まあ守られてるのかな?


「とりあえずこのまま作戦開始だ!」



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