脱出
「コメットストーン…なんて非常識な技なんだ…てか俺のリミッテッド・プラズマも一緒か…」
俺は宙に飛ばされながらなんとか宝玉の呪いを解除しリンネが放つコメットストーンを眺めていた。
「てか!俺このままだと、下に着地できないんだけど!どうすればいいんだ!こんなところで異世界生活終わるのかよ!」
俺は高く打ち上げたせいで、下に安定的なものがないこのままだと下に落ちて死んでしまうそう思ったのもつかの間
「あ、あれ?死んでない?下に何か柔らかいものが?」
「な、なんとか残っていた水でクッションにする事ができました〜、ほ、本当にもう力がでません…」
メルティは階段を降りてきて散らばっていた水をかき集め俺の真下に水のクッションを用意してくれたらしい、これで本当にエネルギー切れみたいだ俺はメルティに近づきお疲れの言葉をいった。
「ご、ご苦労さんメルティ…けど…」
「そ、そうですねご主人様…」
リンネの放ったコメットストーンのお陰で闘技場は激しく揺れていた。
「こんなところでくたばってる場合じゃないな!立てるかメルティ!」
「は、はい、なんとかギリギリ立てそうです〜お腹が空いて今にも倒れそうですけど…」
「よし!あそこの光ってる紋章まで走るぞ!俺のもってる宝玉で一気に地上までって…あれ?リンネは?」
「あれ?そういえば?」
「こ、ここです〜」
「な、何やってんだリンネ?」
リンネは何故か階段上の真ん中で倒れていた。
「え、エネルギー消耗が激しく、う、うごけないのです…だ、だれかてを〜」
そんな事をいいだすリンネだがもう崩れ始めている状況すぐにでもリンネを紋章の前まで連れていかないと生き埋めになってしまう。
「そ、それをはやくいえ!普通に転送の中に入ろうとしたじゃないか!メルティ!てつだっ…」
「え?」
何故かメルティも紋章の近くまで倒れていたこの状況は非常にまずいと悟ってしまった。上で倒れているリンネそして紋章の近くまで倒れているメルティ2人が倒れている状況に俺は
「は!嘘だろ!」
岩がどんどん崩れ始めて行き、俺は急いでリンネを担ぎ上げ力もほとんどない状態のままメルティも担ぎ上げなんとか地脈転送に入ることができ危機を脱することができた。
「うわ!」
「きゃ!」
「きゅう…」
俺たちはヤライド王国の玉座の間みたいな場所まで転移できたみたいだ。しかも紋章は消え始めもう2度と使うことはできないみたいだ。
「た、助かった〜」
「た、助かった〜」
「きゅう…」
俺たちは安堵の溜息を漏らし1人はうつ伏せの状態のまま同じ事をいったのかもしれない
「メ、メルティあんなところで倒れるなよ、びっくりしただろ〜」
「す、すみません、もうすぐ脱出できると思って安心して気が抜けて倒れてしまいました。」
「か、かじゅやさんありがとうございましゅ、おかげでたしゅかりましゅた…」
「り、リンネ無理に喋らなくてもいいから…」
「は、はゅ…」
どうやらリンネは呂律も回っていないらしいあの土壇場でのあの大技はさすがにエネルギーを大量にもっていかれるらしい今度からはちゃんと技のエネルギー配分をかんがえなくては…
「ところでご主人様、宝玉は無事ですか?」
「え?あ、ああ…ちゃんとあるよほら」
「へーこれが地脈の宝玉ですか〜」
メルティは物珍しそうに宝玉を見ていた。それは当然だあんな騒動がおきてたんだゆっくりと見ることはできなかったんだからまじまじとみるのは仕方ないだろう
「わ、わたひにも」
「え、あ、はいこれですみれますか?」
「みれ、ないでしゅ…」
「じゃあなんでみたかったんですか!」
メルティの言う通りだ顔も身体も動かせないのにどうやって見ようとしたんだろうメルティのツッコミは正しかった。
「と、とりあえず宿に戻って明日まで寝よう…てかゆっくりしよう身体がもうクタクタだシャルティに頼んで宿を何日か借りよう第2王国の人達が来るまでは休んでも大丈夫だろうし」
「さ、賛成です〜」
「お、おなひゅく…」
「それでリンネはともかくメルティたてるか?」
「い、いえ…そ、その足腰がたたなくって…」
「はあ〜仕方ない宿までだぞ…」
俺はリンネを抱え上げ、メルティの手を俺反対の手のところに回して肩を貸した。正直この状態で運ぶのは相当辛い片手をリンネに回しもう片方をメルティにまで回しているのだから、けれどリンネはまだ足と手に力を回せるみたいなので無理矢理俺の身体を巻きつける状態して運びだした。
「ご、ご主人様、だ、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫じゃない…2人とも重い…」
「重くないです!」
「太ってません!」
2人とも何故かそこだけはハッキリと声にだして発言した。そのせいで俺は体制を崩してしまい2人一緒に地面に倒れてしまった。
「やっぱりむり…」
結局2人を抱え込んで運ぶ事は出来なかったので1人1人宿へと運ぶ事にした。幸い城の連中は朝まで目を覚ます事はなかったので無事に城を出ることができた。




