表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
2章 第1世界 人と獣の世界 Line warrior
19/755

謎の黒いキリ

俺達は何とか王国の戦闘から抜け出すことができメルティとリンネの待ち合わせする場所宿屋に向かっていた。にしてもあの時なんでかってに窓ガラスが割れたんだろう…それにあの小瓶を投げてきた誰かはわからないが俺が雷技の事も知っていたみたいな感じだった。


「そんなに汚れてどうしたんだ…リンネ?メルティ?」


「実は子ども達が森の方に行くのを見て追いかけたのですが…」


「本当にメルティは!私の話全く聞かないんですよ!あっちやこっちやと変な方向にばっか行くんですよ!本当に…聞いてますか!一夜さん!」


「お、おう…」


こんなに怒っているリンネは初めてみた。相当メルティに振り回されていたらしい…


「それで、子ども達はどうしたのですか?」


「そ、そうでした…メルティ説明してください」


「はい私たちが子ども達を追いかけていったまではいいのですが…」


俺達はメルティとリンネが追いかけていた子ども達の話を聞いた。


「メルティ待って下さい!そっちであってるんですか?本当に!」


「大丈夫ですよ!子ども達ならこっちの方向で間違いないです!」


私はメルティの言う通り子ども達が行った方向に走っていくと


「本当にいましたね…」


「だからいったじゃないですか!」


「し!静かに!みて下さい…子ども達の他に何かいますよ…」


森の奥深くまで行くと子ども達に話しかける黒い霧みたいなのがいた。だけどそれはとても未知な存在な為とてもじゃないが子ども達を助ける隙がなかった。


「な、なんですか!あの黒い物体は魔物の類でもありませんし…むしろ邪悪な気配を感じます…このまま私たちが出てもかないませんしここは一旦一夜さん達と合流して…」


「リンネ!私が技を放ってあの黒いキリをぶっ飛ばします!なのでリンネの岩の技で子ども達を街まで運んでもらいますか!」


「そんなの無理ですよあの黒い物体がどんな攻撃をしてくるからわからないのにそれに作戦もなんもなしじゃ…」


「螺旋水臥!」


「って人の話を聞きなさい!」


メルティはリンネの言葉を聞かずそのまま黒いキリに向かって技を放った。黒いキリは水で包み込まれそのまま押し出すかのように遠くに飛ばした。


「さあ!今です!逃げましょうリンネ!」


「もう!メルティのバカ!」


リンネは岩の技で子ども達を岩に載せ町まで運びながら走って逃げ出した。しかし…


「ちょ!黒いキリも追いかけてきますよ…!どうするんですか!このままじゃ追いつかれてしまい…」


「水よ周りに壁を作りたまえ!」


私たちが逃げる後ろに水の壁を作ったのはいいがいとも簡単に壊され水の壁は飛び散り私たちに降りかかった。


「ぶへー」


「うっー」


「ちょっとメルティ技を放つ時はちゃんと事前にといったではないですか!しかも壊されてちゃ全然意味がないですよ!」


「ご、ごめんなさい!」


メルティは泣きながらそのまま走り抜けようとリンネと一緒に走っていたのだが黒いキリは一向に追い続けたまま子ども達を狙おうとしていた。


「おそらくですが森を抜ければあの黒いキリも追いかけなくなるのでは!」


「なるほど!ならやっぱりここで吹っ飛ばすのが1番ですね!」


「けどいったいどうしたら!」


「私に任せて下さい!」


「?」


メルティの言うがまま子ども達を載せた岩に私とメルティが乗り岩を宙に浮かせたままメルティが岩の後ろ部分に手をあてていた。しかし黒いキリはもう直ぐそばまで近づいてきたためもうメルティ頼みをするしかなかったのだ。


「メ、メルティもう近づいてきますこのままだと!」


「行きますよ!水よ!黒いキリに向かって全力噴射!」


メルティは岩の後ろから水を思いっきりだし!黒いキリに向かって放ちながら岩を勢いよくつけて前へと動かした。


「そう言うことでしたか…これならなんとか町まで…」


「ど、どうしようリンネ…」


「?」


メルティは何故か心配そうに私に聞いてきた。


「水の勢いが強すぎて全然止まりません!」


「まだ!制御できていなかったんですか!」


このまま町まで無事に辿り着くことはできないみたいだ、勢いよく町まで着く事はできてもこのままいけば壁にぶつかり子ども達事巻き添いを食ってしまう。


「ど、どうすれば!」


「リンネ!どうしましょう!このままでは私たち大怪我に!」


「仕方ありません!岩をこのまま解除するしかありません!子ども達は水のクッションでも用意してカバーしてください!」


「わかりました!それなら水のクッションをあそこに作るから子ども達をあそこに岩で運びだして…リンネ!」


「わかりました!」


メルティは何とか岩を解き放つ前に水のクッションを被害が及ばない場所まで作り出しリンネは子ども達を水のクッションができた場所へ岩を分裂させ運びだした。


「よし、これでなんとか…後は私達だけです!さあ!メルティもう一つ水のクッションを作り出して下さい出なければ岩を解除する事はできません。」


「ご、ごめんリンネもう水を作り出せる力残ってないっぽいです。…」


「え?ということは…」


「はい…」


「く、仕方ありません…」


するとリンネは岩の技を無理矢理解除しメルティと共に地面に放り投げられた。


「きゃーー」


「ふえーー」


リンネとメルティは水のクッションを用意できず壁にぶつかる前に岩をやむを得ず解除し、メルティ達は地面に放り投げられた。もちろん水が周りに散らばってしまっていたため周りは泥水だらけになっていた。


「う〜体中泥だらけ…」


「お風呂はいりたいです〜酷い目に合いました。」


「それは…私のセリフです…」


メルティとリンネは被害に合ったもののなんとか町に辿り着き子ども達は無事に助ける事ができ無事に目覚め元の家に帰す事ができた。


結局の所子ども達を連れ出した謎の黒いキリの正体は掴めず一夜とルーリエの待ち合わせする宿に向かったのだ。


「こっちの方がきっと近道ですよ!行きましょう!リンネ!」


「そっちだと!さっき森の中に入った場所に戻るでしょ!また黒いキリと鉢合わせするつもりですか!いいから私の言う通りに来てください!」


メルティ達は泥まみれになりながら、一夜達のいる場所までなかなかたどり着けなかった。もちろんメルティの方向音痴のせいで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ