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ミラの過去

私が中学の時の話なんともない日常生活を送っていた私は突如不幸な出来事を体験してしまった。


「キャ!」


ドサ!


「えへへ」


「ヒィ!」


私は学校の登校中にいつのまにか後ろからハンカチか何かで眠らされ拉致されてしまいどこか分からない倉庫の中へと連れ出された。


「えーと、何何住所はっとへぇここらへんのガキかまあ登校中だからそりゃあそうだな」


「だ、誰ですか、私に何か、ようですか?」


私は今の状況をようやく理解した。自分は誘拐されこの変な男に何かされてしまうんだと嫌な予感しかしない事を悟った。そして誘拐犯は私の手帳を奪い身元がバレニヤついた顔しながら何か悪い企みを考えていた。


「えへへ、それは内緒だまあ近いうちに良いものを見せてやるから暫くは目隠ししたまま大人しくしてろよ」


「ちょ!やめてください!近寄らないで!」


「うっせ!大人しくしろ!」


私は腕を縛られていた為抵抗できず誘拐された男から無理矢理目隠しをされ男は何処かに出て行ってしまった。


「(何、私は何で誘拐されたの?何か悪いことしたのかな?早くお父さんとお母さんに会いたいよ…)」


「そこに誰かいるの?」


「え?」


「誰かいるんだね!」


「(私の他にも誘拐された子がいたんだ)」


「良かった〜実は私も誘拐されてて困ってたんだ何処かに妹も近くにいるはずなんだけど何処かで怖がってるんじゃないかって心配してるんだ」


「………」


この子なんだろう誘拐されたわりにはそんなに怯えてもいないしむしろ楽しんでる?声を聞いた限りだと小学生ぐらいの子かな?


「あのね、他にも誘拐された子ども達もいるみたいなんだけど、なんかほかの所に拉致されたっぽいんだ何かここから出られる方法とかないかな?」


「え、と…」


「ごめんごめん初めてここへきたのにこんな事聞いても仕方ないよね」


「その〜ここは何処なの?あなた怖くないの?」


「えーとね海の近くの倉庫ってのはわかるんだけど詳しく場所はわからないかな?それにね全然怖くないよだって近くには妹がいるしお父さんやお母さんもきっと私達を助けに来てくれるから!」


「そんなの無理よ!だってここが何処だか分からないのに…いったいどうやって助けに来てもらうの!もう私達きっと殺されるんだ…このまま目隠しされながらきっと…」


「大丈夫だから心配しないで、そうだ!自己紹介しようよ!」


「え?自己紹介?」


「そう!自己紹介!このまま名前呼ばないで喋り続けるのも変でしょ?だから自己紹介しよ!」


「う、うん私の名前は神加沢 ミラ中学1年生」


「私はね春風 愛夢小学3年生」


この時に私と愛夢は知り合った。私は愛夢と知り合ったおかげで誘拐されてから悲しい事や辛い事も学校の話や家での出来事を話しながら上手く気を紛らわせ話していた。それも妹ができたいみたいでとても楽しかった。


「何で愛夢がお前の話しに出てくるんだ?」


「愛夢も私と同様に誘拐されて捕まっていたみたい。けれどあの子は私と違って肝がすわっていて何処か違和感を感じた。その予想は当たったんだけどね」


「どういう事だ?愛夢はまだ小学生だったんだろ?きっと怖さを紛らわすように我慢して明るく振舞ってたんじゃないのか?」


「ええ、私もそうだと思ってた。けど違ってた。私が不幸を見るその時まではね」


「いったい何を見たんだ?」


「………」


私と愛夢が仲良くなって楽しいお話をして3日が立ち誘拐は私や他の子に目隠しをされ続けてはいたが口元のガムテープだけは大人しくしているなら剥がしてやると言われ私達は大人しくし言う事を聞いた。


ドサ!


「さてこんだけガキがいれば十分だろ後はそろそろお楽しみパーティーを始めるとするか」


誘拐犯は数人ばかりの子ども達を集め半数はここに残らせ残りの子ども達はどうやら高値で売れる子どもの引き取り業者へ連れていった。そしてそれから1週間が経った。


「さあ!これからお前たちにいいものを見せてやろう!まずはお嬢ちゃんから目隠しを外していってやるからしっかりとその目で合ってるかどうか確認するんだぞ?」


「え?」


誘拐犯何か当てものゲームをするつもりなのか私から順番に子ども達の目隠しをはずしていった。するとそこに見たものの姿は


「お父さん!お母さん!」


そこには私達と同じよう姿にされてお父さんとお母さんの姿があった。


「どうやら正解だったみたいだなお父さんとお母さん目隠しと手を縛ってはいるが見ただけでわかるってことはやっぱり親子なんだな」


「お願いします!お父さんとお母さんを離してください!」


「うんうんそうだよね〜まあ久々の親子との再会こんな状態を見せられてまず言う言葉はそれだよね、けどダ〜メ〜これからいいものをみせるんだから助けだしちゃ意味ないじゃん」


誘拐犯は顔をニヤつかせながら私が一生懸命両親を助けてと困惑している姿を見て笑っていた。


「じゃあお願いを聞いてあげる代わりに何か俺にこの両親を助けるようなお願いをしてみなよそしたら助けてあげてもいいよ」


「本当ですか!」


コクコク


誘拐犯は顔を笑顔にしてうなづきながら返事をした。


「そ、その…私何でもします!そうだ!もし困っている事があるなら助けますしお金も私が何とかして払います!私が身代わりにもなりますからだから両親を離してください!お願い」


バン!


「え?」


「つまんないな〜そんなお願いじゃ全然伝わってこないよ」


誘拐犯は懐から拳銃を取り出し私の父の頭を拳銃の弾で貫いた。


「お父さん!!!!!!!!」


「ああお父さん死んじゃったね叫び声も出来ずにしかも娘の顔を見る事も出来ないまま死んじゃった。残念だねお嬢・ちゃん」


「く!」


私は私の父を撃った誘拐犯を憎む様な目で睨みながら死ぬほどの憎悪を抱き溢れるほどの涙を零した。


「あはははあはははこれだよ!これを俺は見たかったんだ!いいかお前ら!次はお前達の親を連れてきて同じ事をしてやる!これが俺のやりたかった事なんだよ!あはははは!」


「………」


目隠しをはずされた子ども達は泣く事もできず只恐怖を抱いていた。自分が殺されるのではなく自分の両親が殺されるという事を想像しながらこの地獄絵図を見せられワナワナと震えていた。ただ1人の子どもを除いて。


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