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魔剣士の正しい育て方!  作者: 月宮結
1/2

プロローグ1

「ひめ様!起きてください!」

 えーまだ、寝てたいよ…めちゃくちゃ眠い

「ひめ様!起きてください!ひめ様!」

 まだ早いよ、起きる時間じゃないよ…たぶん

「ひーめーさーま!」

 あーもうっ!

「朝からうるさいよっゼリア!朝はゆっくり寝かせてよっ」

「ひめ様の安眠を邪魔致しました事、深くお詫び申し上げます…ですがひめ様、それ所ではないのです!」

「えー何かあったの?私の安眠より大事な事?じゃなかったら、ゼリア!お馬さんの刑だよっ」

 たっぷりお仕置きしてやるのだ、ふふふ…

 だけど、ゼリア意外と暗い顔してる…もしかして本当に一大事なの!?

「お叱りは如何様にも受けます。ですからひめ様冷静にお聞きください。」

「うっ、うん」

 あっヤバい、ガチトーンの奴かも…

「まずひめ様、今日が何の日かご存じですか?」

 えーと…

「…私の誕生日?」

「そうです!その通りです!」

 えっと…

「えっ何?私の誕生日だから一大事?」

「それも関係しており…」

「うっさいわ!このポンコツ!ジジバカだよ!ジジバカ!誕生日だからって早く起こさなくてもいいじゃない!」

「ひめ様、話を聞いてくだ…」

「ゼリア!男に二言はないよね?そうと決まったらお馬さんの刑執行だよっ!」

「ひめ様ちょっとお待ちください!年老いた私しめにそのような体勢は無理でございます!腰にきます!」

「ふふふ…私の眠りを邪魔した罪、体で償ってもらおうか!」

 私が暴れるゼリアの上に乗ろうとしたその時…

「こら!ミリアちゃん!ゼリアさんをいじめちゃダメでしょっ!」

 一人の女の子の声が部屋に響いた。

私が振り返るとそこには「むすっ」とした顔でこちらを見つめる親友の姿があった。





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