前へ目次 次へ 6/13 氷河期 ついに氷河期が来た。 その寒さはもはや、普段通りだった日常とは全く異なるものだった。 短時間に何度も大きな音と共に強烈な風が吹き、中枢から先端にかけて、全てが冷え切っていた。 これは、人が自分の利益のために周りの注意を無視して、酷使しすぎた結果である。 今更後悔してももう遅い。 全ての細胞が死滅していくのを感じる。 私はこれ以上手遅れになる前に、早急に手を打たねばならないと判断して、この件に関する専門家を訪ねた。 専門家は私にこう言った。 「ただの風邪ですね」