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メビウス・リング
メビウス・リング
疲労に足を掴まれて
見上げる天井は白く
所詮、騙りだったんだと
ホントは気づいてたんだと
日々は積もり
日々は消え
白く燃え尽きた灰もなく
ただ通りすぎる車窓の景色を
掴みとるように過去に重ねて
捻れた時の上に立った僕らは
還っていく時間に一時の幸福を
刻む
刻む
刻む
頭の中の警告音
振り向いた足跡は白く
所詮、僕だったんだと
ホントは気づいてたんだと
日々は過ぎ
日々を忘れ
白く燃え尽きた灰もなく
ただ沈み込んでいく海の景色を
抱え込むように未来に繋げて
捻れた時の上に立った僕らは
還っていく時間に一時の幸福を
刻む
刻む
刻む
メビウス・リング
還っていく時間に
メビウス・リング
ただ一時の幸福を