姉さんの説教
「………で、家に連れてきたと」
「………はい」
家に帰って、僕はリビングで正座していた。
目の前には姉さん。
そういえば説明していなかった。
僕は神無霧哉。
そして、姉さんの名前は神無恭子だ。
さて、状況の説明に戻るけど。
目の前で名前も知らない少女が倒れて、お人よしの僕は介抱するべく、家に連れてきた。
そのまま部屋に寝かせて、姉さんに報告に行ったのだが。
忘れていた事が一つ。
ここ重要。
少女に気を取られ過ぎて、公園にコンビニの袋を置いてきてしまった。
そして、今に至る。
「…言い訳は?」
「………僕はただ良かれと思って―――」
「言い訳は聞きたくないわ」
あんた今、俺に聞いただろ。
「…………………」
「……………………」
しばらくの無言。
数秒、数十秒。
どれくらい経ったのだろう。
その沈黙を先に破ったのは、姉さんだった。
「………あんたはこんな夜に公園で女の子拾ってきて介抱するからって部屋に行ってからしばらく出てこなかったし道理で帰りが遅いとは納得したけど挙句の果てには買ったものをそのまま公園に忘れてきたですってぇ!?」
「…申し訳ありません」
「ムキィィィィィィ!!」
姉さんが頭をがしがしとかく。
ちなみに姉さんは独身だ。
もう24になるというのに。
容姿は、弟の僕から見ても申し分ない。
問題は、その性格だ。
一般的な女性の性格からは、大きく逸脱している。
こそのおかげで付き合ってはフラれ、付き合ってはフラれ、を繰り返している…らしい。
彼氏の前だけ猫を被ればいいだろうに、姉さんはそういう器用な真似はできないらしい。
素直は美徳、がモットーとかなんとか。
真実なのかどうかは定かではない。
嘘だ、という可能性は1パーセントもないが。
「…ちょっと!!どこ見てるの!!話を聞きなさい!!」
「…………はい」
この後、延々と説教をくらった。
最初は買った物の大切さを熱く語られ、しまいには昨今の少年少女の不純異性交遊について議論を持ちかけられた。
説教、というよりそういう事ができない自分の、愚痴を聞いて欲しかっただけなんじゃないだろうか。
だって、最後の方はもう、涙目だった。
みじめで見ていられなかったほどだ。
そんなこんなで部屋に戻る事ができたのは、日付が変わった頃だった。
こんにちは、鵺ですっ。
少しずつですけど書いていけてます。
ゲームの方もひと段落つきましたっ。
また更新していきたいです。
さて、今日は私が通っている学校での出来事を紹介したいと思います。
ある日の放課後。
私「明日入学式じゃん…。めんどい~」
友A「そういや昼で終わるよな」
友B「遊ぶか?」
私「その案いただきっ」
友B「どこで遊ぶよ」
私「そりゃ誰かん家でしょ」
友A「○○(私)の家は?」
私「別にいいけど」
友A「うっし…じゃあ今日は」
友A&友B『寝るか』
私「え?」
友A「え?」
友B「え?え?」
私&友A&友B『え?』
一同困惑。
みたいな事があったわけです。
こういう事みなさんは経験したことないですか?
もしあったら、感想にでも書いてくださると嬉しいですっ。
では、次話をお楽しみに。