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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

星屑

作者:
掲載日:2024/05/26

寒い、な うん、寒いこん所に来ても意味なんか無いん

だけど

でも、懐かしい すごく笑ってたな

冬の夜だと尚更静かで、思い出しちゃうな

あなたが私が死のうとしたのを止めたあの時を あなたが叫ぶ姿はあれが初めてで、最後だった


でも、次に叫んだのは私だったな

まさか、病気なんか抱えてるとは思わなかったな これでも医療関係の勉強をしてたんだけどな

真夜中に叫んだから、隣の家の子が起きちゃったかもしれないな

あなたが死んで、でも受け入れられなくて 結局受け入れても受け止めきれずに泣き叫んじゃったな

それで、ここに来たんだよね あなたみたいな善人は死んだ

あと天国に行くんじゃなくて星になったりするのかな

なんだかあなたみたいな考えをしてる

なんで先に死んじゃったのかな

死にそうな私を止めたくせに

あなたが私に昔みたいに星を見ながら笑い合おうって言ったのにね


はぁ、ほんとに"独りだと凄く静かだよ"なんでかな、なんで今さら涙なんか流してるのかな

綺麗な夜空が歪んじゃって見えないや あなたの姿が歪んで見えちゃうな

死のうとしたときに涙なんか枯れたと思ってたのにな

やっぱりあなたとだけはもう少し一緒に居たかったのかもしれない

あなたを看取ったあの瞬間から、私の世界から色が吸い取られちゃったみたいに空虚なんだ 死ぬ直前は、心にナイフが突き刺さってるような感じだったのに

あなたの心臓の音が鳴り止んだあの瞬間から何も分からなくなったの 苦しみも悲しみも理解できないのでも、それでも涙は止まらないんだ あの瞬間、あなたの手を握っている瞬間だけは あなたが私に向けた気持ちがわかったのかもしれないどうか"あなたには生きててほしい"って 最後まで気づいてあげられなくてごめんね

もしまたあなたに会うことが出来たら、一言謝りたいな

でもそんな事は起こらないから、何度あなたにまた会えた

らって思ってもあなたに会うことはできないから そうわかっているからこのお願いを私の心ごと黒に塗りつぶしてしまえる もうこんな意味なんてない願いを持たないように


何も、何もわからなくて 心が空っぽで 色の無い世界だけど、あなたが遺した"生きてほしい"ってお願いだけは心に残しておくね

なんだろう、なんなんだろう

どうして、どうしてこんなにも涙が溢れるんだろう 私の中にはなにもないのに あなたと笑い合っていたことを思い出すと、涙が止まらないの ねぇ、どうして私を置いていったの どうして私の世界から色を抜き取ってしまったの ねぇ、なんで


あぁ、あなたに出会えてよかった

あの日この場所であなたに会えて

でも、あなたはもういない

私のそばには誰もいない

早く、死にたい

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