2‐FYL、オベントクラブ4
全てが厳冬の下に凍りつく。山も川も、家も何もかも。氷の中に閉じ込められる。思い出が閉じ込められる。想いも全て、閉じ込められる。
ボクは目を瞑り祈りを捧げる。季節が巡り、溶け出す日が来るのを、ただ祈り続ける。
朋也「センセー!」
司書「やぁトモヤ君、こんにちは。」
朋也「よかった、会えて。
センセ、今日付けでご退任なさるとか。」
司書「うん。元々非常勤だしね。」
朋也「次は……、その、決まってるんですか?」
司書「一度、地元に帰って資料整理かな?
その後は、道北の方に行こうと思うよ。」
朋也「道北ですか……、また一段と寒いところですね。」
司書「ふふっ。
行くとしても春になってからだよね。
礼文島にも立ち寄ろう、と思うんだ。
花の咲くころに。」
朋也「礼文島ですか。遠いなぁ。
……、寂しくなりますね。」
司書「一期一会だよ、トモヤ君。
出会いがあれば別れもある。そういう世界でボクらは生きている、精一杯生きている、と思うんだよね。
大地は広がっている。空は繋がっている。人も繋がって強く生きていける。
また来るよ、ここに。」
朋也「ありがとうございます。ほんと今まで。
……、これ、お弁当です。」
司書「そっか。そうだよね。
しばらく食べられないんだなぁ、君のお弁当は。
ありがとうね。」
智也「本当にお世話になりました。
センセ、お元気で!」
司書「トモヤ君!!
一期一会とは言ったけどね。
本当に失いたくないものは手を伸ばさないと掴めないからね!
そして掴んだら離しちゃいけないと、ボクは思うよ!」
智也「……、……。
ハイ! 頑張ります!」
●北海道の動植物
についてあまり触れていませんでしたね。
植物は寒冷地なので、内地でいうところの高山植物がその辺に生えてます笑 山登りや花が好きな人には、新しい出会いがあるかもしれません。
勿論、ラベンダーやヒマワリなど、広大な花畑も圧巻。北海道らしい一風景です。
残念なのは観葉植物を育てるのが困難なこと。パキラとかゴムの木とかサボテン、亜熱帯系を育てるのは室内でもなかなかハードルが高い。何度泣いたことか……。
動物は「エゾ○○」な固有種が結構いますねぇ。エゾリス、エゾタヌキ、エゾモモンガ、エゾナキウサギ。小動物系は、道民でもなかなか会えません。
まぁヒグマはたまに人里に降りてきますし、野良犬か? と思ったらキタキツネが走ってるし、エゾシカが駐車場でたむろしてたりとかなんですけどね笑
国内では道東でしか見られないタンチョウ。飛翔するその姿は美しい。




