1‐OYA、オベントクラブ3
一新されていく、この白銀の世界で。全てが新しさを迎える、この白銀の世界で。私は考える、私は思う。
私は今年、何が新しくなるんだろう? 私は昨年に、何を忘れ物したんだろう?
君は新しい私を迎えてくれますか? 君は私の忘れ物を一緒に探してくれますか?
朋也「あけおめ~。」
里美「あけおめ。
ねぇ、今日のお弁当は何?」
朋也「いやいやいや、出会い頭に、始業式からそれとはね。」
里美「え?」
朋也「ん?
いやだって、普通は今日、午前中で終わるよね?
お昼ご飯は持ってこないよね?」
里美「そうだっけ?」
朋也「そうだよ、普通は。」
里美「普通は。」
朋也「……、普通は。」
里美「……。」
朋也「あーーーもうっ! そうですよ! そうだよ!
僕は明日からの委員会の準備しようかなって思ってたから、お弁当持参してきましたよ! そのジト目やめなさいよ!」
里美「ふふふ、トモヤ君、私の嗅覚はごまかせんぞ?」
朋也「はいはい。
大したもん作ってこんかったから、期待すんなよ?」
里美「あー、また今日から始まるなぁ。新学期が!」
朋也「はぁぁ。
新学期早々にたかる気満々だよ、この娘は、人の弁当に。
僕の分しか作ってこなかったんだから、なんか買って来いよな。」
里美「いただきま~す!」
朋也「いただきます。」
里美「まさか初日から混ぜご飯で攻めるとはね!」
朋也「んあぁ、
余った旨煮で炊いただけだから。」
里美「え?」
朋也「ん?」
里美「明けて10日は過ぎてますが?」
朋也「あぁ、うちのは食べる分以外は冷凍保存してるから痛んでないと思うけど。
一応、朝に味見したし、大丈夫だと思うよ?」
里美「えっと、黒豆に田作り……。日持ちするけど余るやつ……。
肉系がありませんねぇ。今日のおかずは。」
朋也「残り物を片付けるのも僕の仕事なの!
今日はほんと、自分の為だけのお弁当だから、適当なんだってば!」
里美「あ~、明日からザンギが入ってるといいなぁ。」
朋也「はいはい。
うちの残り物処理に付き合って頂きありがとうございます!
そして僕の昼食は菓子パンというね。」
里美「私も一応、頑張って選んだよ?」
朋也「全部甘いパンだけどね……」
●そういえば
小中の公立学校の夏休みと冬休み、合わせて50日間という決まりがあるらしいですね。
北海道では両方とも25日間。夏休みは短くて遊び足りない感はありますが、冬休みは大いに満喫します。高校は公立でも年間で休み(逆に言えば学習時間)を考えるのでまちまちですけど、やはり冬休みは長い傾向にあります。
んま、冬真っ盛りの中を通学する方が大変という話もあるかも。猛吹雪で「本日休校」ということが無くもない。「あ~、明日の朝は天候が荒れる予報だから寝坊できるなぁ」つまり公共機関の遅延を理由にできるということ笑




