12‐OYA、クリスマス
窓の外を眺める。ただただ雪が舞ってるのを眺める。やがてそこに風の流れを観る。ストーブの上でカタン、カタンとなるやかんの音。時折混ざる、どこかの板がきしむ音。
満たされている。守られている。それなのに心の奥に寂しさがいるのは何故だろう。僕はごまかすように、手元で抱え込んでいたホットココアに口を付ける。
里美「やっぱトモヤ家で過ごすクリスマスが一番だなぁ。」
智也「比較対象がわからんけどね。」
里美「チキンにホワイトシチュー。そしてケーキ。
去年よりグレードアップしてますなぁ。」
智也「お褒め頂きありがとうございます。
僕はパンが上手く焼けてホッとしてるよ。」
里美「うえぇえ? パンが一番簡単じゃないの?」
智也「う~ん、チキンとかシチューはさ、日常の延長線上って感じ?
経験値が違うからね。パンは作り始めたばかりだしさ、難しいよ。」
里美「ふーん。ケーキもすごいと思ったけど。」
智也「ムースだから案外難しくないんだな、これが。」
里美「……、なんか悔しい。」
智也「なんでだよ!」
里美「来年は私がケーキ作るっ!」
智也「それ、去年も言ってなかったっけ?」
里美「はい、これ。
……、ごちそうのお礼。」
智也「うぉ! まじか! クリスマスプレゼント?」
里美「そんな大げさなもんじゃないから!」
智也「なんだろう……、結構重たいな……、箱に入ってるし。
うわぁ! マグカップ? まじかぁ……
いいわぁ、いい! 早速、使っていい?」
里美「だってさぁ、いっつもカフェオレとかも湯飲みだったじゃん。」
朋也「ありがとう! ありがとう。
どうしよう? カフェオレ飲もうかなぁ!」
里美「はぁ、さてさて。
ミチコの部屋、襲撃すっかなぁ! きっと今頃、私を待ち構えてるだろうし!」
朋也「お、おぅ! そっか、うん、おやすみ!」
里美「あぅ、うん。おやすみ~。」
朋也「……。
プレゼント渡しそびれた……。
今更、枕元に置きに行くとか無理だし……
どうすっかな……」
●もこもこアイテム
Q「北海道ってどれぐらい寒いの?」
A「……、人が死ぬレベルです。」
そんな極寒の地、北海道ですが……、
そんな中で軽装で闊歩する女子には、賞賛を送りたく思います。
ただですね……、見ているこっちの方が身震いするわっ!
と、いうわけで北海道のマストアイテムと言えば、某社の「極暖シリーズ」!
それはインナーとして、マフラー、手袋、厚めのコートやブーツ等。
意外と、もこもこ系に身を包む女子が可愛く見えるのは、僕なだけなのでしょうか?
これはこれで北の国の、冬の風物詩です笑
作中には書きませんでしたが、トモヤ君が用意したプレゼントはブランケット。
これもまた、マストアイテムです!




