空洞だった。
どれだけ本を読もうとも、わたしが求めている真実は見当たらなかった。
どれだけ息を吸い込もうとしても、いつも息苦しかった。
わたしという存在は死んで、肉体だけが生き残った。
夕暮れ時の校舎のなか、わたし1人がそこに残っていようとも、誰も気付かなかった。
いつも、部屋の中で1人で過ごした。
眠っているのか、起きているのか、息をしているのか、息を止めているのか
それさえもよく分からなかった。
ただベッドに横になり、天井の白さを目に焼き付けていた。
何もない、空虚な部屋はわたしと似ていた。
いつも空っぽで、そこには何もない。
何もないけど、そこを埋めてくれる何かが入ってくることもない。
そこは空洞だった。