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第7話 野球ゲーム



  部屋に戻ると、2人は奇声のような声を出し、ゲームに夢中になっていた。


9回表が終わり、数馬が5-3で勝っている。


9回裏、匠の最後の攻撃。


先頭バッター、空振り三振。


2人目はサードゴロであっさり2アウト。


片方はニヤニヤし、もう片方はなにか苦いお茶でも飲んだような顔をしている。結局、最後のバッターは三球三振で試合終了。


「匠弱っ!!」


からかうように数馬が言った。


それに対し、負けず嫌いの匠が大きな声で


「たった2点差だろ!紙一重、紙一重、次やったら俺が勝つし!」


負け惜しみじみたことを言いながら、コントローラーを僕に渡してきた。


次は僕と数馬が対戦する。


このシリーズのゲームは5年前くらいから何十回、何百回もやっているが、数馬に負けたのは片手で数えられるほどだ。


匠にも同様である。


そのくらいこのゲームは得意だ。


試合はどちらも点が取れず、0-0で8回まで進んだ。


8回表にホームランを打って、やっと僕のチームに1点が入った。


「よっしゃー!」


手を叩いて喜んだ。


この時点で「今回も勝ったな!」と思った。


1-0のまま9回裏、数馬の最後の攻撃。


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