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三年間の君への想い  作者: するめ
1年生1学期
6/26

来週の予定

千佳と約束をした後、少しの雑談をして俺たちは店を出た。

その後は千佳は予定があるからと言って俺とは違う電車に乗った。

俺も千佳と別れた後少ししてから電車に乗り、家に帰った。

家に帰ってからは姉貴にバレない様に静かに部屋に戻って夜まで時間を潰した。

夕方の6時には父さんも仕事から帰って来た。

それから少しして俺と姉貴を呼ぶ母さんの声が、リビングから聞こえて来た。

うちは二階建てなのに母さんの声は良く響く。

俺は夕飯を食べに行くために部屋を出ると、俺の部屋の前に悪魔の様な女が笑って立っていた。

俺の姉貴だ。


「凌平今日はどこに行ってたのかな?千佳ちゃんとデートかな?」


姉貴は俺に満面の笑みで聞いて来た。

俺はその問いを否定し今日は秀人と祐介と飯を食いに行ったのだと説明した。

すると姉貴は少し考えるそぶりをしてから俺に向き直った。


「でも凌平から香水の匂いがするぞー」


俺はそれを聞いて少し焦ってしまったが、秀人がつけていたのだと言った。(本当は千佳がつけていた)

姉貴にそういうと、まっいっか、と言って階段を降りて行った。

なんで俺の姉貴はあそこまで鋭いのだ、本当に嫌になる。


俺も階段を降りてリビングに向かうと家族みんな揃っていた。

そして俺もいつもの席に座ってみんなでご飯を食べ始める。

だが俺の横にはあの姉貴がいる。

ご飯の時も油断はできない。そう思っていると父さんが口を開いた。


「凌平にも彼女が出来たんだってなぁ。母さんに聞いたよ」


俺はその言葉に耳を疑った。

まさか母さんが父さんに話すなんて。

それよりもまずは、彼女ではないことを否定しなければならない。


「千佳はそんなんじゃないよ」


俺が父さんの言葉をすぐに否定すると次は姉貴が口を開いた。


「照れるなよ凌平、今日も会って来たんだろ」


俺は姉貴の言葉をすぐに否定したが、母さんはまぁと言い、父さんは今度うちに連れて来なさいと言う。

姉貴はその二人の反応を見てニヒルな笑みを浮かべていた。

俺の家族はどれだけ人の話しを聞かないのか。

俺はそれでも千佳は彼女ではないと言った。

すると姉貴はじゃあなんなのと聞いて来たのでただ勉強を教えてるだけだと言った。(まだ教えたことないけど)

それを聞いてみんな納得したのか黙ってしまった。

その沈黙を破ったのは姉貴だった。

姉貴の口角は上がり俺を一瞬見てすぐに話し始めた。


「じゃあさ、うちで勉強会すればいいじゃん」


本当にこの人は余計な事しか言わない。

この口を縫い付けてやりたいくらいだ。

しかし両親は違ったらしい、それがいいと言って今度絶対に連れて来なさいと言われてしまった。


「父さん来週の土曜日は空いてるから来週にしなさい」


「そうね、凌平そうしなさい。千佳ちゃんだけだとその子も緊張するだろうし、他の子も誘ってここでしなさい」


「そうしなよ凌平。来週には夏休みの宿題も配られるだろうしね」


三人とも好き勝手に話しを進めて行く。

まず千佳が家に来るかも分からないのに他の奴らも連れてこいなんて…





「ってことになったんだけど秀人来週どうだ?」


『仕方ないな凌平は、行ってやるよ」


俺は夕飯の後すぐに秀人に連絡を取った。

秀人は話しを聞くとすぐに了承してくれた。

祐介にも連絡したのだが、祐介はあいにくその日は野球の練習があるらしい。

俺はその後千佳にも連絡を取ろうとしたのだがビビって出来なかった。

その後俺は風呂に入り、どうしようかと考えていた。

考えているとすぐに40分も経っていた。

俺はすぐに風呂から上がり部屋に戻った。

もちろん姉貴に絡まれないようにだ。

部屋に戻り携帯を見るとメッセージが届いていた。


「凌平来週の土日どっちかでいいから勉強教えてくれない?」


千佳からメッセージが届いていたのだ。

そのメッセージを見て俺はすぐに返事を返した。


「それじゃあうちで土曜日勉強しないか?」


俺はそれを送ってすぐに後悔した。

いきなり過ぎることに気づいたのだ。

メッセージを消そうとした時にはもう遅かった。

俺の送ったメッセージに既読の文字がついたのだ。


「別にいいけどなんで凌平の家?」


そうなるであろう反応が帰って来た。

俺は後悔しながら説明した。

もちろん家族に言われた事をそのまま伝えるわけではない。

説明の内容は、元々秀人と夏休みの宿題を俺の家でする予定があったのだと伝えた。

すると千佳は私邪魔だったかな?と聞いて来たので俺はすぐにそんな事ないと伝えた。


「よかったじゃあ来週よろしくね。それと私も一人誘ってもいい?」


俺はそれに対してもちろん、と返しその日は終わった。

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