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三年間の君への想い  作者: するめ
1年生夏休み
22/26

期待していいのか?

今日は昨日と違って、図書館で勉強しているので席がある。

だから千佳とは一定の距離があるので緊張せずに宿題に取り決めていた。

俺は隣にいる千佳に時々勉強を教えながら、自分の宿題を進めていった。

今日で俺は千佳と同じくらいまで宿題を進めることができた。

だが今日の目的は宿題を進めることだけではない。

千佳を遊び(デート)に誘わないといけない。

姉貴から課された義務でもあるが、俺としても、もし千佳デートできるのなら嬉しい。

だから俺は昨日風呂上がりにどこに誘うかを考えた。

そこで思いついたのが海だ。やっぱり夏といえば海だろう。

俺達の住んでいるところは県内でも内側の方なので、海は中々見る機会がないはずだ。

だから少し特別感も味わえて良いと思い海に誘う事にした。

昼を過ぎ、午後のおやつの時間になる頃に、俺は千佳をデートに誘うということを意識してしまい集中出来なくなって来てしまった。

でも今日も早く帰ってしまうと姉貴にまた怒られてしまうので、千佳から図書館を出ることを言われるまで俺からはなにも言わない。

だが今日の千佳は集中が切れる様子がない。

図書館という雰囲気に当てられていつもより集中出来ているのだろう。

だから俺も一旦デートに誘う事は忘れてもう一度集中し直す。






集中していると時間が短く感じる。

だから気づいた時には外から「夕焼けこやけ」が町内放送で流れていた。

これは俺の街では午後5時を告げるものだ。

これを聞くと小さな子達は家に帰り始め、母親達は夕食の準備を始める。

千佳もこの放送に反応したのか俺の肩を軽く叩く。


「そろそろ出ない?」


俺はそれに軽く返事をして荷物をまとめた。

荷物をまとめて千佳と一緒に図書館を出た。

ここから俺にはやらなければいけない事がある。

だがその前に図書館の前で立ち話をするのは、どうかと思うのでどこかに誘う事にする。

勉強をしてお腹も空いているだろうし、近くのジョイフルに誘う事にしよう。


「ちょっとお腹も空いたしジョイフル行かないか?」


「いいね、私もお腹ペコペコだよ」


俺達は目的の場所へと向かい歩き出した。

因みに近くとは言ったものの歩いて30分である。

俺と千佳はその間歩きながら、今日の勉強の事についてや普段なにをしているのかとか、趣味はなにかとかを話して進んでいた。

楽しく喋りながら歩いているとすぐに着いた。

俺達は店内に入ってからすぐに注文をした。

俺は家に帰ってからご飯があるので、ピザだけを頼んだ。千佳は唐揚げ定食を頼んだ。

千佳は頼む時に唐揚げ定食なんて男の子みたいかな、と言っていた。そんな事はないとは思う。

俺は頼んだものが来る前に千佳を誘う事に決めていた。


「千佳もしよかったらだけど、今度一緒に海に行かないか?」


俺の声は少し震えていたと思う。

デートに誘うなんて初めてだし、断られたらと思うと少し怖かった。


「いいね凌平、海なんてもう何年も行ってないし」


俺は胸を撫で下ろした。

喜びよりも安心の方が強いのだろう。

姉貴に怒られなくて済むし、千佳に断られなかった事で俺の緊張は解けた。

もう心配することもないし、ピザを美味しく食べれそうだ。


「あ、でもどこにするの?」


どこにするのかそれが重要なのだ。

ここからなら、東の海も、北西の海も、北の海もそれほど距離が変わらないのだ。

強いて言えば、西の方の海が近いがそれも誤差だ。

だから選びたい放題なのだ。

でも俺は千佳を海に誘うと決めた時にどこの海に行くかも決めていた。


「白石浜海水浴場とかどうかな?」


白石浜海水浴場はここからだと、北西の方にある海だ。

ここは綺麗で透明感のある海と、長い海岸線があり、そこの砂は鳴き砂と言い歩くとキュッと音がするのだ。


「私そこ行ったことないんだよね。だから行ってみたい!」


よかった。

ここを断られていたら俺は他の候補を考えていなかった。

だからすんなり決まってよかった。


「せっかくだし海にも入るよね?」


「えっ?」


そうなのか?

俺はてっきり一緒海を見て海岸線を歩くとか、そういうことを考えていた。

もしかして海に入るという事は期待していいのか?

千佳の水着姿を。

それに二人切りで海水浴なんてカップルみたいじゃないか!

千佳はそんな事気にしないのだろうな。

この前、雫に言われた時は他人に噂されるのでを気にしていた訳だし。


「あれ?もしかして嫌?」


「全然嫌じゃない!」


「どうしたのそんな大きい声出して」


言えない。

千佳の水着を想像して咄嗟に大きな声が出てしまったなんて。


「マルゲリータと唐揚げ定食です」


店員さんの声で俺の妄想はかき消えた。

でも頭の片隅に千佳の水着という単語が残り続けている。

だからそれもかき消すために俺はピザを食べる。

千佳が何かを思い出したのかこっちを向いた。


「私水着持ってないから海来週でもいい?」


千佳は俺と海に行くために新しい水着を買うらしい。

どんな水着を買うのかとても気になる。

だがそれは、来週海に行く時までのお楽しみと言う事だ。

夏休みの話を書いてると夏の感じがします。

そして自分も海に行きたいです!

読んでいただきありがとうございます!

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