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刀剣の終  作者: 如月初代
〜始物語〜「ドリスワン帝国」
2/14

ここから始まる異世界転生。

リアルも忙しいためあまり多く投稿はできませんが一ヶ月に3話は投稿はします。...多分。


俺の名前は、如月幸村。高校三年生だ。

俺は昔から剣術一筋で育ってきて高校生活最後の大会も終わり帰ろうとしていたその時だった。

その時大型トラックにはねられ死んだ...はずだった。いや、正確には死んだのかもしれない。だからこれは俗に言う...転生とか転移っていうやつだ。そうじゃなきゃ俺の目の前に想像のままのような神...()()のような人がいることに説明がつかない。


「...女神...様...とかだよな?多分。」


「はい。私はあなたの思っている通り女神です。」


う...眩しい。神々しいってこれほどのものなのか?

それにここはどこなんだ?何もない。ただただ闇が広がってるだけだ。

一ミリの先も見えない。女神様からの光がなければ本当に真っ暗なのだろう。


「女神様。ここはどこなんですか?それに俺は死んだはずだと思うんですが...どうなっているんですか?」


「ああ、すみません。急なことで混乱していますよね。一から説明しますね。」


「...すぅー...よろしくお願いします。」


うーん。女神様は悪気は無いだろうけど...俺が悪いだけなのかもしれないけど...そんな風な言い方されてしまうと少しイラッとしてしまうねぇ。...おっといけないいけない。


「まず貴方は確かにあの時、死にました。」


ほっほーう。素晴らしいくらいに初手から心をえぐってくるねぇ。

...まあね、わかってわいた。わかってわいたよ?でもそんな真っ直ぐな曇のない目で言われても...ねぇ?


「ですが貴方にはチャンスがあります。」


「チャンス?」


「はい。貴方には異世界転生してもらいその世界の魔王を討伐して頂きたいのです。」


わぁお。なんとまあテンプレな展開なこと。


「ですがまずは先にこの世界の説明からしましょう。この世界は剣、刀の世界。銃や異世界でお馴染みの魔法という物の概念すらありません。」


「ほほう。」


それは話が変わってくる。生きるのなんてもう諦めてたがめっちゃ興味をそそってくる話だ。

それにしても刀剣の世界か...ふむ、なんとも俺と相性が良さそうな世界だ。

「ですが異世界へ転生する変わり、先程も申しましたように魔王を討伐してもらい世界を平和にしてほしい。ということです。」


ははーん。新しい世界で新しい人生歩まして上げるから自分でその世界平和にしてね。ってことか。

...うーん。今自分がこういう立場になるとよくわかる。...とてつもなく面倒事を押し付けられている感!これがどうしても否めない。

…まあしかし、あれだ。なぜだ?


「女神様、どうして俺にこんなチャンスをくれるんですか?」


そうだ。なぜ女神様は俺にチャンスを与えてくれる?

なぜ俺なんだ?俺はとくに良いことをしたわけでもない。逆に極悪なことをしたわけでもない。

わからない。なぜだ?


「...あなたが”可哀想”だったから。と、言えば納得していただけますか?」


「...そうか」


女神様がその言葉を”どちらの意味”で言ったかかわからないが...いや、両方か?まあいいや。

俺の疑問を解消するのはその一言で十分だった。


「まあ、説明はこの辺でいいでしょう。...そうですね...貴方をこのまま転移させても少し理不尽すぎると思うので欲しい物を三つ授けてあげましょう。」


「はぁ!?」


「...え?」


え、何?俺もう転移確定してるの?てかびっくりしすぎて変な声が出ちまった...く...なんだこの空気。

俺が悪いのか?...クソ...なんつー驚いた顔してんだよこの女神様。


「...じゃあわかった。どんなものでも入れられる袋が欲しい。持ち運びしやすいやつ。」


「...ほう...刀剣の世界には存在しない魔法物ですか..いいでしょう。容量無限とはいきませんがゾウ5体分ぐらいの大きさの容量がある袋を授けましょう。ただし剣の世界の人に見つからないようにしてください。その世界には存在しないものですから」


そうか、魔法とかの存在がない世界だから見つかったらどうなるかわかったものじゃない。気をつけないと...なんでゾウ?

...とにかく内ポケットにでも入れておこう。


「わかった。」


「いえいえ。では二つ目はどういたしますか?」


うーん。正直結構悩む。急に欲しい物と言われてもなぁ。

正直向こうの世界がどんななのか検討がつかない以上下手な選択はできない。

...よし、これにしよう。


「俺の部屋においてある木刀をくれ。」


「木刀...ですか?」


「ああ、」


本当のことを言うと俺の木刀は特別製でトレーニング用に普通の木刀の倍ぐらいの重さがあるので普通の木刀では物足りない。


「変な人。まあいいでしょう。最後はどうしますか?」


正直言って俺はこれを決めるのに時間がかかった。

授かる物を悩んでいた訳ではなく、本当にこれでいいのかと自分と相談していたんだ。

悩んだ挙げ句三つ目の物は悩んでいた物にしたんだけどな。


「三つ目は——」


............

......

...




「...ん?」


「おはようございます。よくお眠りになられていましたね。」


お眠り...?俺は寝てたのか?


「いつの間に俺は寝てたんか...なんかすみません。」


「寝ぼけておられますね。いいんのですよ。きっとお疲れになっていたのでしょう。」


っ...さっきまでの記憶が少し曖昧だ...本当に少し寝ぼけてるかもしれないな。


「...さて、そろそろお時間ですね。最後にあなたのために助言を一つしておきましょう。」


「助言?」


助言とはこりゃまたすごい。三つのギフトだけでなく助言までしてくれるとは。...もしかしてこの助言の通りにしなきゃ俺コロッと死んだりするのか?


「では..."七ツノ力を秘メシ七ツノ刻印ヲ持ツ者、ソナタノ道ヲ照ラサラン"」


「...は?」


正直全く言ってる意味わからない。

...まあ多分...おそらく...いつか..わかることなんだろなぁ。


「...さて、お時間です。あなたを刀剣の世界へ転生させます」


...まあ死に方がどうであれ俺はもう今までのことは全部過去のことだ。

刀剣の世界がどんなのかはわからないが...まあ二回目の人生だ。楽しみちゃ楽しみだ。


「ありがとな。女神様。」


「いえいえ。貴方の人生に幸福があらんことを。」


そして女神様が微笑んだかと思うと急に眩しい光に包まれた。


...........

......

...


再び俺が目を開けるとそこには先程までの真っ暗な空間とは打って変わりヨーロッパチックな建物が並んでいた。


「...ここが...異世界か。今になって不安になってきた...まあどうにかなるか。よし!」


ここから俺の異世界での魔王討伐への物語が始まる。魔王なんて言うんだ、楽な道のりなわけないだろう。全力で頑張るとしますか!


「さてと...始めますか!」


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