第3話
部屋の中には、女性2人、男性2人がいた。そして、犬が一匹いた。
女性1人が自己紹介をした。
女性は「私は女神といいます。ここにいるのは、側近のコウネリヤスです。刀鍛冶でソード作成が主ですが、ごくたまに、変わったものが作れます。次に、准将の蘭 壮太朗です。彼は、日本人で、転移して私たちの国の冥王星にいました。しかし、後で説明しますが、冥王星のラスタニア国から私たちと日本にきました。そして、下女のナタリーです。彼女は、一見、日本人のようです。それに最後は、チワワ犬のアレキサンダーです。」
ソニアは25歳ぐらいに見えた。肩まである金髪の髪の毛は軽くカールがかかっている。瞳はグリーンだった。白いワンピースだった。ピンクのサンダルを履いていた。側近のコウネリヤスは、60歳ぐらいの男性で、髪の毛はグレー色で、短髪だった。白いシャツに黒っぽい上下の服を着ていた。中世ヨーロッパ風の服装だった。偏屈そうな男だった。蘭は中世ヨーロッパ風の騎士の格好だった。白の上下に肩には肩章が付いていた。まるでベルサイユのばらのオスカルだった。健斗はそう思った。見た感じ茶髪でやや長髪で真面目な30歳ぐらいの男性だった。しかし、融通が効かない感じだった。ナタリーは、黒の髪の毛で、セミロングで、瞳は、茶色だった。白のブラウスに黒のエプロンを付け、スカートをはいていた。蘭と同じく真面目で、忠誠心の厚い感じで18歳ぐらいに見えた。チワワ犬のアレキサンダーは普通に白い可愛い犬だった。名前がアレキサンダーというのでオス犬のように感じた。緑色のブランケットにくるまれていた。
続けて、ソニアは「本題に入ります。私たちは、冥王星のラスタニア国から来ました。私は女神です。重臣のオズワルドが悪魔集団と組んで、自分の言いなりになる気に入った者を採用しています。オズワルドのためにラスタニア国は悪魔集団に統括されています。それで、一時日本に逃げてきました。一部の家臣も日本や世界に散らばっています。反オズワルド派が今、少し有利になってきています。体制を整えて、オズワルド追放をしたいんです。それで、私たちは、しばらくこの部屋を滞在地にしたいと思っているんです。」と説明した。
側近のコウネリヤスは「ソニア様やワシたちの力になってもらいます!嫌とは言わせませんよ!」とやや強引だった。
続けて「さっきのハトは、ワシが作った白ハトでした。リモコンで操縦していました。手荒いことをして申し訳ありませんでした。」と一応、詫びた。
続けて「ソニア様の言うことに従ってください!」と今度は命令調だった。
ソニアは「ダメじゃないの!頼んでいるんだから。もっと丁寧に、お願いしなさい。」と進言した。
コウネリヤスは「すいません。つい感情的になりました。だけど、健斗さん、あなたが異世界でスパイ妖怪をしていて、日本に逃げ込んで、子供に憑依したのは知ってたんですよ。あれから今まで、バレなかったのはさすがですね。」と褒めた。
健斗は妖怪世界でスパイ妖怪をやっていた。妖怪名はラスフェルだった。敵の妖怪に追われて、寸前のところで日本に逃げ込んだ。そして、現在の両親の子供に憑依して今に至っていた。健斗は自分の過去を知られているので、ヒヤリとした。しかし、冷静さを失わなかった。
2023年1月7日記載